圧倒的不条理恋!!!!
一度読むと癖になる『不死身ラヴァーズ』についてネタバレなしでたっぷり紹介します!
最後に『不死身ラヴァーズ』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『不死身ラヴァーズ』とは?
あらすじ
…お分かりいただけるでしょうか。
甲野が全身全霊で恋する長谷部は、両想いになるたびに消え、そしてまた別人となって甲野の前に現れます。
この「別人となって」というところがこの作品のポイントです。
これはイメチェンの比喩表現でなければ、「記憶を失い、まるで別人となった」ということでもありません。
ほんとのほんとに、別人となって現れます。意味わからないですよね?
しかし、主人公の甲野はこの不条理で残酷な現象に巻き込まれているのです。
両想いになるたびに長谷部を失い、しばらくするとまた出会う…。
現れる長谷部は、見た目も性格も、年齢すらもバラバラ。同級生に先輩・後輩、果てには幼女や既婚者まで…。
こんな人におすすめ
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『不死身ラヴァーズ』のここがやばい!
筋の通った甲野の想い
長谷部に出会うたびに全力で恋をする甲野。
どんな長谷部でも全力で愛し、困っている長谷部を全力で助けます。
ふつう、こんな頻繁に違う人に恋をしている登場人物がいたら、あまり良い印象は抱かないものですが、甲野の場合はそんなことはありません。
だって、彼女たちは全て「長谷部りの」だから。
「長谷部を好き」という気持ちに筋が通っているので、どの長谷部との恋も応援できるんです。
両想いになるまでを何度も楽しめる!
個人的には、ラブコメで一番楽しいのは両想いになるまでの過程だと思います。
付き合ってからのイチャイチャも楽しいですが、2人の距離が縮まっていく様子を見るのが一番ときめきませんか?
そんな一番楽しい瞬間を、『不死身ラヴァーズ』では何度も楽しめます。
一生懸命長谷部を応援する甲野の姿に、どの長谷部も心惹かれ、やがて甲野のことを好きになります。
甲野も「両想いになりたい!」というよりは「困っている長谷部を助けたい!」という気持ちで動いているいい奴なので、長谷部たちがみんな甲野を好きになっても違和感ありません。
読みながら、どうか長谷部消えないで…と毎回願うことになるでしょう。
グサグサ刺さる感情表現
高木ユーナ先生自体やや尖った漫画家さんだと思うのですが、特に『不死身ラヴァーズ』はヤバい。
甲野は全力で恋をした長谷部を何度も失います。そして毎回悲しみます。
例えば、2人目の長谷部を失ったときの甲野の感情表現。「あ 心臓落としちゃった テヘペロ☆」からの、落とした心臓が切り刻まれる描写で甲野の苦しみ・痛みがダイレクトに伝わります…つら…。
これほんときっついです。なんとか甲野に幸せになってほしい…。
何があってもめげない、常軌を逸した長谷部への愛
このように、長谷部を失うたびに苦しむ甲野。
「え、こんなん頭おかしくならない?」と読者の誰もが思うでしょう。
ですが、甲野は絶対に諦めません。
長谷部に会うたびに喜び、「今度こそ消させない!」と強く決意します。
だって好きだから。
この常軌を逸した長谷部愛から目が離せなくなります。
ネタバレあり感想
ネタバレ感想兼ちょこっと考察はこちらの記事で書いています~
おわりに
最後まで読んでくださりありがとうございました!
心にグサグサ刺さる『不死身ラヴァーズ』、めちゃくちゃ面白いのですが、甲野の痛みがダイレクトに伝わり読者もダメージを受けるので、心が元気なときに読むことをおすすめしおます!
『不死身ラヴァーズ』の次に読むなら!
『不死身ラヴァーズ』が気に入った方におすすめの作品はこちらです!
城平京『絶園のテンペスト』
激重愛がお好きな方には『絶園のテンペスト』がおすすめ…!
方向性は違いますが、こちらもかなり頭おかしいです(褒めてる)
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ちなみに紙本の1巻の表紙はデザイン違うので探すときはご注意を~