【これ好き！】福山リョウコ『悩殺ジャンキー』のここがおすすめ！

主人公であるモデルのウミ・ナカの他にも、カメラマンやデザイナーなど、モデル業界に関わる様々な中高生が登場します。
華やかな女優やアイドル・歌手を扱った作品は多いですが、意外とモデル業界を舞台にしたものは少ないかも。
華々しくテレビに出たりはしないですが、一つひとつの仕事に後がない気持ちで真剣に取り組む姿に胸を打たれます。

笑わない美少女モデル・ナカが可愛い！

主人公の一人・ナカは長い手足に小さな顔の美少女。
しかし、笑顔が上手く作れないという欠点が。笑うとそれはもう恐ろしい「極悪面」になってしまうんです…。

そういった設定なので、作中ナカちゃんが笑うことはほとんどありません。極悪面で「ニヤリ」くらい。
でも、そんなナカちゃんがウミに恋をして、どんどん表情豊かになっていくんです。
笑わないのにめちゃくちゃ可愛いんですよ～！

えしゃ

ウミといるときの幸せそうな様子に、ときめきが止まりません♡

俺様だけど一途なウミがかっこいい！

もう一人の主人公、実は男の子の人気モデル・ウミ。
女装時はきゃぴきゃぴ系の可愛い女の子なのに、女装を解くと俺様な爆イケ男子に！　ギャップにやられます。

えしゃ

ちなみに学校では眼鏡の似合う生徒会長。最高じゃないですか？

自分でも気づかないうちにナカに惹かれていくウミ。
ナカ本人の前ではツンデレっぽい感じですが、ナカが怪我をしたと聞けばすっ飛んでいくなど、男らしい面も。
また、モテモテですがナカ以外の女子に一切興味がありません(笑)
ナカだけをめちゃくちゃ大事にしている一途なところが素敵なんです！

カラーイラストが素晴らしい

福山リョウコ先生はモノクロでも迫力と繊細さを兼ね備えた素敵な絵を描かれるのですが、なんといってもカラーイラストが素敵…！
小物や色遣いがめちゃくちゃハイセンスで大好きなんです。扉絵の完成度の高さは少女漫画イチではないか！？と個人的に思うほど。
連載当時花とゆめを読んでいたので、『悩殺ジャンキー』のカラーページは切り抜いて大切に保管しています。それくらい好き。
私が特に好きなのは、13話のお家デート風の扉絵と、13巻のナカちゃんとみーさんの表紙です。可愛すぎて一日眺めていられます♡

悪ノリが過ぎるところがあるので注意…

ひとつ先に注意しておきたのが、少々悪ノリが過ぎるところ…
中表紙で服を剥き合う悪ノリを毎巻やっています…。時代だなぁ…。今だとできなそう（10巻表紙の上裸ウミが最近グッズ化してたので、令和でもいけるんですかねぇ）。
連載当時は「バカだなぁ…」としか思っていなかったのですが、今見るとやや違和感ありますね。少々残念な点です。
2000年代の漫画なのでご勘弁を。あ、本編は真面目ですのでご安心ください。念のため。