2019年に1巻が発売され、今年2024年で5周年のラノベを3作品紹介します!
2024年で5周年ラノベ
裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』
まずはこのラノ殿堂入りも果たしている「チラムネ」!
もう5周年って感じもするし、まだ5周年な感じもします。
2024年現在進行中の第二部(7巻~)にはいろいろ思うところもあるのですが、やはり第一部は文句なしに面白い!
とにかく主人公の千歳朔が爆イケ。
今どきのさっぱり系主人公かと思いきや、手の届く範囲の人すべて助ける系ヒーローなんですよ。
そんな朔の世直しが本当にかっこよくて大好き。
優しくてちょっとおちゃめで、そりゃモテるわっていう人望にあふれたイケメンです。
読んだら絶対好きになる。
ただこれだけモテれば、恋愛模様は複雑になってきてしまうわけで…。
2部以降の重苦しい空気は好みが分かれそうですが、それを差し引いても千歳朔の魅力がすごいので、未読の方はぜひ1・2巻だけでも読んでみてほしいです。
三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』
タイトルが「友達の妹が~」で、表紙も友達の妹たる彩羽ちゃんしか登場していない(通常版)ので、友達の妹がメインヒロインのラブコメだと思われると思うのですが、
実は同格メインヒロインがもう一人います…! 三角関係ラブコメです!
もう一人のヒロインは、アキの従姉妹であり、偽装彼女となる真白ちゃん。
要素が強すぎる…。
偽装彼女がいたら友達の妹なんて霞むのでは?と思いきや、彩羽ちゃんの振り切ったうざ後輩ムーブで存在感を失いません。
どちらも強いんだこれが…。
同格三角関係ものは疲れるのであまり好きではないのですが、「いもウザ」の場合、意外と恋愛中心ではないので、私のような方でも意外と楽しく読めるかも。
みんな仕事や夢があり恋愛脳ではないというのと、彩羽ちゃんも真白ちゃんも本当にめんどくさい良い子なので、
「選ばれなかった方が可哀想すぎる…」という悲壮感がないところが好きです。
恋愛だけしてるラブコメに飽きてきた方、いもウザおすすめです!
猿渡かざみ『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』
私の最愛ヒロイン・佐藤こはるさんが登場する「しおあま」も今年5周年!めでたい!
佐藤こはるさんの魅力を説明すると、なんといってもポンコツ!
ちょっとのことでどや顔決めちゃう単純バカなところがたまらなく愛おしい。
ラノベヒロインってどうしても想像上の生き物感があり、なんというか「可愛すぎる」「綺麗すぎる」もの。
何か悩んでいたとしても「そんなことないよ~可愛いよ~」で済む程度に調整されたものが多くないですか。
でも、佐藤さんはそうではなく、本当に等身大の女の子感があるんです。
コミュ障でポンコツでしょうもない見栄を張りがち。
そういうダメなところがいっぱいあるからこそ、親近感があってむしろ可愛い(めちゃくちゃ可愛い)。
一方で本当に心がきれいで、人の嫌がること、迷惑になることは絶対にしません。
人の悪意にも鈍感(可愛い…)。
そんな魅力的な女の子がヒロインだから、「しおあま」は主人公とヒロインがイチャイチャするだけの、よくあるラブコメではありません。
佐藤さんが押尾くんと関わることで世界を広げていき、周囲の人と関係を築けるようになっていくっていう、成長ストーリーなんですよ。
ラブコメと思うと少し肩透かしかもしれないのですが、青春コメディととらえるとしっくりきます。
良い脇役がたくさん出てきてわちゃわちゃみもあるので、ラノベより漫画が好きな人がハマるかも。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
私がラノベをがっつり読み始めたのが2019年くらいで、今回紹介したのはどれも読み始めの頃にハマった思い入れのある作品なので、3作品紹介できて嬉しかったです。
まだ読んでいない方がいたらぜひぜひ。