ゆる～くブラックなふしぎファンタジー、『人類は衰退しました』の魅力をネタバレなしでご紹介します！
記事の最後には『人類は衰退しました』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『人類は衰退しました』とは？
あらすじ
人類はゆるやかな衰退を迎え、地球の主役はもはや人類ではなく「妖精さん」。わたしはそんな妖精さんと人の間を取り持つ調停官として、日々ダラダラ過ごすはずだった。しかしなぜか妖精さんたちの神様になってしまい…
『人類は衰退しました』では、基本的に固有名詞が一切出てきません。
最初は読みづらいですが、慣れると違和感なく、良い意味でリアル感がなくて良いんですよね～。
主人公の名前も出てきません。
そのため、通称「わたしちゃん」。
こんな人におすすめ
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『人類は衰退しました』のここが好き！
癒し系…と思いきや、ブラックユーモア系
可愛らしい表紙や「妖精さん」といったワードから、癒し系の内容を想像されるかもしれません。
ですが、内容としてはどちらかと言うと風刺やブラックユーモアがメイン。
思わぬ毒にびっくりするかもしれませんが、だんだん癖になります。
とことんやる気のない「わたし」ちゃん
ゆるやかな衰退を迎えた人類の中でも、とりわけやる気のないわたしちゃん。
でも、楽な仕事を見つけたはずが、妖精さんの騒ぎに巻き込まれて結局キリキリ働かされるところが好きです。
シニカルな目線で世界を見ているところが良い。
妖精さんがかわいい
妖精さんたちは単なる癒し系ではなく、ちょっと厭世的で、ブラックユーモアがきいた存在。
なんかこう、ゆるくて頭弱そうな感じで可愛いんです。
ちょっと癒されます。
最終巻が熱い！
正直後半の方は若干だれてくるのですが、それが吹っ飛ぶくらい最終９巻が面白いです。
今までのくだらないネタが全部伏線だったかと思うと痺れます。
飽きてきたらいっそもう最終巻に飛んじゃいましょう。
途中で読むのをやめるのはもったいないです！
おわりに
最後まで読んでくださって、ありがとうございます！
『人類は衰退しました』はとにかくゆるーく話が進んでいくので、一気読みも良し、少しずつ読んでいくも良し。自分のペースで楽しめる作品です！
ちなみにわたしは「じかんかつようじゅつ」が一番好きです。
『人類は衰退しました』の次に読むなら！
『人類は衰退しました』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
時雨沢恵一『アリソン』
温かいようでちょっとブラックな作品が好きな方は、『アリソン』に始まる「一つの大陸の物語」シリーズもちょっとのぞいてみませんか？
野﨑まど『パーフェクトフレンド』
なんかちょっとズレてる感じ、悪ノリみたいなのが好きな方は『パーフェクトフレンド』もぜひ。小学生が友達の必要性を真剣に考える話です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
コミカライズもあります～
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第１話冒頭まで読めます！
