【これ好き！】つるまいかだ『メダリスト』のここがおすすめ

氷上の闘いが熱い！『メダリスト』の魅力をネタバレなしで紹介します。
記事の最後には『メダリスト』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。

『メダリスト』とは？

『メダリスト』のここが好き

主人公が天才すぎない！

主人公のいのりちゃんは、鈍くさい子として同級生からは面倒がられ、親からは諦められ、期待されないことに慣れきった女の子です。

そんな子が、華やかなフィギュアスケートの世界で才能を開花させ、すぐさま天下を取って世間を見返す…！
という話では、ありません。

司先生の助力で念願かなってフィギュアスケートを始められたものの、競技を始めた年齢が遅すぎて、ライバルたちには周回遅れの状況。

それでも、フィギュアで勝ちたい！という闘志で、勝つための武器を一つひとつ掴んでいきます。

幼いときから競技をしてきた同世代に比べて、いのりちゃんには圧倒的に時間が足りません。
何かを習得するには、何かを諦めないといけない。

だから闇雲に練習を重ねるのではなく、コーチと一緒に今必要なことは何か？を冷静に考えながら進んでいく様子がぐっときます。

才能で周囲を圧倒するのではなく、執念と根性と、そしてこの知性により勝利に近づいていく様子は、もはや頭脳系バトルものと言って良いでしょう。

群像劇すぎない！

そんないのりちゃん、毎回それぞれ異なる個性と武器を持った強敵たちとぶつかることになります。

ライバルたちにももちろん背景や物語がありますが、あくまで主役はいのりちゃんと司先生。

個人的には群像劇も大好きなんですが、バトルものだと誰に肩入れすれば良いか分からなくなり感情が迷子になりがち…。

だからライバルたちに深入りしすぎず、いのりちゃんと司先生の成長をしっかり見続けられるのがなかなか心地よいです。
キャラクターの多い作品は群像劇っぽくなりがちなので、上手く線引きされている点が見事！

演技シーンが美しい！

そしてなんといっても、演技シーンの美しさが魅力！
文字通り「魅了」されます。

一口に美しいと言っても、指先の可憐な動きにときめくこともあれば、死ぬ気の大ジャンプに胸を鷲摑みにされることも。

各選手の個性あふれる演技がとにかく見応えがあり、息を止めて見入ってしまいます。

そんなところからも、とにかく満足度の高い作品です。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます！
いつもふにゃっとコミカルな司先生、氷上に立つとあまりに美しく、私はそこまで読んだところで完全に落ちました…。

『メダリスト』の次に読むなら！

『メダリスト』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。

ヤマシタトモコ『BUTTER!!!』

タヤマ碧『ガールクラッシュ』

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！