人気作家の伊坂幸太郎先生の作品の中でも、私が特に好きな『マリアビートル』についてネタバレなしでご紹介します！
記事の最後には『マリアビートル』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『マリアビートル』とは？
あらすじ
木村雄一は、息子に危害を加えた中学生・王子慧に復讐するため、東京駅で東北新幹線に乗り込んだ。しかし、木村の行動は王子に筒抜けで…
こんな人におすすめ
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冒頭、登場人物が出揃うところまで読めます！
『グラスホッパー』の続編だけど、ここから読んでもOK！
一応「殺し屋」シリーズということで、『グラスホッパー』『AX』と世界観が同じで、若干登場人物も共通しているものの、それぞれ独立している作品なので、飛ばして読んでも問題ありません。
ただ、世間話程度に前の作品のネタバレに触れていることがあるので、どうせ全部読むなら『グラスホッパー』→『マリアビートル』→『AX』の順で！
『マリアビートル』のここが魅力！
とにかく疾走感がすごい！ ぐいぐい引き込まれます！
東北新幹線に乗り合わせた3組の視点から物語が進みます。
中学生に復讐するためやってきた木村、誘拐された権力者の息子を護送する蜜柑と檸檬、そして物を運ぶだけのつもりでやって来た七尾。
序盤からアクセル全開でトラブル続き。読者が咀嚼する暇もないままどんどん事態が悪い方へ転がっていきます。
読み始めたらもう止められない、本当に新幹線に乗っているようなスピード感がたまらない作品です。
バラバラの目的で乗車した殺し屋たちが少しずつ絡み合っていく!!
それぞれ別の目的で乗車した殺し屋たち。
しかしその行動が少しずつ絡み合っていき、ついには鉢合わせ!?
視点が変わるたびにそれぞれの登場人物に感情移入して、ハラハラさせられます…！
最後はすっきり！
色々あるのですが、最後は伊坂幸太郎先生らしくきっちり因果応報、すっきりとした結末を迎えます。
読み終わった後、「わ～～良かった～～～！」と深く深く息を吐きました(笑)
読後感が良い作品が好きな方はぜひ！
人がたくさん死ぬのでご注意を！
殺し屋の話なので仕方ないですが、バンバン人が死ぬので苦手な方はご注意ください！
おわりに
最後まで読んでくださりありがとうございます！
ちなみに私は蜜柑と檸檬推しです。凸凹コンビっぷりがたまりません。
『マリアビートル』の次に読むなら！
『マリアビートル』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』
テンポの良い会話に意味不明でぐいぐい引き込まれる展開がお好きな方は、伊坂幸太郎先生の『ペッパーズ・ゴースト』もぜひ。
浅倉秋成『失恋覚悟のラウンドアバウト』
疾走感のある話、ちょっとふざけたノリが好きな人は『失恋覚悟のラウンドアバウト』なんかも好きなんじゃないかなと！
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
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