竹町先生の『スパイ教室』のネタバレ感想です!
えしゃ
未読の方はご注意ください
感想!
なんと言っても本編7巻、モニカ巻がやっばいですね。
申し訳ないのですが、私は正直それまで『スパイ教室』のことを「リリィ好き」「モニカかわいい」的な、ミーハーノリで楽しんでいました。
読んでいる間は楽しいけど、読み終わった後もふと思い出すことはないような、そういう位置づけの作品でした。
それが7巻で見事に吹っ飛ばされました。
まずモニカの気持ちが明かされた序盤で涙がこみあげてきて。
「モニカそういうことかよ…」と。
こんな、たぶん泣かせに来てるわけじゃないシーンで、皆がみんな泣くわけじゃないようなところで泣くほど、私ってモニカ好きだったのか、スパイ教室好きだったのか、と自分で衝撃を受けました。
そこから休み休み、ゆっくり味わうように読んでいき、モニカの最後のシーンで今度こそ号泣…。
いやもうモニカがいとおしくてたまりません。
そしてメンバーたちの絆が美しい…。
個人的に百合やBLでない作品で、そういった要素が差し込まれるのはあまり好きではないのですが、不思議とそういう気持ちは抱きませんでした。
そういった軽々しいことが言えるような、生半可な想いじゃないんだな、と思えたからだと思います。
モニカに幸あれ…。
7巻読み終わったところで、「これちゃんと読まなきゃ駄目なやつだ」と思い、あわてて再読しました。
その2周目がまあ心に沁みること…やばい作品ですよこれは…。
ミーハーに読むのも楽しかったですが、味わって読むのもまた楽しく。
素晴らしい作品に出会えたことに感謝しました。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
『スパイ教室』、これからも推しです!