遅ればせながら『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』本編最終11巻を読みました…。
最っっっ高でした!!!
ネタバレ感想に入る前にこれだけは言わせてほしい、
中盤くらいから雰囲気変わって積んじゃってる人、最終巻で全部なんとかなるから頑張って11巻まで読んでほしい…!ぜひ!!

ここからネタバレあります!未読の方はご注意を
感想!
6巻からの悪い流れもすべて納得がいった…!
ひとつ前の感想(9巻のときの感想)から来ている方は、正直どうした??って感じだと思います…
これまでの私の灰原くん感想を振り返ると、5巻まで:べた褒め、7巻:ギリ褒めてる、9巻:全く褒めてない、11巻:最高!!!なので、並べて見ると冷静にこいつ情緒大丈夫か?って感じですよね。
ちょっと私が浅はかでしたね、これは…。
これまでの流れをざくっと振り返ると、灰原くん5巻までは文句のつけようのない素晴らしい青春ラノベでした。
大好きです。
しかし、6巻・7巻の美織ちゃんと怜太のトラブルのあたりから流れが大きく変わり、ぶっちゃけ「灰原くんにこういうの求めてないな…」と思っちゃってまして。
7巻の最後、8巻唯乃ちゃん回あたりはやや持ち直したものの、その後のくっっっらい9巻・10巻で「もうついていけない…」と思っていました。11巻を読むまでは。
当時のこの感覚自体を否定するわけではないのですが、ちょっと理解が浅かったかなと。
単純に、「シリーズ終盤に入ってなんかシリアス入っちゃうよくあるやつ」と思っちゃったんですよね。
でも11巻まで読むと、そういうファッション感覚のシリアスではなく、しっかり意味のある展開だったな、と思えました。
要するに、タイムリープという現象を単なる導入で終わらせない、という意思がこのシリーズにあったんだな~と。
タイムリープへの決着の付け方に納得
そして、タイムリープにきちんとオチをつけるのなら、「1周目か2周目かを選ばせる」というのは自然な流れです。
しかし、5巻までの虹色ハッピーな流れなら、そんなことを聞かれても今の2周目を選ぶとしか答えようがありません。
夏希が2周目を否定するためには、みんながどうしようもなく決定的に不幸にならないといけなくて、だから中盤で美織ちゃんと怜太の事件が必要だったわけですね。
直接関係ないメンバーも含めて、かなり全体に影を落とす事件でした。(だからこそ当時の私はかなり拒絶反応を示していたのですが…)
ここまで追い詰められて初めて「2周目の否定」と「1周目へ戻るかどうか」という話ができるようになるわけですね…。
うーーんなるほど、確かにこれは仕方ない。
なんか良い感じに畳むためにそれっぽいシリアス感出してるだけ…だと思ったのは、ちょっと浅はかすぎたかなと。
陽花里ちゃんが幸せになってよかった!
とはいえ、タイムリープ現象は放置で、5巻のままの流れで楽しく完結する、という選択肢も悪くなかったのではないか、という気持ちは今でもあります。
ありますが…
やはり、陽花里ちゃんのことを思うとここまでしたほうが良かったんだろうな、とも思う気持ちもあり、ここも11巻を読んで納得のいったところでした。
そもそも陽花里ちゃんと夏希がくっついた時点では、陽花里か?詩か?という向きが強く、美織ちゃんは棚上げと言えば棚上げ状態でした。
しかし、陽花里ちゃんからしたら、彼氏に明らかに矢印向けてるのに他の男と付き合ってる幼馴染がいる…うん、とてもめんどくさい状況ですよね…
触れることもできないし一生もやもやしているしかありません。
その美織問題を顕在化させてくれたのが6巻でした。
誰も幸せにならない展開には当時震えあがったものです…。
この6・7巻の時点では話が中途半端な形になってしまったので、陽花里ちゃんのもやもやを完全に解消してあげることはできませんでした。
7巻末の陽花里ちゃんはとても美しくて個人的には最高に好きなのですが、それはそれとして2人の信頼強度という点ではいまひとつ…。
それがあんまりなんとかならないまま、10巻で陽花里ちゃんがめちゃくちゃ傷つく流れだったので絶望していたのですが、
11巻、夏希の青臭い告白が完璧すぎた…!
1周目の夏希が美織ちゃんを選んだのが次善策とか間違いとかってことはありません。
でも、今ここにいる夏希は陽花里ちゃんを選ぶんだ、ってことがはっきりと本人に対して伝えられていて、これ以上ないってほど素晴らしかった。頑張ったねえ…
ここまでされたら、もう夏希の気持ちを疑うのは無理です。
いろいろありましたが、最終的には陽花里ちゃんにとって一番幸せなところにおさまったのではないでしょうか。
そして、やっぱり振り返ると陽花里ちゃんが最強だったな…と改めて思います。
10巻の生々しい流れの処理が完璧
10巻ですんんんごい嫌だったのが、生々しい性描写。
内容的にも悲惨だし、うわもうこっちいくか…やめてくれ…と思っていたんですが。
11巻で芹香が全部言ってくれましたね!笑
すっきりしました。
大真面目にひどすぎる犯人探しが始まっていて笑いました。
ほんとひっどかったですね…
まさかあの生々しい流れをこんな笑える展開にしてくれるとは…
さすがに神業すぎて、安直にエロ展開やめてほしいなあ!とか思っていて本当にすみませんでした。の気持ちです。
それぞれ動揺してる女子陣とか、女子の猥談に巻き込まれる怜太とか、ほんとめちゃくちゃ良かったです…!
なんかもうここまでしてくれたらギャグとしてちゃんと笑える。最高でした。
(しかしまあ、一番わかりやすい技術とはいえ、なんで20代時点の経験が高校生の今に流れ込んでくるんだ?みたいな疑問は残っています。夢で見れたのがそのへんまでだからなんだろうけど、じゃあ逆になんでその地点までなんだろうとか。やはり夏希の後悔の主軸が恋愛だから、そこに片が付く=結婚までを見せたってこと?うーん)
最高でしたごめんなさい
最後に、今回11巻で一番良かったのは、みんなが夏希抜きで集まって夏希を救おう!ってするところ。
そして、一人ずつ夏希と話していくところ。
本当に灰原くんらしい、真っ当な青春ラノベの流れで。
なんかここで本当に胸が熱くなって、自然とにまにましちゃって、「私が好きだった「灰原くん」が消えたわけじゃなかったんだ」とすとんと腑に落ちて、すごくすごく幸せでした。
11巻読むかどうかちょっと迷ったりもしたけど、ちゃんと最後までしがみついて良かったです。
完結ありがとうございました!!!!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
完結めでたいのですが、私が個人的に超気になってる、詩・竜也・唯乃の三角関係(?)に決着ついてなくないですか!12巻に期待です!
