スターの卵たちのチームプレイが熱い!
『顔さえよければいい教室』(通称「さえけれ」)の魅力をネタバレなしでご紹介します。
記事の最後には「さえけれ」が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『顔さえよければいい教室』とは?
あらすじ
こんな人におすすめ
無料で試し読み!
「さえけれ」のここが良い!
圧倒的才能を持ちながら、抜けてる詩歌
楽斗の妹である詩歌は、天性の歌声で、顔を出さないVSINGERとして一定の成果をあげていました。
しかし、生活能力ゼロで一般人と感覚がズレており、歌以外のことが苦手なので、学園ではいまいち光りません。
決めるときはちゃんと決めるのですが、才能がありながらダメな部分もあるところが普通の女の子っぽくて好きです。
そしてコミュ障気味ではあるものの、根本的に人が好きで素直。
自分の才能をはなにかけてマウントとったりしない、ゆるふわなところが読んでて気持ちいいんです。
底の見えない楽斗
一方で兄の楽斗は、詩歌のマネージャーとして特別入学。
生活能力のない妹を支えていく…だけではありません、もちろん。
歌以外のことがてんでダメな妹に代わって戦略を練り、周囲と交渉し、必要なことならなんでもやります。
妹への献身と、底の見えないハイスぺ具合がいい感じ。
クラスメイトとのわちゃわちゃが好き
そんな詩歌と楽斗ですが、徐々に仲間を集め、課題を一緒に乗り越えたり、絆を深めていきます。
芸能ものだと、どうしても蹴落とし合うような展開がメインとなりがちですが、「さえけれ」はどちらかというと「高め合う」ことに主眼を置いているように感じます。
メンバーとのわちゃわちゃが、普通の高校生っぽくもあり、それでいて苦難を共に乗り越える「仲間」な感じもあり。
仲間の絆とかが好きな人は楽しく読めると思います。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ちなみに、尖ったタイトルではありますが、ストレートに「顔さえよければいい」ということだけを表現した作品ではありません。
顔も重要なファクターとはなってくるものの、どちらかと言えば内面の方にしっかりスポットを当てていますので、タイトルで反感を覚える方もぜひ一度チェックしてみてください!
「さえけれ」の次に読むなら!
「さえけれ」が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
杉井光『楽園ノイズ』
芸能ものというよりは音楽ものですが、才能ある若者たちの姿が眩しい『楽園ノイズ』もきっと気に入るのではないかと!
白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』
将棋のプロ棋士・女流棋士の話なので内容は全然違うのですが、雰囲気とか終盤の熱さが似ている『りゅうおうのおしごと!』もおすすめします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
同じ三河ごーすと先生のハイテンションラブコメ「いもウザ」もおすすめです!