スパイたちの暗躍というシリアスなストーリーをコミカルに描く『スパイ教室』。
アニメ化もされた人気作で、私もとても好きな作品です。
そんな『スパイ教室』の魅力をネタバレなしで語ります!
記事の最後には『スパイ教室』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『スパイ教室』とは?
あらすじ
舞台は架空の国「ディン共和国」。
世界大戦後、スパイによる諜報合戦が盛んになった世界…という設定です。
1900年代後半あたりのヨーロッパの雰囲気なのかな、と思います。
こんな人におすすめ
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『スパイ教室』のここが魅力!
あなたもきっと騙される
先にこういうことを言うと面白さが半減すると思いますので手短に。
本当に毎回気持ちよく騙されます!
伏線回収やどんでん返しが好きな方におすすめ!
シリアスなストーリーをコミカルに描く
『スパイ教室』はとても不思議な魅力を持つ作品です。
作品全体としては、表紙そのままのダークでしっとりとした雰囲気と言えるのですが…コミカルでもあるんですよね、なぜか。
ライトノベルの良いところがすごく出ているなーと思うのですが、重たい残酷なストーリーをコミカルなノリを残しつつ描くことで、他にはない魅力が生まれています。
ややチートっぽい設定や決め台詞、可愛すぎる衣装など、リアルというか重厚な(?)スパイものを期待するとちょっと違うかも。
スパイをテーマにしためちゃくちゃ面白いエンタメ小説ととらえてもらえれば!
落ちこぼれ少女たちの絆が熱い!
集められた少女たちは「落ちこぼれ」…とは言っても、「学校制度に馴染まなかっただけで実は有能」タイプの落ちこぼれです。
だれにも負けない特技を持ちながら、それでもカバーしきれないような欠点を持つことで、落ちこぼれとなっていたわけです。
全員何かしら有能ではあるので、最初からやられっぱなしではなく、しっかり自分の能力を発揮してチームに貢献します。
もちろん苦しい展開に追い込まれることもありますが、全員で任務に取り組むシーンは爽快!
また、『スパイ教室』が何より素晴らしいのは、少女たちの絆でしょう。
学校では落ちこぼれだった少女たちが、チームとなることでお互いの欠点をカバーし合い、切磋琢磨していく姿には心が温まります。
スパイを描いたお話ですが、チーム内は固い信頼で結ばれており、少女たち同士の人間関係も楽しめます。
1巻は少々読みにくい
レギュラーメンバーの人数が多いので、名前と性格・能力が一致するまでは少々読みにくいかも。
私も最初は「こんなに覚えられるかなぁ…」と心配になりましたが、大丈夫。
全員全く違うキャラなので、2巻に進むころには台詞だけで誰の発言か分かるようになりますよ。
ネタバレあり感想
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おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ちなみに私が好きなのは、リリィ、モニカ、ジビア、エルナ、サラです。ほぼ全員(笑)
リリィのポジティブさ、芯の強さにはいつも励まされます。
『スパイ教室』の次に読むなら!
『スパイ教室』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』
グロ耐性エグ耐性ある方は、同じく可愛い女の子たちが暴れまくる『魔法少女育成計画』もぜひ…!(面白いのは保証します!!)
時雨沢恵一『アリソン』
ヨーロッパな雰囲気のしっとりラノベが好きな方は、『アリソン』に始まる「一つの大陸の物語」シリーズもぜひ! 時代設定も近いと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
コミカライズもあります!