高畑京一郎先生の傑作ラノベ『タイム・リープ あしたはきのう』の新装版が出ました~!嬉しい~!
というわけで、電撃文庫版との違いを解説していきます!
結論、電撃文庫版をお持ちの方も、そうでない方にもおすすめです!
結論
まず結論ですが、作品をふつうに読む上で、電撃文庫版との大きな違いはありません!
本編に大幅改変無し!
読んだ限り、本編の大幅改変はなさそうです。
台詞などの言い回しが若干加筆されているように思いますが、大筋に変更はありません。
内容や設定は完全に当時のまま!
突然若松くんがスマホ使いこなしてたりとかはしません(笑)
そのため、電撃文庫版をお持ちの方はあえて新装版を買う必要はないのですが…
個人的に、本編以外の点で新装版が優れていると思うので、それ以外の変更点もまとめました!
私は「新装版買って良かったー!」と思ったので!!
細かい変更点
レーベルがメディアワークス文庫に
新装版では電撃文庫からライト文芸レーベルのメディアワークス文庫に変更となっています。
メディアワークス文庫は2009年創刊なので、1996年の『タイム・リープ』電撃文庫版刊行時はまだなかったんですね
内容的にも今で言うとライト文芸っぽいですし、ライト文芸レーベルの方が布教しやすいので、個人的には地味に嬉しいポイント。
表紙の圧倒的垢抜け感
電撃文庫版の平成初期感あふれる表紙から刷新!
光の加減が美しい、すてきな表紙になりました~。
上下巻でつながる表紙イラスト、最高すぎません?
本屋さんで2冊平置きされているのを見た瞬間の感動がすごかったです…
口絵・扉絵なし
個人的に電撃文庫版でものすごく気になっていた、口絵・扉絵がありません。
あれ、内容の先取りというかネタバレになっちゃってたので、布教するときに「口絵は読み終わるまで見ないでね!?」と念押ししないといけなくて面倒だったんです。
新装版では、シンプルに本編に集中できる構成になっています◎
謎のあとがき無し!
こちらも電撃文庫版で布教しにくくて困っていた、前作とからめた謎のあとがきがオールカット。
内輪ノリは楽しい人が限られてしまうので、これもありがたい~!
高畑京一郎先生描き下ろしの裏話がエモい!
あとがきがカットされた代わりに、描き下ろしの裏話が収録されています。
後日談などの短編ではなく、エッセイです。
まぁ、なんということはない内容なんですが…ファンからするとエモいですよね~(涙)
特に「恋愛」要素に重きを置いて読んでいるファンは、入手推奨です。うわぁぁぁってなります。
(おまけ)米澤穂信先生の帯コメント付き…!
ちなみに、米澤穂信先生のファンの方は、米澤先生の帯コメントがついているのも最高かと。
いつまで帯がついているか分からないので、帯も欲しい方はお早めに!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
新装版は、電撃文庫版の懸念が払拭され、全体的に布教しやすい形式になっています!
もちろん普通に読むのにも最高なので、既に読んでいる方も、まだの方もぜひぜひ!