数々のヒット作で知られる有川ひろ先生の代表作と言えば、もちろん『図書館戦争』!
この記事では『図書館戦争』の魅力をネタバレなしでお伝えします。
記事の最後には『図書館戦争』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『図書館戦争』とは?
あらすじ
「良化法」という架空の法律が制定された世界、という設定。
公序良俗に反すると判断された本は、書店で、図書館で、文字通り狩られていく。
そんな恐ろしい世界の図書館を舞台に、本をめぐる攻防を描いた作品です。
こんな人におすすめ
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『図書館戦争』のここがすごい
世界観の作り込みがすごい
『図書館戦争』シリーズは、ざっくり言うと政治ものということになるでしょうか。
本を狩る良化隊と、本を守る図書隊。
それぞれの組織や根拠法、物理的戦闘に政治的駆け引き、さらにはそれらに対する世論などなど、細かいところまでしっかり作り込まれています。
だから一つひとつの描写がすごくリアルに感じられて、物語にのめり込めるんです。
本好きなら一度は読んでおきたい
『図書館戦争』は架空の法律が存在する日本の話。
だから私たちと全く関係ないかというと、全くそんなことはありません。
エンタメ作品の青少年への悪影響や、差別とは何なのか…など、扱われるテーマは私たちの暮らす社会と地続きの内容ばかり。
本好きなら一度は読んでおきたい骨太ストーリーです。
そして、改めて、好きな作品を自由に読める社会に感謝したくなります!!!
本好き×脳筋
主人公の郁は、その健脚で全てを乗り越えてきた根っからの体育会系女子。
いわゆる脳筋で、物事になんでも白黒つけたいタイプ。
郁の周りの図書隊員たちも、程度の差はあれど、熱い体育会系タイプが多いです。
そんな彼らが命懸けで守るのが本!というのが最高。
一見相容れなそうな読書好きと脳筋の両面を持つ隊員たちが、個人的にはすごく魅力的!
話は重いがノリは軽快
重たいテーマを扱った作品ですが、ときには隊員同士でふざけあうなど軽めの描写も多く、ノリとしては軽快な方だと思います。
とにかく真っ直ぐな主人公・郁の性格も相まって、明るめな雰囲気の作品に仕上がっています。
暗い政治もの・陰謀ものが苦手な人でも読みやすいと思います!
ベタ甘恋愛
そして忘れてはいけないのが!ちゃんと恋愛要素もあります!
しかももうベタベタに甘いのが!
悶えること間違いなし。
戦闘描写があるので苦手な人はご注意ください!
図書隊という一種の軍隊を舞台にしているので、どうしても戦闘描写があります。
過度にグロテスクなわけではありませんが、苦手な方はご注意ください。
おわりに
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
ちなみに私は不器用な同僚の手塚推し。
郁の影響でだんだん雰囲気が柔らかくなるのが大好きです。
『図書館戦争』の次に読むなら!
『図書館戦争』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
青木裕子『これは経費で落ちません!』
組織のぐちゃぐちゃが好きな方には『これは経費で落ちません!』がおすすめ。
主人公の経理部員女子が、会社のあらゆるトラブルを裏から潰していきます。
六つ花えいこ『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)』
裏表ない主人公とままならない恋模様が好きな方は「死にプロ」もきっとお好きなのではないかと!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
既刊一覧
『図書館戦争』~『図書館革命』までが本編にあたります。
本編
別冊(番外編)
本編完結後の郁たちを描く「別冊」は、図書隊関係の話から少し離れて、恋愛がメインのお話です!
ぜひ最後までお楽しみください。
コミカライズもあります!