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【これ好き!】米澤穂信『犬はどこだ』のここがおすすめ

米澤穂信『犬はどこだ』とは? 一般文芸
一般文芸
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大人気作家の米澤穂信先生。
常に良質な作品を生み出し続けている米澤先生ですが、初期作品にも優れた作品が多いことをご存じですか?
この記事で紹介する『犬はどこだ』も初期の名作のひとつ。

そんな『犬はどこだ』についてネタバレなしでご紹介します。
また、記事の最後に『犬はどこだ』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。

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『犬はどこだ』とは?

あらすじ

あらすじ

とある事情から地元に戻り、探偵事務所を開業した紺屋長一郎。彼が想定する業務はただひとつ、犬探し。それなのに、舞い込んできた依頼は失踪人探しに古文書の解読…?

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 2つのストーリーが交わるタイプの作品が好きな人
  • 鮮やかな伏線回収に痺れたい人
  • 米澤穂信作品が好きな人!

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1章冒頭まで読めます!

『犬はどこだ』のここが面白い!

失踪人探しと古文書解読、なぜかリンクしていく

成り行きで雇った昔の後輩・ハンペー。
彼に任せた古文書解読と、長一郎が受け持った失踪人探し、初めは全く別々に調査が進みますが、次第にリンクしていきます。
終盤、2つの事件がぴたっとハマる瞬間の描写は鳥肌もの。
長一郎とハンペーの一人称が交互に続く構成が上手い。

実力は未知数、後輩ハンペーの活躍

「探偵になりたかった」と子どものようなことを言って転がり込んできたハンペー。
見るからにお調子者ですが、ハンペー視点だと結構シニカルなところもあり、読めない人物。
長一郎と読者の予想に反して、堅実に調査を進めていきます。
特に終盤にかけての有能っぷりがすごい。

米澤先生の十八番・テキスト解読!

米澤穂信先生と言えば、やはり各種テキストを利用した作品が多いのが特徴。
メモ書き程度のリストから大昔の部誌まで、作品によって様々なテキストが登場していますが、今作『犬はどこだ』では「ブログ」と「書籍」が主役。
これらのテキストから一体どんな真実が導かれるのか、ぜひお確かめください。

エグいのでご注意ください

苦い読後感が持ち味の米澤穂信先生。
本作『犬はどこだ』ももちろん苦さはあるのですが、少々エグみもあるかも…。
ネタバレのため多くは言えませんが、終盤にかけてかなりゾクゾクする展開が続くので、心の準備をして臨んでいただければと思います。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
米澤穂信先生の作品をもっと読みたいなーという方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

上の記事では迷った末に別の作品を紹介したのですが、この『犬はどこだ』は米澤穂信先生の作風がつかみやすい作品です。
『犬はどこだ』を気に入った方は、米澤穂信先生の他の作品もきっと好きになると思います!

『犬はどこだ』の次に読むなら!

『犬はどこだ』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。

浅倉秋成『俺ではない炎上』

えしゃ
えしゃ

どことは言いませんが題材が似ているので、『俺ではない炎上』もおすすめしたい…!

米澤穂信『黒牢城』

えしゃ
えしゃ

『犬はどこだ』から入って米澤穂信沼に落とすとしたら次はどれかなぁと思ったのですが、やはりここはラストの勢いがとんでもない『黒牢城』かなと。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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プロフィール
えしゃ

えしゃ(@shallot0147)と申します!
・ラブコメ好き。少女漫画とラノベが大好きです!
・雑食&乱読
・好きなジャンル:ラブコメ、広義のミステリー、ローファンタジー、食べ物が美味しそうな話
・愛読書:辻村深月『名前探しの放課後』

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