【これ好き！】城平京『スパイラル～推理の絆～』のここがおすすめ！

『虚構推理』などの人気作で知られる城平京先生。
独特の論理構築が癖になる、私も大好きな作家さんです。

そんな城平京先生の代表作と言えば、もちろん「スパイラル」シリーズ！
今回は「スパイラル」シリーズのメインとなる『スパイラル～推理の絆～』についてネタバレなしでたっぷりご紹介します！
記事の最後には「推理の絆」が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。

『スパイラル～推理の絆～』とは？

あらすじ

こんな人におすすめ

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「スパイラル」シリーズ

「スパイラル」シリーズは、城平京先生の原作で、水野英多先生が作画を担当された漫画作品です。
この記事では本編にあたる『スパイラル～推理の絆～』をご紹介します！

「スパイラル」のここが魅力！

良質な心理バトル

主人公・歩はすごい特技などは持たない普通の高校生。ただ自分の頭脳だけを武器に闘います。
ブレード・チルドレンたちとの騙し合いは必見です！
「最初から全て俺の手の平の上」というタイプではなく、困難に直面し、それを知略で切り抜けていくのでハラハラドキドキ。
手に汗握る心理バトルを楽しめます！

残酷な運命に立ち向かう主人公・歩

消えた兄・清隆のせいで、ブレード・チルドレンたちから命を狙われる歩。
他人に興味がないようで、本当はお人好しな彼が、一歩一歩誠実にブレード・チルドレンと向き合っていく姿が好き。
次々明かされる残酷な現実を前にしても、立ち止まらない姿にはぐっと来ました。

どんなときも歩を支えるひよのちゃん

「企業秘密です」が合言葉の新聞部部長・結崎ひよのちゃん。
いつからか歩と行動を共にするようになりますが、かわいらしい見た目に似合わず、かなり芯の強いしっかりした女の子。
迷い悩む歩を叱咤する姿がかっこいい。
口では迷惑そうにしている歩が、徐々に全幅の信頼を預けていく様子にときめきます。

非現実的なようで、きちんと現実的着地をするところが良い

この『スパイラル』という作品ですが、大きく分けて2点、読者の賛否がはっきり分かれる点があります。
ネタバレになるので多くは言えませんが、ざっくり言うとファンタジーすぎる・倫理的にどうなの、ということだと思います。
後者に関しては、主人公たちに非がないので個人的には受け入れられました。

前者については、そこまで一応現実に即した推理バトルとして描かれていたので、確かに少々びっくりするかも。
ただ作中でファンタジーであることを否定せず、それでも現実的に着地させた点が私はすごく好きで。この作品信頼できるなと思いました。

ミステリー漫画ではない…です

序盤は金田一・コナン風のミステリー漫画としてスタートするのですが、途中から全く内容が変わります。
心理戦・駆け引きがメインとなり、ミステリー好きの方も楽しめる内容ではありますが、いわゆる「謎解き漫画」をお探しの方はちょっと違うのでご注意ください。

おわりに

ちなみに私の推しはひよのちゃんと理緒ちゃん。可愛い顔して賢いのが最高に好きです。
読めば読むほど2人が愛おしくなるので、そんなところも楽しんでいただければなと思います！

『スパイラル～推理の絆～』の次に読むなら！

城平京『絶園のテンペスト』

田辺イエロウ『結界師』

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

小説・漫画の範囲から外れるのでこのブログでは紹介しませんが、水野英多先生の画集の表紙が最高すぎて一日中眺めていられるレベルなので、ご覧ください。画集最高ですよ。