私の独断と偏見によるおすすめラノベを80作品(くらい)紹介します!
後ろに行くほどおすすめ度が高めとなっております。
順番は気分で決めてるのであまり深く考えないでください(笑)
長いのでゆるーくお付き合いいただけたら!
(2024/03/03)『ダンジョン配信者を救って大バズりした転生陰陽師、うっかり超級呪物を配信したら伝説になった』『男子だと思っていた幼馴染との新婚生活がうまくいきすぎる件について』『無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり』『二番目な僕と一番の彼女』『どうせ、この夏は終わる』『命短し恋せよ男女』を追加し、だいたい80選になりました。
(2024/01/21)『ダブル・キャスト』『天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった』『青春2周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』『陰キャぼっちは決めつけたい』を追加しました
(2023/11/04)『なぜかS級美女達の話題に俺があがる件』『ラノベも俺も好きなギャル』『陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです』『あした、裸足でこい。』『彼とカノジョの事業戦略』『本嫌いの俺が、図書室の魔女に恋をした』を追加し、だいたい70選になりました。
(2023/09/02)『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』を追加しました。
(2023/08/14)『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい』『高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。』『一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら』『隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない』『ステラ・ステップ』『完璧な俺の青春ラブコメ』を追加し、だいたい60選になりました
(2023/08/05)『弥生ちゃんは秘密を隠せない』『『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで』『今日も生きててえらい!』『きれいな黒髪の高階さん(無職)と付き合うことになった』を追加しました
- おすすめラノベ70選!
- 脇岡こなつ『なぜかS級美女達の話題に俺があがる件』
- 午前の緑茶『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい 〜バイト先の相談相手に俺の想い人の話をすると彼女はなぜか照れ始める〜』
- 昼行燈『ダンジョン配信者を救って大バズりした転生陰陽師、うっかり超級呪物を配信したら伝説になった』
- 裕時悠示『高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。』(全1巻)
- 松智弘『パパのいうことを聞きなさい!』(全18巻+後日談1巻)
- 野﨑まど『野﨑まど劇場』(既刊2巻)
- うさぎやすぽん『裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。』(単巻)
- 田尾典丈『中古でも恋がしたい!』(全13巻)
- 高畑京一郎『ダブル・キャスト』(上下巻)
- 川田戯曲『ラノベも俺も好きなギャル』
- 森田季節『きれいな黒髪の高階さん(無職)と付き合うことになった』(全2巻)
- 岸本和葉『今日も生きててえらい! 〜甘々完璧美少女と過ごす3LDK同棲生活〜』(全3巻)
- はむばね『男子だと思っていた幼馴染との新婚生活がうまくいきすぎる件について』(全3巻)
- 樹戸英斗『優雅な歌声が最高の復讐である』(単巻)
- 藍月要『俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する』(全4巻)
- しめさば『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』(本編全6巻)
- 結石『陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです』
- 竹宮ゆゆこ『とらドラ!』(シリーズ計13巻)
- 保住圭『俺もおまえもちょろすぎないか』(全3巻)
- 佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』
- 三河ごーすと『顔さえよければいい教室』
- 葵せきな『ゲーマーズ!』(シリーズ全15巻)
- 雨宮むぎ『天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった』
- 安里アサト『86-エイティシックス-』
- 春日部タケル『美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!』(全5巻)
- 時雨沢恵一『キノの旅』
- うえお久光『紫色のクオリア』(単巻)
- 岬鷺宮『あした、裸足でこい。』
- 川田戯曲『推しが俺を好きかもしれない』(全2巻)
- 星奏なつめ『いたずらな君にマスク越しでも恋を撃ち抜かれた』(全2巻)
- 岸本和葉『一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら』
- 桜目禅斗『問題児の私たちを変えたのは、同じクラスの茂中先輩』(全2巻)
- 望公太『ラノベのプロ!』(全2巻)
- 裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』
- 七菜なな『男女の友情は成立する?(いやしないっ!)』
- 叶田キズ『無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり』
- 飴月『隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない』(全2巻)
- 和尚『二番目な僕と一番の彼女』
- 細音啓「黄昏色の詠使い」シリーズ(全10巻)
- 椎田十三『いでおろーぐ!』(全7巻)
- 峰守ひろかず『ほうかご百物語』(全10巻)
- 方波見咲『超高度かわいい諜報戦』(全1巻)
- 大澤めぐみ『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』(単巻)
- 藍藤唯『完璧な俺の青春ラブコメ』
- 六つ花えいこ『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)』(全3巻)
- 初鹿野創『彼とカノジョの事業戦略』(2巻で停止)
- 五十嵐雄策『青春2周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』
- 林星悟『ステラ・ステップ』
- 慶野由志『陰キャだった俺の青春リベンジ』
- 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』
- 日向夏『薬屋のひとりごと』
- 岩柄イズカ『『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで』(全3巻)
- 三上こた『とってもカワイイ私と付き合ってよ!』(全3巻)
- 相崎壁際『どうか俺を放っておいてくれ』(全2巻)
- 青季ふゆ『本嫌いの俺が、図書室の魔女に恋をした』
- 野宮有『どうせ、この夏は終わる』(単巻)
- ハマカズシ『弥生ちゃんは秘密を隠せない』(全3巻)
- 長月達平『Re:ゼロから始める異世界生活』
- 白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』
- 編乃肌『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』
- 初鹿野創『現実でラブコメできないとだれが決めた?』(全6巻)
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』
- 石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』(単巻)
- 田中ロミオ『人類は衰退しました』(全11巻)
- 五十嵐雄策『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』
- 遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』
- 猿渡かざみ『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』
- 雨宮和希『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』
- 岡本タクヤ『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』(単巻)
- 田中ロミオ『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』(単巻)
- 駄犬『誰が勇者を殺したか』(単巻)
- 比嘉智康『命短し恋せよ男女』(全2巻)
- 竹町『スパイ教室』
- 六畳のえる『陰キャぼっちは決めつけたい』
- 鴨志田一『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』シリーズ
- 杉井光『楽園ノイズ』
- 時雨沢恵一「一つの大陸の物語」シリーズ(シリーズ計19巻)
- 岡本タクヤ『異世界修学旅行』(全7巻)
- 宮入裕昂『スカートのなかのひみつ。』(単巻)
- 高畑京一郎『タイム・リープ あしたはきのう』(単巻)
- おわりに
おすすめラノベ70選!
脇岡こなつ『なぜかS級美女達の話題に俺があがる件』
鈍感ペア
両片想い ピュア可愛いお互いクラスメイトと気づかずに運命的な出会いをし(ヒロイン談)、お互い気付かないままデートまでしちゃいます。
なんで気付かないのか?いいんです、ラブコメなので!笑
お相手が同じ空間にいるとも知らず、ピュアピュアなガールズトークを繰り広げちゃうヒロイン・沙羅ちゃんが可愛い。
一方、先に相手の正体に気付いた主人公は、これ以上関わり合いにならないよう必死で自分の好感度を下げに行くけれど、沙羅ちゃんの想いは募るばかりという、すれ違いドタバタ系のラブコメです。
外野があまりうるさくないのが特徴で、純粋に恋模様を楽しみたい人におすすめ。
続きが楽しみな作品のひとつです!
午前の緑茶『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい 〜バイト先の相談相手に俺の想い人の話をすると彼女はなぜか照れ始める〜』
すれ違い芸
両片想い のんびり学校一の美少女と趣味を通じて仲良くなり、それを地味変装した本人(バイト先同僚)に逐一相談報告するという、読者が恥ずかしい系のラブコメです(笑)
同僚を他人と信じ込み、彼女をめちゃくちゃストレートに褒めちゃう湊。
照れもしないのがかっこいい!
ただし、「好き」とは言わないのがミソで、本人が聞いてもギリ大丈夫…くらいになってます。
真面目系ヒロインが、ストレートな好意にあわあわするのがとっても可愛いのでぜひ!
昼行燈『ダンジョン配信者を救って大バズりした転生陰陽師、うっかり超級呪物を配信したら伝説になった』
※こちらの作品はHJ文庫さんのレビュアープログラムにてご提供いただきました。
アホの子
可愛い 最強普段読まないジャンルなので、内容についてはあまり語れないのですが…
とにかく主人公が可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
ということをどうしてもお伝えしたくて。
まず、とにかく強い。
でも、自分のすごさが分かっているようで分かっていないところがあり、すっごく謙虚。
そして、数々のすっとぼけ発言を繰り出すのですが、これが作り天然感がなくてもう可愛くて可愛くて。
ライトで読みやすい作品なので気軽に読めるし、ぜひ多くの人にソラくんの可愛さが見つかってほしい…!
裕時悠示『高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。』(全1巻)
鈍感主人公
ツンデレヒロイン 夏!先に言っちゃうと、1巻は旅の準備段階でそんなに夏旅しません。
さらに1年以上たっても2巻が出ないので、タイトルはやや偽りありな感じではあるのですが、それを差し引いても爽やかな良作なので紹介します!
なんだかんだ理由を付けてドライブに行く2人。
可愛くないとか言いつつも、徐々に鮎川ちゃんを大切に思い始めるところが尊いラブコメです。
ケンカップルが好きな人は絶対好きだと思う…!
松智弘『パパのいうことを聞きなさい!』(全18巻+後日談1巻)
わちゃわちゃ
楽しい 家族愛きわどいネタやえぐいギャグのない、ほっこり家族ラブコメです。
年の離れた3姉妹と、ほぼ血のつながらない大学生の同居生活を描きます。
笑いあり、涙あり。
胸がきゅっと締め付けられて、心がほんのり温かくなる、そんな素敵な作品です。
ラノベというよりは、児童書のノリに近いかも。
野﨑まど『野﨑まど劇場』(既刊2巻)
面白い
笑える奇才・野﨑まど先生の爆笑短編集!
発想がすごい作品から、超くだらないギャグまで、幅広く取り揃えています。
ぱーっと笑いたいときにおすすめです!
うさぎやすぽん『裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。』(単巻)
じれったい関係
ヒロイン可愛い キュン人生後ろ向き主人公と、ピュアで元気なヒロインの王道ラブコメラノベ!
ヒロインの綾瀬さんのあふれるパワー、そして清純っぷりがたまりません。
せっかく憧れの女子とお近づきになれたのに、いつまでもうだうだしている青木くんに焦らされるのですが…
斜め上かつストレートなラストがとっても良いのでぜひー!
田尾典丈『中古でも恋がしたい!』(全13巻)
主人公が男前
ヒロイン可愛い 日常メインヒロインの古都子ちゃんは見た目や言動で恐れられているものの、中身はピュアで良い子、という典型的な愛らしいヒロインです。
「恋をすると女子は変わる」という言葉そのままに、不良から可愛い女子になろうとする姿が健気で可愛い。
一方、主人公の清一もお人好しで、古都子ちゃんの強引なアプローチに戸惑いながらも、突き放しきれません。
古都子ちゃんの間違ったイメージを回復すべく奔走する姿がかっこいい…惚れます。
ちょっとキツめのタイトルですが、2巻以降は割とほのぼの日常ラブコメになるので、まったりしたラブコメが好きな人にもおすすめです。
最終巻のみ、残念ながらかなり重めシリアスなのでご注意あれ。
高畑京一郎『ダブル・キャスト』(上下巻)
『タイム・リープ』で有名な高畑京一郎先生の、あまり知られていない名作です。
同じ名前を持つ2人の少年の目線で交互に進んでいきます。
強気で強引な川崎と、弱気で臆病な浦和。
名前以外は正反対な2人の共闘にぐっときます。
川田戯曲『ラノベも俺も好きなギャル』
めんどくさい主人公
だる可愛いヒロイン ラノベ愛女子とは馴れ合わないという固い決心を持つめんどくさい系男子・涼介に対し、そんなの気にせずガンガン絡んでくるギャル・妻川さんの強メンタルが清々しいラブコメ。
デフォルメされたギャルの乱暴横暴理論がめっちゃ楽しい。
不意打ちで笑かせてくるので、電車で読むのはおすすめしないやつ。
妻川さんのだる絡みに対し、ガチめに面倒がる主人公適正ゼロな涼介さんもなかなか良いです。
恋愛未満な関係もグッド。
ちょっと変わったラブコメを読みたいときにぜひ。
森田季節『きれいな黒髪の高階さん(無職)と付き合うことになった』(全2巻)
ゆるい
大学生日常系 ハタラカヌス京都を舞台に、無気力な大学生と、「働いたら負け」という強め思想を掲げるプロニートのだらだらライフを描きます。
尖った設定以外はとにかくのんびりまったり、ゆる~く楽しい日常系です。
高階さんの突き抜けたニート理論(ギリシャの偉人・ハタラカヌス笑)がなんかもう清々しくて、疲れた社会人を癒してくれます。
大学生らしい、時間がゆっくりと流れるような感覚は懐かしく思う方も多いのではないでしょうか。
岸本和葉『今日も生きててえらい! 〜甘々完璧美少女と過ごす3LDK同棲生活〜』(全3巻)
溺愛
イチャラブ 財力えぐい自分にべた惚れの美少女にとにかくでろでろに甘やかされる溺愛ものです。
大金持ちの彼女に保護され、きれいな家においしいご飯、この世の楽園が待っています。
ちょっとネタバレになってしまうのですが、こんな設定なのになんの裏もありません!
ハニトラじゃないんですよ!!(驚)
男子側がこれだけ溺愛されるって、実はちょっと珍しくないですか?
とにかく「生きてるだけで偉い」と甘やかされまくる安心感がすごい。
本当に途中で裏切られたりしないので、もうでろでろに癒されてください…!
はむばね『男子だと思っていた幼馴染との新婚生活がうまくいきすぎる件について』(全3巻)
幼馴染
ピュア まったりよくあるお見合いもの、なんですが。
旧家名家の描き方が良い塩梅に地に足ついているのが好きな作品です。
幼馴染で親友で、すでに心の距離の近い状態からスタートする恋なんですけど、意外にもかなりキュンとしちゃいます。
いきなり夫婦っぽくはならないけど、しっかりお互いを意識してる感じがもう可愛くて!
そして主人公の秀一はかなりの内面イケメンです。
彼の頑張りと活躍を見てほしい。
樹戸英斗『優雅な歌声が最高の復讐である』(単巻)
面白い
ヒロイン可愛い 青春個人的に、ラノベでよくあるテーマだと思う、「音楽×挫折」もの。
その中でもこちらの作品は頭一つ抜けています。
大きな挫折を経験し、無気力に生きる主人公が前を向くまでを描いた、ストレートな青春ストーリーです。
2人の関わり方や、演出過剰でないところがお気に入りで、メッセージが胸にすとんと落ちます。
藍月要『俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する』(全4巻)
わちゃわちゃ
ヒロイン可愛い 絆理系学生たちが集団で異世界召喚!
異世界でもブレずに理系ノリで無双する、明るく楽しい異世界ファンタジーです。
男子高校生のバカ騒ぎ的なのが好きな方は絶対好きなやつ。
ラブコメ的にはあっさりですが、仲間の絆や友情が熱い作品です!!
しめさば『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』(本編全6巻)
当たり前の幸せ
ヒロイン可愛い 切ない訳あり家出少女とサラリーマンの同居…ということで、犯罪臭がヤバいこちらの作品。
でも、中身は結構優しい読み味の、青春ストーリー。
(主人公サラリーマンだけど)
吉田さんと沙優ちゃんが、断じて恋人ではなく、もちろんただれた関係でもなく、家族のような不思議な関係を築いていく様子が愛おしい。
苦みもあるので「ほっこり」とはいきませんが、読んだ後に胸が温かくなる作品です。
結石『陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです』
べた甘
溺愛 ラブラブあらすじだけ見ると拒否反応が出る方も多いと思うのですが(私もそうだった)、ちょっと待って!!
言い訳になりますが、一応「罰ゲーム告白」にも理由があり、陽キャが陰キャをからかってぷふー!みたいな胸糞系の話では全くありません。
しかも付き合ってから嘘告白したのをガチ後悔してめちゃくちゃ悩みます。ヒロイン良い子なんです!
終わりのある偽りの恋人と知りながらも七海ちゃんを大切にする陽信と、そんな陽信を本気で好きになってしまったがゆえに、嘘告白から始めてしまったことに強い罪悪感を覚える七海ちゃん。
奇妙な偽装カップルですが、そんなの吹っ飛ばすくらいラブラブで、細かいことはどうでもよくなります(笑)
ジャンル的には両想いものと言っていいのか…両片想いもの言うべきか…
とにかく甘くてラブラブなカップルを見たいときにぜひ!
竹宮ゆゆこ『とらドラ!』(シリーズ計13巻)
わちゃわちゃ
ヒロイン可愛い キュンラブコメラノベと言えば!な超人気作。
口が悪くて性格もキツイ大河と、強面だけど中身は主夫な竜児の、いわゆる半同棲ものです。
初めは狂犬なのに、だんだん竜児に懐いていく大河ちゃんがかわえ~。
そんな2人を中心に、きゅっと切ない恋模様を描いた名作です。
締めのラストは圧巻!
保住圭『俺もおまえもちょろすぎないか』(全3巻)
ヒロイン可愛い
キュン ちょろいちょろすぎる主人公とちょろすぎるヒロインがイチャイチャする話です。
ちょろいけどガードは堅いヒロインがめちゃくちゃ可愛い。
お互いのことをほとんど何も知らない状態で、突発的に始まったお付き合い。
親しくはないけど、でも両想い、みたいな関係が微笑ましくてドキドキ。
ピュアな2人が徐々に距離を縮めていく様子を、ニヤニヤしながら楽しむ作品です。
佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』
甘々
ヒロイン可愛い キュンあまりストーリーの大きな起伏はなく、意外な展開とかもなく、ただただ周くんと真昼ちゃんの尊いやり取りを楽しむ作品です。
熟年夫婦のような落ち着きと安らぎのある関係、そして交わされる言葉の激甘具合がたまりません。
糖度高めのラブコメが欲しいときにはこれしかない!
…なんですけど、個人的には両片想い期がピークで、付き合い始めちゃうと甘すぎて胸焼け気味。
三河ごーすと『顔さえよければいい教室』
面白い
絆 わちゃわちゃざっくり言うと芸能科もので良いと思うのですが…
「さえけれ」が他の作品と大きく違うのは、クラスメイト同士が蹴落とし合うことではなく、チームで頑張るところに焦点が当たっていること。
チームと言っても、バンドとかアイドルのように、「一緒に仕事をするグループ」ではありません。
それぞれに才能があり、普段は別々に活動をしているメンバーたちが、学校から課される試練を乗り越えるために集まり、お互いの能力を活かし合うところがかっこよくて!
コメディタッチなのですが、毎回胸が熱くなります。
葵せきな『ゲーマーズ!』(シリーズ全15巻)
わちゃわちゃ
ヒロイン可愛い キュンぼっちながら特に卑屈になることもなく、周りをひがむこともなく、日々ゲーム漬けでそれなりに楽しく生きている景太。
しかし学校一の美少女からゲーム部に誘われたことで、彼の生活が一変………しません(笑)
美少女からのお誘いにも好意にもブレることなく、のんびりぼっちを貫く景太。
いっそ清々しい。
周りに振り回されていると思いきや、実は逆に周りを翻弄している、そんなアブノーマルかわいい主人公なんです。
そんな景太との距離を詰めるため苦心する天道さんもかわいい~。
テンション高め&テンポの良い会話で、するする読める良作ラブコメです!
雨宮むぎ『天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった』
最近のイチオシ。
仲良しだった女の子は、手の届かない大女優に。
一方自分は、端役ばかりの売れない俳優。
そんな状況で再会する2人ですが、僻んだり卑屈になったりすることなく、仕事に前向きに取り組む主人公の姿が清々しい。
出オチっぽいタイトルですが(ラノベのタイトルってたいがいそうだが)、中身のないラブコメではなく、かなりしっかりお仕事してます。
どちらかというとお仕事小説で、恋愛要素は1巻時点では薄め。
まだまだ仕事に夢中な感じの2人が、今後どんな風に恋に至るのか楽しみです。
安里アサト『86-エイティシックス-』
面白い
しんどい 応援したくなる人種差別をテーマにしためっっちゃくちゃ重たいラノベです。
ライトなコメディ要素も若干…かすかに…?あるものの、ほぼ全編重たい話で、辛いシーンも多いです。
こういった作品なので、苦手な人には無理に勧めません。
でも、迫害された少年少女たちが、ただ搾取され虐げられるだけの存在ではなく、自分の意志で戦うところがものすごく良くて、ぐっとくるんです…!
メッセージ性も高く、多くの人に読んでほしい作品です。
少しでも惹かれた人は、ぜひ1巻だけでも読んでみてください。完成度の高さに驚きます。
春日部タケル『美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!』(全5巻)
熱い
ヒロイン可愛い 業界事情一癖も二癖もあるやつばかりのラノベ編集部で奮闘する、お仕事ラノベ!
ラノベっぽい悪ノリコメディな感じですが、作品への向き合い方はガチ。
主人公の黒川が、担当する美少女作家(と美少女OL)にしっかりと向き合い、より良い作品が生まれるようともに努力する姿が熱い作品です。
思いっきり笑えて、最後はちょっと泣ける、そんな作品を求めている方にぜひ!
時雨沢恵一『キノの旅』
面白い
ほろ苦 風刺読書好きならきっと一度は通るであろう、『キノの旅』。
寓話風の短編集です。
寓話風…といっても、内容は風刺的なものが多くかなりビター。
人間の嫌な部分が見えたりして、暗い気持ちになることも。一方で胸ときめくようなシーンはほぼありません。
そんなわけで、好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思いますが、個人的には一度読んで損はない作品だと思います。
短編集形式だから続きが気になるというわけでもないのに、なぜか一気読みしてしまう。
そんな不思議な魅力のある作品です。
うえお久光『紫色のクオリア』(単巻)
不思議
ヒロイン可愛い 青春考えれば考えるほどわけ分かんなくなってくる不思議な物語です。
ジャンルとしては青春SFといったところでしょうか?
なんとも説明しがたい不思議な作品ですが、青春ストーリーとしてのメッセージはびしっと決まっているので、青春ものが好きな方はきっと刺さるはず!
前半と後半で読み味が違うのも興味深い作品です。
岬鷺宮『あした、裸足でこい。』
タイムリープ
ミステリアス ハラハラループしないタイプのタイムリープものです。
在学途中で疎遠になってしまった二斗の最悪の未来を回避すべく、文字通り必死の奮闘をする主人公が愛おしい。
こんなにこんなに頑張っているのに、なかなか望む結果が得られず、もどかしく、切なく、苦い…。
読んでいると、きゅっと胸が締めつけられます。
なかなかすっきりしない展開にやきもきさせられますが、少しずつ少しずつ、明るい未来を手繰り寄せていく様子が心にしみる素敵な作品です。
川田戯曲『推しが俺を好きかもしれない』(全2巻)
楽しい
ヒロイン可愛い キュンヒロインを「推し」として愛するがゆえに一人の女の子として見られない、レベルの高いガチオタが主人公。
何が起きても、オタクとしてこれはいいのか?と常に考えてるブレなさが良い。
対するヒロイン、U-Kaこと憂花ちゃんは、ツンデレ…と思いきや、結構単純バカなカワイイ女の子。
好意を隠そうともしないダダ漏れっぷりが最高に好きです。
会話のテンポの良さと、2巻できれいにまとまっていることから、ラノベ初心者にもおすすめ。
変にひねった展開とかないので、素直にニヤニヤできますよ~!
星奏なつめ『いたずらな君にマスク越しでも恋を撃ち抜かれた』(全2巻)
わちゃわちゃ
ヒロイン可愛い 青春後半どっかで聞いたような話ですが、2020年当時のコロナ禍を知っていると全然フィクションに感じられない…。
そんなリアリティあるトンデモ設定の作品ですが、ダークなお話ではありません。
むしろ明るい青春ストーリーで、先の見えない非日常空間でも懸命に高校生らしくあろうとするみんなの姿がとっても素敵。
そして、なんといっても、ヒロインの紗綾先輩があざと可愛い…。
毎秒心臓に悪いあざとさを見せつけてくれるので、心の準備をして臨んでください(笑)
岸本和葉『一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら』
いちゃいちゃ
有能主人公 ぐいぐいヒロインヒモを目指して研鑽を積む男子高校生の前に、お金を持った美少女(アイドル)が現れ、食事その他の面倒を見ることになるという夢のようなお話です(笑)
ドルオタとしては「いやこんなことありえないからね??」と最初は斜に構えていたのですが、凛太郎自身がかなりスキャンダル対策を気にしていたり、割といろいろ考えられててすぐハマりました。
ヒモになりたいと堂々と言えるメンタル、そしてそれを正当化する高度な家事スキル、面倒見の良さ。
このスペックなら当たり前ですが、数々のヒロインがメロメロに…。
読んでいて素直に楽しい作品です!
桜目禅斗『問題児の私たちを変えたのは、同じクラスの茂中先輩』(全2巻)
面白い
青春 絆芸能活動休止中のモデル、権威を失った元生徒会長、炎上女子、下ネタ野郎と、クラスで孤立する問題児たちと班を組まされてしまった茂中。
さぞ絶望すると思いきや…茂中が打ち出したのは「班全員が楽しめる修学旅行」!
修学旅行なんて興味なしな班員たちですが、茂中のまっすぐさに徐々に結束していきます。
問題児たちそれぞれの過去や気持ちの引き出し方がとても上手くて。
個人的にはとても好きな作品のですが、残念ながらとんでもないところで打ち切りになっていまして、強くはおすすめできない…。
それでもいいよという方、2巻まででも一読の価値はありますのでぜひ!
望公太『ラノベのプロ!』(全2巻)
キュン
ヒロイン可愛い 熱い売れてると売れてないの狭間くらいの、卑屈な中堅ラノベ作家が主人公。
ヒロインは税金対策でアシスタントとして雇った幼馴染(ラノベ知識ゼロ)。
なんとも色気のないキャラ設定に、ラノベ業界の切なすぎる裏事情がこれでもかと詰め込まれ、ただそれだけの暴露本?と思いきや、これがなかなかどうして熱い青春ストーリーに仕上がってるんです!!
自分より売れてる作家の作品は発売日買いしない(初動に貢献しちゃうから)など、器の小さい陽太ですが、つぶれかけている後輩作家のために必死で頑張ったり、やるときはやる男です。
達観しきった陽太が、ヒロインたちとの関わりの中で少しずつ変わっていくところも微笑ましく、全2巻一気読み間違いなしの作品です。
裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』
切ない
青春 わちゃわちゃ ヒロイン勢可愛すぎ言わずと知れた大人気ラノベの「チラムネ」。
カースト上位で顔も良ければ性格も良い、完璧主人公の朔がクラスメイトのために奔走します。
この千歳朔という男、本当の本当に本当のお人好しで…。
悪者でもなんでも周囲の人すべてを助けずにはいられない人なんです。
そんな朔の世直しがちょっと斜め上で好き。
完璧超人なんだけど、気障でかっこつけなところとかちょっとイジられポイントもあって、人から愛されるの星のもとに生まれたなって感じ。
そりゃみんな惚れるわ…。ヒロインたちとの複雑極まる恋模様には胸締め付けられます。
ただ、このラノ1位の称号が重すぎたのか、第二部にあたる7巻以降は気負い過ぎて本来の良さを見失い気味です…。
七菜なな『男女の友情は成立する?(いやしないっ!)』
ヒリヒリ
ヒロイン可愛い 努力ラノベらしいヒリヒリラブコメが読みたい方におすすめなのが「だんじょる」。
ヒロイン2人との恋模様に、悠宇のクリエイターとしての夢がからみ、さらに周りの大人たち(兄姉たち)がすんごい口出ししてきて騒がしい作品です。
どうせ初恋の人と親友の間で揺れ動く優柔不断な男子の話でしょ…と思いきや、「ん?ちょっと違うぞ??」っていう感じなので、その手の話に飽きている人もぜひ。
好き嫌いは分かれると思いますが、絶対飽きさせません。
叶田キズ『無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり』
※こちらの作品はHJ文庫さんのレビュアープログラムにてご提供いただきました。
青春
ピュア ボーイミーツガールとある事情で引きこもり、パジャマ姿でダラダラ過ごす美少女・真倉ちゃんと、勉強しかしてこなかったがり勉男子・学道。
2人の思わぬ化学反応に胸が熱くなる青春ストーリーです。
とりあえず強調したいのは、パジャマは単なる寝間着!
真倉ちゃんが常に着ているパジャマは堕落の象徴であって、全く爛れた話ではありません。
生きにくそうな女の子と生きにくそうな男の子が、2人でいるとちょっと生きやすくなるお話です。
変化球のようで、割と直球な青春ものなので、青春ラノベに弱い方ぜひ。
飴月『隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない』(全2巻)
アイドル
ほのぼの 青春生きているだけでキラキラ。言葉を発すれば周囲はメロメロ。
そんなアイドルの星のもとに生まれたと言うべき美少女が突如一般人に…なれるわけなかった!!
ファンサマシーンだったアイドル時代の癖が抜けず、ライブテンション・握手会ノリでふるまい続けるみるふぃーがクラスになじめるわけもなく。
そんな彼女が「ふつうの女の子」になれるよう、鬼の指導(?)をしていくという、結構熱い青春ストーリーです。
アイドルにありがちな「素は腹黒」系ではなく、本当に中身もいい子なみるふぃー。
少しずつアイドルの皮を脱いでいき、どんどん人間化していくのが可愛い。推せる…!
和尚『二番目な僕と一番の彼女』
ピュア
ボーイミーツガール カースト格差あらすじを読んでいただければ分かるかと思うのですが!
まず最初に言っておきたい。タイトルに「二番」とか「一番」とか入ってるけど、流行りの不純愛ものじゃないよ。
ピュアで繊細なラブストーリーです。
負けヒロインもいません。
会話のテンポの良いラノベに弱いのですが、この2人の会話もぽんぽんとリズムよく交わされます。
で、なんで話したこともない陽キャと陰キャとでノリが合うんだ、っていうところをフックに、話が深まっていきます。
「切ない」よりは「優しい」、「キュンとする」よりは「ほっこりする」感じ。
読み終わるのが惜しくなるような作品です。
ヒロインがめんどくさそうでめんどくさくないのもグッド。
細音啓「黄昏色の詠使い」シリーズ(全10巻)
かっこいい
絆 切ないもうあらすじで好き嫌いが分かれそうなハイファンタジーです。
ざっくり言うと魔法学校もの。
用語の把握に苦労しそうなのですが、文章やストーリーはとても読みやすいので、細かい設定はなんとなくざっくりの理解でもいけます!(ひどい読者)
シリアスなストーリーながら、温かな空気感が素晴らしい作品なので、雰囲気を楽しむのもアリかなと◎
ふんわり可愛い見た目とは裏腹に、主人公・クルーエルが圧倒的に「持てる者」で強いので、無双系が好きな人はぜひ。
椎田十三『いでおろーぐ!』(全7巻)
ぶっ飛んでる
両片想い わちゃわちゃ「リア充爆発しろ」がそのままストーリーの主題となっている、クセ強ラブコメです。
主人公・高砂は反恋愛活動(!?)を行う領家ちゃんに共感し、ともにリア充イベントをぶち壊すため工作活動に励みます。
結構ガチな迷惑系の、良い子も悪い子も真似してはいけないやつです(笑)
そんな感じで毎回大騒ぎするんですけど、徐々に2人の間に恋のようなものが芽生えてしまい…。
反恋愛を掲げながらイチャイチャするという、ツッコミどころ満載の彼女たちが、まぁ憎めないんですよね。可愛いんです。
トンデモ設定ですが、仲間のバカ騒ぎ系が好きな人はぜひぜひ。5巻が圧巻です。
峰守ひろかず『ほうかご百物語』(全10巻)
わちゃわちゃ
妖怪豆知識 ピュア妖怪青春ストーリーの名手・峰守ひろかず先生のデビュー作です!
峰守先生らしい底抜けにお人好しな主人公に、しっかり者の妖怪ヒロイン、クセ強な仲間たちのわちゃわちゃ、そして明日から役立つ妖怪豆知識と、内容てんこ盛りの楽しいラノベです!
妖怪ものですが、ホラー感はないので、怖いのダメな人もご安心を。
ヒロインのイタチさんへの真一のストレートな愛と、それを困りつつもちゃんと受け止めてくれるイタチさんのピュアなやり取りがたまりません。
一生幸せに暮らしてほしい。
方波見咲『超高度かわいい諜報戦』(全1巻)
面白い
ヒロイン可愛い 混線主要人物全員がプロ諜報員。
なのに日常ラブコメをやろうとしているギャップが超可愛いのですが、一筋縄でいくわけもなく。
超優秀なのに、好きな人に直接アプローチできず、部下を使って凡田くんの情報を収集する黒姫ちゃん。
積極的なんだか消極的なんだか分からない感じがポンコツかわいい。
そして実はプロの凡田くんは当然探られていることに気付くのですが、敵の真意が見えず困惑。
という、ちょっと変わったすれ違いラブコメなんです。
惜しむらくは、コメディなのにシリアスみを出し過ぎて対象層が分かりにくかったせいか、2巻が出てないことですね…。
1巻でもきれいにまとまっているので、続刊に期待せずに読む分には超おすすめです!
大澤めぐみ『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』(単巻)
切ない
青春 共感ちょっとぶっ飛んだ青春小説で有名な大澤めぐみ先生の群像劇です!
こちらはあんまりぶっ飛んでいないので、大澤作品入門にもぜひ。
どこにでもいそうな高校生たちの、普通にありえそうな物語を描いています。
湿っぽくなく、あっさりとした読み味で素直に心に入ってきます。
特に青春群像劇が好きな人は、一度読んでみてほしいです!
藍藤唯『完璧な俺の青春ラブコメ』
有能主人公
かわいい キュン人気者がぼっちに構うという、それだけだとまあよくある話ではあるのですが、特筆すべきはヒロイン・みなみちゃんの強情さ(笑)
とにかく融通の利かない真面目さでどんどん孤立していきますが、それで平気なほど強くはないという、不器用かわいい女の子なんです。
涼真と親しくなっても全然肩肘張ったままなんですけど、そこがいい。
こういう子がぽろっと素直になったときとか、ふわっと笑った瞬間とか、どうしようもなくときめいてしまいますよね…!
対する涼真の方もいろいろ屈折してて、あんまり恋が始まりそうにない感じが可愛くて好き。
続刊があればじんわり流行りそうな作品です。
六つ花えいこ『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)』(全3巻)
すれ違い
キュン ハラハラ魔法学校×ループもの!
シリアスなあらすじですが、ミステリー要素はあっさりで、メインはオリアナとヴィンセントのもどかしすぎる恋模様。
今度こそヴィンセントを絶対に死なせないように必死で頑張るオリアナ。
一方でヴィンセントの方は、オリアナが好きなのは自分ではなく「1周目のヴィンセント」だと卑屈になり…。
好きだからこそすれ違ってしまう2人が切なく、もどかしく、愛おしい。
2人がどんな結末を迎えるのか、ハラハラさせられます。
初鹿野創『彼とカノジョの事業戦略』(2巻で停止)
頭脳戦
下剋上 強主人公なんか難しそうなこと言ってるんですが、中身は王道の熱い頭脳戦ラノベです。
頭のキレる主人公・成くんと、ちょっとアホだけど本質は見逃さないヒロイン・伊那ちゃんという、王道の凸凹ペアがそれぞれの目的のために奮闘します。
このラノベ、熱い。とにかく熱い。
クールなビジネスではなく、もっとギラギラとした、熱いビジネスのお話なんです。
お互いに足りないところを補い合う、ふたりのバディっぷりに注目です。
ただモチーフであるビジネスの主張が割と強いので、ひょっとしたら社会人の方がさらに楽しめるかもしれない。
主人公の成くんは、コンプラ案件回避のため、異性との接触を極度に避ける、ニュータイプのチキンです。これでラノベ主人公なのか…?
ただ、ごめんなさい、現時点で3巻以降が出る見込みがありません。
五十嵐雄策『青春2周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』
2024年現在まだ1巻だけですが、早くも名作な予感しかしないタイムリープもの。
よくある「高校時代にタイムリープ」ものではあるのですが、それだけではない不穏な動きがあったりして、一癖ある内容となっています。
しかし、まずはそういうことを忘れるほどの爽やかで温かな青春模様に注目していただきたい…!
主人公とヒロインのほんわかしたやり取りに癒されます。
お互いの存在を大切に思う気持ちがよく伝わってきて、幸せな気持ちになります。
きっとハッピーエンドが待っていると信じて、続刊を待っているところです。楽しみだな~。
林星悟『ステラ・ステップ』
しんどい
キラキラアイドル 愛おしい武器を取る代わりに「アイドル」による「ライブ」を行い、そのパフォーマンスの優劣で勝敗を決め、領土の取り合いをする…という、これだけ聞くとネタかな?っていう感じではあるのですが、かなり大真面目なファンタジーとなっています。
心をなくし機械のように完璧なパフォーマンスを再演していく最強アイドル・レインが、いつも笑顔を絶やさない新人アイドル・ハナに出会ったことで心を取り戻していく…
ざっくり言うとそういう温かいストーリーではあるのですが。
背景にあるどろどろの国家事情やらなんやらがめちゃくちゃ重く、しんどい作品です。
そしてその中で咲くハナの笑顔が尊くて泣ける…。
アイドルを好きでいること、応援することが当たり前でない世界で、それを肯定する…というテーマが、ドルオタとしてはめちゃくちゃ気に入っています。
慶野由志『陰キャだった俺の青春リベンジ』
ヒロイン可愛すぎ
社畜 ピュアいわゆるやり直しものです。
なんといっても「陰リベ」が素晴らしいのは、ヒロインたる紫条院さんの天使さ…!
敬語お嬢様キャラってどうしてもお高く止まってたり、面倒な事情を抱えていたり、なんかこう芝居がかっているのですが、紫条院さんはそういうの皆無!
話しているだけで周りを浄化しそうなピュアさ、天使ぶり、そしてあざとさゼロの好意で読者をメロメロに…。
心がきれいとはこういうことかと、とにかく幸せになってほしいヒロインです。
対して主人公の新浜の社畜芸が泣ける(笑)
三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』
面白い
わちゃわちゃ 絆こんなタイトルですが、友達の妹と従姉妹(偽装彼女)に挟まれた三角関係ラブコメです。
そしてメインはどちらかというとお仕事ものです。
タイトルから軽いノリのラブコメだと思っていると、あまりの濃密さに驚かされます。
ざっくり言うと、才能ある若者たちが集い、最高のアプリを作るために切磋琢磨する…という内容。
個人的にすごく好きなのは、それぞれのメンバーがある程度過去を乗り越え済みの状態で、アプリもそれなりに実績を作ったところで物語が始まること。
仲間集めの段階でそれぞれの葛藤とか障害があったことはさらっと触れているのですが、回想は10巻までほぼほぼ挟まれません。
そんなドライな感じがすごく良いです。
成功してから、さらに高みに行くための苦労がリアルで読み応えがあります。
日向夏『薬屋のひとりごと』
面白い
陰謀 したたか美しい皇弟や後宮の煌びやかな暮らしに興味なし。
好きなのは薬に毒、人体実験(自分)…というマッドな女の子・猫猫が主人公。
みんなが嫌がる毒見役を喜んで務める変わり者ですが、頭の回転が速く、その頭脳と毒薬知識で後宮のトラブルをこっそり解決していきます。
しかし、それがいつまでもバレないわけもなく…?
後宮ものですが、込み入った設定などは徐々に出てくるスタイルなので、最初に世界観の説明がダラダラ続かず読みやすいです◎
ミステリーや陰謀ものが好きな人におすすめ。
岩柄イズカ『『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで』(全3巻)
保護したい
イチャイチャ ピュア長年の相棒が実は超可愛い女子だった!という、まあよくある設定ではあるのですが、この作品が素晴らしいのはなんといってもピュアで初々しすぎる2人の距離感…!
高校入りたての「中学生」感の強い、純粋とかいう以前に、「あどけない」ピュアさ。
まじで可愛い。守りたい。
目立つ外見のせいでうまく学校になじめず、極度のコミュ障になってしまったゆいちゃんが、親友・優真のおかげで徐々に明るくなっていく様子が泣けるし、
2人の間に友情を超えた恋が芽生えていく様子が尊すぎて…
読んでいると内側から浄化されていくような気持ちになります。
三上こた『とってもカワイイ私と付き合ってよ!』(全3巻)
ヒロイン可愛い
イチャイチャ キュンみんな大好き偽装カップルもの…!
その中でも、「もう付き合ってるじゃん??」度が異常な作品です。
「偽装」であるというのをいいことに、甘い言葉の応酬がすごい。
そして、圧倒的な会話のテンポの良さ。
見るからに頭の悪そうなタイトルですが(笑)、ヒロインの結朱ちゃんはナルシスト…と見せかけて、本当は普通に小心者で、優しい女の子です。
対する主人公の大和も常識人なので、まったりしたノリの作品になっていて心地よく楽しめます。
相崎壁際『どうか俺を放っておいてくれ』(全2巻)
テンプレ無視
めんどくさいヒロイン キュン夢の高校生活やり直し…と思いきや、今まで通りの高校生活を続ける孤高のぼっちが主人公。
タイムリープしても何も使命もやりたいこともないっていうのが新しい。
…っていうぐだ~っとしたノリが魅力の作品なのですが、そんな穂高の在り方に対し、一緒にタイムリープしてきた美少女がまーーやいのやいのうるさい(笑)
「ぼっちは悪、友達こそ正義」とするアクの強さには少々疲れますが、命の恩人に対し何かしなければと空回りする様子が可愛い。
2人の高校生活は変わるのか、変わらないのか…?ご注目ください。
青季ふゆ『本嫌いの俺が、図書室の魔女に恋をした』
読書好き
クールヒロイン 素朴この記事を読んでいる方にはそれこそ理解できないだろう「本嫌い」が主人公。
嫌いというか食わず嫌いで、読書の楽しさを知らない現代っ子という感じ(偏見)。
そんな高校生がうっかり読書の楽しさに目覚めてしまうという、本好き的にはにまにましちゃうお話です。
ヒロインが主人公に読書の楽しさを教えてくれるわけですが、これがまた可愛い。
ざっくり言うと頑な系ではあるんですが、人が良くて聞かれたことにはきちんと答えてくれるタイプ。
かといってオタク特有の早口大量布教はせず、冷静に奏太が好きそうな作品をおすすめしてくれて…女神か!?
2人の距離の縮まり方がピュアで素朴でとても愛おしいので、そういう感じのが好きな方ぜひ。
野宮有『どうせ、この夏は終わる』(単巻)
繋がる連作短編
最後の夏 青春みんな大好き単巻ラノベ!しかも繋がる連作短編、そして季節は夏!!
名作でないわけがない。
滅亡がほぼ規定ルートの地球で、最後の日が来るまで暮らさなければいけない人々。
パニックになったりするのではなく、何もかも諦めて、「来年のない」日々を送るのがなんともリアルで序盤から引き込まれます。
そんな受験の恐怖も未来の期待もない高校生たちが、最後の夏をそれぞれ満喫する様子を描きます。
映画を撮ったり、手放した夢をもう一度掴もうとしたり、はたまたマイナーなアーケードゲームのクリアを目指したり。
それぞれの最後の夏の在り方がとても面白い。
ネタバレはしたくないのですが、バッドエンドでないことだけは伝えておきたい。
安心して読んでください。
ハマカズシ『弥生ちゃんは秘密を隠せない』(全3巻)
透明感
キュン ピュアサイコメトリー系ラブコメ。
結構要素がてんこもりではあるのですが、全体を通して爽やかな透明感と丁寧な心理描写が素晴らしい作品です。
サイコメトリーで弥生ちゃんの気持ちを知ってしまったのきっかけに始まってしまった恋ですが、それに甘えず自分でしっかり行動する皐月くんが素敵。
弥生ちゃんの側も好きな人に近づくためにぐいぐい行動していくのがとっても愛おしくて、すごくお似合いのカップルです。
全3巻でまとまりよく、最高の結末を迎えます。
密かにイチオシの名作です。
長月達平『Re:ゼロから始める異世界生活』
キャラ多い
読み応え しんどいあえて紹介するまでもない超人気作です。
ジャンルとしては、異世界召喚タイプのファンタジーとなっています。
リゼロの魅力は、なんといっても個性豊かなキャラクターたち。
主要と言えるメンバーだけでも数十人いるのに、各所で出てくるサブキャラもたくさん。
そして、そのキャラたちすべて「生きてる」感がすごいんです。
ストーリー展開のための雑なキャラ設定とかはなく、みんな自分の過去や信念をもって生きている感じがすごく良い…!
いわゆるゲストっぽいキャラも、後からまさかの繋がりを見せたりするので気が抜けません。
キャラが多い作品が好きな人は絶対好きだと思います!どのキャラも愛情深く描かれています。
白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』
熱い
強い しんどいいかがわしいあらすじですが(笑)、内容は熱いバトル系ラノベ。
将棋を扱った作品と言えば他にも人気作がたくさんありますが、「りゅうおうのおしごと!」は中でも女流棋士にスポットを当てているのがポイント。
主人公の八一はプロ棋士ですが、弟子をはじめまわりには数々の才能ある女流棋士たちが。
才能がありながら、プロ棋士になれない女流棋士たちの厳しい現実に衝撃を受けます。
しかし、それでも闘う彼女たちから目が離せません。
編乃肌『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』
可愛い
甘々 幸福度爆増ジャンルで言うと両片想いものでいいと思うのですが、とにかく主人公の光輝が良い意味で癖が強い。
自分の女装姿が世界一可愛いと自負し、何が起きても二言目には「自分可愛い」な清々しい自己肯定感高め主人公です。
そんな光輝ですが、クラスメイトの雨宮さんの魅力に気付いてからは、あっさりその可愛さに屈します。
「可愛いけど俺ほどじゃないなー!?」みたいなひねくれ強がりをすることはなく、「雨宮さん可愛い!俺も可愛い!」と素直に言えるところがとっても素敵。
主人公がそんな感じなので、とにかく作中にとんでもない量の「可愛い」という言葉が出現し、読んでいると読者の自己肯定感も上がります(?)。
疲れているとき、心を浄化したいときにぜひ。
初鹿野創『現実でラブコメできないとだれが決めた?』(全6巻)
心理戦
ぶっ飛んでる キュンタイトル通り、現実でラノベのようなラブコメを実現するため、ガチ工作に励むやばい男子が主人公です。
それに巻き込まれたやれやれ系ヒロインとの奮闘を描きます。
ラブラブハッピーなラブコメでは全くなく、どちらかというと頭脳戦ものです。
耕平が何と戦っているのかが分かったとき、きっとこの作品にのめりこむと思います。
最後にハッピーな結末が待っているのか、ぜひお確かめください…!
衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』
駆け引き
キャラ多い 先が読めない「よう実」と言えば生徒たちが競い合う頭脳戦のイメージがあるかもしれないですが、主人公の清隆がハイパー頭が良いため、普通の頭脳戦とは少し違うかも。
清隆の暗躍を読者も騙されながら見守るのが楽しい作品です。
毎回最後のネタバラシで唖然。
では、清隆がそんなにすごいなら常に一人勝ちなの?というと、そうでもない。
というのも、舞台となる学校では、生徒たちの争いを個人単位ではなく「クラス単位」で行っているから。
だから動きの読めないモブがいたり、上手くいっていても一人の失敗で負けたり、ゲームに勝って勝負に負ける…なんてことも起き、ハラハラ。
クラス戦だからこそ団結力が問われるのもこの手の他の作品とは違うところで、徐々に団結していくクラスメイトたちも熱い。
(といっても、三歩進んで二歩下がるで、なかなか一筋縄でいかなかったりするのもリアルで痺れる…)
石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』(単巻)
不思議
キュン やさしい世界観同じ高校に昼間通う人間と、夜通う吸血鬼の、ちょっと不思議なボーイミーツガール。
2人の恋がゆったり進展していく様子がなんとも心地よい作品です。
人間と吸血鬼の種族の差がどうたら的な難しい話ではなく、ちょっと変わった遠距離恋愛みたいな感じで楽しめます。
個人的には超おすすめ。
田中ロミオ『人類は衰退しました』(全11巻)
ブラックユーモア
コメディ ドタバタドタバタ系ダークコメディ。舞台は人類が衰退した地球。
寓話風のかわいらしい世界観に騙されそうになりますが、中身はかなり風刺のきいたダークな内容です。
妖精さんたちの笑えない自虐ネタが癖になります。
基本1話完結でゆるーく進行していくのですが、最後はまさかの展開に…お見逃しなく。
五十嵐雄策『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』
怒涛の褒め殺しにキュンキュンする王道ラブコメ!
可愛いと言えばこれ!!
無骨系主人公がひとつの照れも見せずに浴びせかける照れハラ(褒め殺し)がすごくて。
人を褒めるということのポジティブな攻撃力に毎回びっくりします。
そしてそれを真正面から浴びる花梨先輩が、本当にそれに値する可愛い女の子なんです。
先輩らしくびしっと決めようとするものの、龍之介の照れハラにたじたじになる様子がとても可愛い。
そして良い人。
ゆるっとしたドタバタラブコメが好きな方、ぜひ!
遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』
しんどい
キャラ多い 熱い『魔法少女育成計画』は、ただのデスゲームものではありません。
「まほいく」の魅力は、なんといっても世知辛い魔法少女事情。
1作目の無慈悲なデスゲームの印象が強いと思うのですが、3作目からはいわゆる職業魔法少女たちが増え、彼女たちの厳しい生活やら、組織の争いやら、なんかリアルで泣ける…。
そんな可哀想で愛おしい彼女たちに、クズサイコパス魔法少女の毒牙が。
彼女たちに幸せな明日が待っていることを願わずにはいられません。
せめて生きて…。
猿渡かざみ『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』
ヒロイン可愛すぎ
ピュア恋 わちゃわちゃよくある両片思いもの!!と見せかけて、個人的には「しおあま」の魅力はそこじゃないです。
なんといっても、ヒロインの佐藤さんの等身大女子感がたまらん。
ラノベによくあるファンタジーヒロインではなく、ちゃんと自分で考えて悩んで悶えてるのが親近感がありグッド…!
極度の人見知りで最初は押尾くんとしか話せないのに、徐々に自分の殻を破り、友達が増えていく様子が自分のことのように嬉しく感じます。
甘々なラブコメであると同時に、成長ストーリーとしても楽しめる作品です。
雨宮和希『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』
切ない
わちゃわちゃ 先が読めない失敗に終わった高校デビューをやり直す!が主題の作品。
主人公の夏希は本当に気持ちの良い好青年で、ガチのいいやつなので、なぜ1周目で高校デビューに大失敗したのかは正直謎です(笑)
カースト上位グループに入ってウハウハするぞ!っていう自分本位な考えではなく、みんなで楽しく高校生活を送れるように頑張る姿がかっこいい。
上手くいかないことがあっても、1周目の知識に頼らず、今の自分にできることを必死に探るところにぐっときます。
そんなわけでとてもかっこいい男子なので、当然ヒロインたちも落ちていくわけですが…
一筋縄でいかない複雑な人間関係にも注目です。
岡本タクヤ『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』(単巻)
コメディ
ギャグ 笑える肩の力を抜いて楽しめるギャグコメをお探しの方にイチオシなのがこちら!
才能あふれるひねくれ者の高橋くんが、学園のトラブルをばっさばっさと解決していきます(しかし友達はできない)。
とにかくテンポの良いギャグでゲラゲラ笑いたいときにおすすめの作品です。
単巻できれいにまとまっているのも◎
田中ロミオ『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』(単巻)
青春
しんどい 熱いあえて大仰な言い方をすると、青春小説の傑作です。
中二病を克服したはずなのに、妄想女につきまとわれて同類扱いされ、お先真っ暗。
軽いノリの作品ですが、中身はクラスカーストを題材にしたなかなかビターなものです。
誰でもちょっと心当たりのあるようなしんどい展開が続きますが、途中で本を置かないで。
最高のラストが待っています。
駄犬『誰が勇者を殺したか』(単巻)
ガチファンタジー
ミステリー ハートフル犯人探し系ミステリーと見せかけて…な作品。
事前情報なしで読んだ方が良いのであまり多くは語れないのですが、読後感の良い、温かい作品です、とだけ。
意外とカタカナ用語は少ないので、ファンタジー苦手な方もぜひ。
比嘉智康『命短し恋せよ男女』(全2巻)
わちゃわちゃ
ガチ余命宣告Youtuber 明るいなんだ余命ものか、と思った方ちょっとお待ちを…!
『命短し恋せよ男女』はよくあるお涙頂戴系ストーリーではありません。
余命ものの概念を覆す作品と思っていただきたい。
全体としてはしっとり切ないストーリーなんですが、同時にコミカルでもあります。
余命宣告の暗さを吹き飛ばすような、明るく前向きな作品です。
そんな2人が始めたチャンネル名が「命短し恋せよ男女」…。
余命宣告を受けている中学生カップルが「命短し」って全然笑えないんですが、こんな感じで結構ストレートに余命いじりするんですね。
あまりの内容に最初は戸惑うのですが、本人たちが楽しそうなのでまぁいいかってなります。
読む人によっては不謹慎だと感じると思います。
でも、個人的には不快感は全くありません。
余命宣告を受けている中学生の最後の日々が、こんなふうに穏やかで楽しいものだったらいいなと心から思えます。
不思議な魅力で一気読み必至。
本当に素敵な作品なので、もっとたくさんの人に見つかってほしいな~と思います。
竹町『スパイ教室』
わちゃわちゃ
可愛い女子たち 絆コミカルなノリでシリアスな物語を描く、良い意味でラノベらしい良作!
学校制度になじめず「落ちこぼれ」の烙印を押された彼女たち、もちろんただの落ちこぼれではありません。
優秀な技術を持ちながら腐らせていた少女たちが、信頼できる仲間と出会い、自分の能力を磨いていく様子に胸が熱くなります。
決め台詞が毎回めちゃくちゃかっこいいので、お決まりネタが好きな方は絶対ハマります。
六畳のえる『陰キャぼっちは決めつけたい』
めっちゃ笑いたいときにおすすめなのがこちら。
とにかく作者様の言語センスが素晴らしすぎる。
トンデモ陽キャ陰謀論を繰り広げるヒロインの織羽ちゃんと、なんか笑えるぼっち自虐ネタを披露する主人公のあめすけ。
2人の怒涛のボケでめちゃくちゃ笑っちゃいます…。
陽キャに恨みを持ち復讐を目論む…というと暗そうな感じなんですが、
すべての陽キャを陥れたい織羽ちゃんのストレートな欲望の発露がいっそ清々しく、ふつうに笑えるコメディになっています。
なんだかんだで気が合い、常にキャッキャしてるあめすけと織羽ちゃんにも注目です。
ラノベ史上最も仲良しな主人公とヒロインな気がする。
鴨志田一『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』シリーズ
切ない
しっとり 青春しっとり系ラノベが好きな方にぜひおすすめしたいのが「青ブタ」シリーズ!
タイトルからしょうもないラノベだと思われている方もいるかもしれませんが、そういう方にこそ!読んでもらいたい!!!
想像されるようなしょうもない内容では全くないですし、むしろ下ネタもないし、本当にただただきれいな青春ストーリーです。
「思春期症候群」により、周囲から見えなくなってしまった少女・麻衣さんがヒロイン。
彼女が「見える」咲太は、彼女に同情するでもなく、手を差し伸べるでもなく、でもふわっとそばにいる。
作品全体の独特なやさしい空気感が本当に心地よいんです。
しっとりとして切ない物語が好きな方はぜひお試しあれ。ラノベ入門にもおすすめです!
杉井光『楽園ノイズ』
青春
しっとり 熱い数ある音楽系ラノベの中でも、最高傑作疑惑のある作品です。
主人公の真琴くんの周りに才能ある少女たちが集い、バンドを結成するっていう、あらすじだけ聞くと本当によくある音楽ラノベなんですが、それだけじゃない。
会話のテンポの良さ、ずっと読んでいられそうな品の良い地の文、そしてなんといっても「楽園ノイズ」といえば魅力的なキャラクター!
癖のあるヒロインたちに振り回されながらも、最後はびしっと決める真琴くんが毎回本当にかっこいい。
超越した主人公ではなく、高校生らしい悩みや葛藤にとらわれる等身大なところもとても好感の持てる主人公です。
真琴くん大好きなヒロインたちも、全員人間味にあふれた可愛い女の子なので、読んだらきっと好きになるはず。
時雨沢恵一「一つの大陸の物語」シリーズ(シリーズ計19巻)
わちゃわちゃ
冒険 絆『キノの旅』で有名な時雨沢恵一先生の隠れ名作シリーズ。個人的にはこちらの方が推し。
ヨーロッパ風の世界を舞台にした、魔法のないファンタジーです。
『アリソン』『リリアとトレイズ』では、戦争中~戦後にかけて、親子二世代の活躍を描きます。
普通の少年少女たちが騒動に巻き込まれて大冒険というストレートな構成で、とても読みやすいです。
そして騒動は次第に国を巻き込んだ大事件に…?
バイオレンスな展開も挟みつつ、すかっと悪をやっつける様子が爽快!
子ども世代のスピンオフ『メグとセロン』も絶妙なわちゃわちゃ感が楽しい作品なので、あわせてぜひ!
岡本タクヤ『異世界修学旅行』(全7巻)
ギャグ
わちゃわちゃ ボケ多すぎとにかくくだらないギャグコメです(褒めてる)。
こんな位置に来ていることからお分かりのように、私の大好きな最推しラノベです。
現代日本知識に異様に詳しい異世界のお姫様とともに、修学旅行に出かけた沢木たち。
行方不明のクラスメイトを回収するという名目はあるものの、悲壮感はなく、みんなでわいわい楽しい旅となっています。
『異世界修学旅行』はですね…とにかくひたすらボケる。ボケまくる。
腹筋壊れるまで笑かせられます。
合う合わないが分かれると思いますが、波長の合う人にはこれほど楽しい作品はありません。
すかっと笑いたいときにイチオシです!
宮入裕昂『スカートのなかのひみつ。』(単巻)
青春
ミステリー キュンいかがわしいタイトルだけど全然いかがわしくないシリーズ(?)2つ目。
青春群像劇の傑作です。
八坂と丸井、パワーのすごい高校生を中心にした2つの物語が同時並行で語られていきます。
最初は訳が分からないのですが、とにかく2人のパワーでぐいぐい読ませられます。
そしてその2つの物語が交わるときの爽快感と言ったら!
あまりこの言葉は使いたくないのですが、感動したいときにおすすめの作品です。何度読んでも泣ける。
高畑京一郎『タイム・リープ あしたはきのう』(単巻)
面白い
キュン また読みたくなる最後は文句なしの名作ラノベを!
奇妙な現象に巻き込まれた翔香と、切れ者クラスメイト・若松くんの奮闘を描きます。
なんといっても、とにかく構成が神。
最後にすべての伏線を無駄なく回収するのが爽快で、何度でも読みたくなる名作です。
そして、『タイム・リープ』の魅力はもうひとつ。
クールでかっこいい若松くんとの恋愛未満の関係がすっごくときめくんです!ラストが最高!
おわりに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!いかがでしたか?
憧れの100選系記事を書けてうれしいです(100個もなかったけど)。
この記事をきっかけに推し作品に出会っていただけたら何よりです…!