ライトノベルが読みたい!でも一体何から読めば…!?
私もラノベ読み始めたときは、あまりの作品数の多さに何から手を付ければ良いか分からず右往左往しましたものです…
試行錯誤しながら100タイトル以上読んできた今、結論が出ました。
最初は人気作読んどけば間違いない。
結局、誰が読んでも面白い作品って存在しないので、最初は量をこなして自分の好き傾向を見極めるしかないんですよね。
で、経験から人気作は比較的打率が高いなと。
というわけで、「人気作」のひとつの基準として、『このライトノベルがすごい!』の歴代TOP3作品を紹介していきたいと思います!
このレベルになると、もちろん合う合わないはありますが、面白いのは間違いありません!
- 「このラノ」歴代TOP3!
- 賀東招二『フルメタル・パニック!』
- 時雨沢恵一『キノの旅』
- 西尾維新「戯言」シリーズ
- うえお久光『悪魔のミカタ』(全13巻未完)
- 谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ(既刊12巻)
- 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』
- 桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(単巻)
- 支倉凍砂『狼と香辛料』
- 竹宮ゆゆこ『とらドラ!』
- 野村美月「文学少女」シリーズ
- 西尾維新<物語>シリーズ
- 井上堅二『バカとテストと召喚獣』
- アサウラ『ベン・トー』
- 川原礫『ソードアート・オンライン』
- 平坂読『僕は友達が少ない』
- 渡航『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』
- 山形石雄『六花の勇者』
- 榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ』
- 宇野朴人『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
- 長月達平『Re:ゼロから始める異世界生活』
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』
- 白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』
- 屋久ユウキ『弱キャラ友崎くん』
- 海道左近『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』
- 安里アサト『86-エイティシックス-』
- 瘤久保慎司『錆喰いビスコ』
- 宇野朴人『七つの魔剣が支配する』
- 裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』
- 竹町『スパイ教室』
- 暁佳奈『春夏秋冬代行者』
- 四季大雅『わたしはあなたの涙になりたい』
- 佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』
- 鵜飼有志『死亡遊戯で飯を食う。』
- 燦々SUN『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
- おわりに
「このラノ」歴代TOP3!
歴代TOP3の作品を1巻の刊行順に並べていきます!
私もまだ読めていない作品や、最後まで読んだけど合わなかったな~という作品も含まれますので、あくまで参考に…!
賀東招二『フルメタル・パニック!』
TOP3入り歴:2008年1位
都立陣代高校に通う千鳥かなめは、普通の高校生。
https://fantasiabunko.jp/sp/panic/
だが、彼女の平和な学校生活は1人の転校生によって破られる!
転校生・相良宗介は、何かといえば銃を発砲、問題解決といっては校内爆破と軍事オタク丸出しの大ボケ野郎。
しかし彼こそ世界最強の武装集団《ミスリル》のエリート兵士、世界すら左右する秘密を持つかなめを密かに護衛するために派遣されて来たエージェントだったのだ!
時雨沢恵一『キノの旅』
TOP3入り歴:2006年2位
「キノはどうして旅を続けているの?」
https://dengekibunko.jp/product/kino/312134000000.html
「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」
―――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。
寓話風の語りとちょっとブラックでシニカルなストーリーが癖になる作品です。短編集なのでちょっと読みたいときにも◎
西尾維新「戯言」シリーズ
TOP3入り歴:2005年2位、2006年1位、2007年3位
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000204149
他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。
嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。
けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。
まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれど――
うえお久光『悪魔のミカタ』(全13巻未完)
TOP3入り歴:2005年3位
“宇宙人に妹をさらわれた”と言うちょっと変わった過去を持つ高校生・堂島コウ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4840220271
その彼のもとに突然現れたのは色とりどりのエナメルのベルトを要所要所に巻いただけと言う奇抜(?)なファッションの少女で、しかも“自称”悪魔だった。
さらにその“自称”悪魔の言うことには「一昨日あなたの望みは叶えられました。その魔力を感知して、あたしは来ました。契約を履行し、魂をいただくために」
まったく身に覚えのないコウは果たして、自らの無実を証明できるのか!?それとも…。
谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ(既刊12巻)
TOP3入り歴:2005年1位、2007年2位、2008年2位
校内一の変人・涼宮ハルヒが結成したSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)。
https://www.kadokawa.co.jp/product/200303000354/
ただ者でない団員を従えた彼女には、本人も知らない重大な秘密があった!?
鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』
TOP3入り歴:2011年1位、2012年2位、2013年2位、2014年3位、2017年3位(殿堂入り)
「超能力」が“一般科学”として認知された世界――。
https://dengekibunko.jp/product/index/312005300000.html
東京西部に位置する人口230万人弱の巨大都市。人口の約8割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれていた。
落第寸前の高校生・当麻は、ある日「魔術(オカルト)」の世界から逃げてきたというシスター姿の少女・インデックスに遭遇。
最初は半信半疑だったが、二人の前に本当に魔術師が現れて――!?
桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(単巻)
TOP3入り歴:2006年3位
ある午後、あたしはひたすら山を登っていた。そこにあるはずの、あってほしくない「あるもの」に出逢うために――
https://www.kadokawa.co.jp/product/200809000378/
支倉凍砂『狼と香辛料』
TOP3入り歴:2007年1位
行商人ロレンスが旅の途中に出会ったのは、狼の耳と尻尾を有す美しい少女。
https://dengekibunko.jp/title/ookami/
彼女は自らを狼神ホロと名乗り、ロレンスに北の故郷ヨイツへ帰る道案内をしてほしいと頼む。
ホロが神であることは半信半疑ながらもそれを了承したロレンスは、ホロと共に長い旅に出るのであった。
竹宮ゆゆこ『とらドラ!』
TOP3入り歴:2009年2位
目つきは悪いが普通の高校二年生・高須竜児は、ちっちゃいのに凶暴で獰猛、“手乗りタイガー” と呼ばれる少女・逢坂大河と出会う。
https://dengekibunko.jp/product/toradora/301807000848.html
しかも竜児は、彼女の知ってはいけない “秘密” を知ってしまい……。
今度の恋も、一筋縄ではいかない模様!?
ちっちゃいのに獰猛な大河が可愛い! クラスメイトたちとのわちゃわちゃも楽しい王道ラブコメです!
野村美月「文学少女」シリーズ
TOP3入り歴:2008年3位、2009年1位、2010年3位
天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。
https://www.amazon.co.jp/dp/4757728069
彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。
でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。
そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって……。
とにかく文章がきれいで、切なく、美しい物語です。
西尾維新<物語>シリーズ
TOP3入り歴:2010年2位、2017年単行本2位、2019年単行本3位
阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!?
https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000006049
井上堅二『バカとテストと召喚獣』
TOP3入り歴:2009年3位、2010年1位、2011年3位
「総員ペンを執れ!」
https://famitsubunko.jp/product/bakatest/301406000792.html
テストで召喚戦争!? 恋ありバカあり破壊度満点の新・学園コメディ!
アサウラ『ベン・トー』
TOP3入り歴:2012年3位
閉店間際のスーパーを訪れた主人公・佐藤洋は、訳もわからないまま凄まじい戦いに巻き込まれてしまう。
https://dash.shueisha.co.jp/feature/1001/
それは《狼》と呼ばれし者たちによる、毎夜行われる夕食と誇りを懸けた半額弁当を求める争奪戦であった。
佐藤はひょんなことからハーフプライサー同好会という半額弁当を求めるためだけに存在する部活に所属することになり、先輩の槍水仙、そして同級生の白粉花と共に《狼》となってスーパーを駆け始める。
川原礫『ソードアート・オンライン』
TOP3入り歴:2012年1位、2013年1位、2015年2位、2016年2位(殿堂入り)
クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する──。
https://dengekibunko.jp/product/sao/200903000507.html
謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずログインした約一万人のユーザーと共に、その過酷なデスバトルは幕を開けた。
SAOに参加した一人である主人公・キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れる。
そして、ゲームの舞台となる巨大浮遊城『アインクラッド』で、パーティを組まないソロプレイヤーとして頭角をあらわしていった。
クリア条件である最上階層到達を目指し、熾烈な冒険(クエスト)を単独で続けるキリトだったが、レイピアの名手・女流剣士アスナの強引な誘いによって彼女とコンビを組むことになってしまう。その出会いは、キリトに運命とも呼べる契機をもたらし……。
果たして、キリトはこのゲームから抜け出すことができるのか。
平坂読『僕は友達が少ない』
TOP3入り歴:2011年2位
学校で浮いている羽瀬川小鷹は、ある時いつも不機嫌そうな美少女の三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。
https://www.amazon.co.jp/dp/4040664639
「もしかして幽霊とか見える人?」
「友達と話していただけだ。エア友達と!」
「(駄目だこいつ…)」
小鷹は夜空とどうすれば友達が出来るか話し合うのだが、夜空は無駄な行動力で友達作りを目指す残念な部まで作ってしまう。
しかも何を間違ったか続々と残念な美少女達が入部してきて―。
みんなでギャルゲーをやったりプールに行ったり演劇をやったり色々と迷走気味な彼らは本当に友達を作れるのか?
渡航『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』
TOP3入り歴:2014年1位、2015年1位、2016年1位(殿堂入り)
孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。リア充には「爆発しろ!」とつぶやき、
https://gagagabunko.jp/specal/oregairu/
将来の夢は「働かないこと」とのたまう。
そんなひねくれ高校生・八幡が学校一の美少女・雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部して……。
見た目ビッチの由比ヶ浜結衣や天使のような戸塚彩加にも囲まれて、どう考えてもラブコメ展開!?
と思いきや、繰り広げられるのはまちがいだらけの青春!
山形石雄『六花の勇者』
TOP3入り歴:2013年3位
闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。
https://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-630633-1
地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。
だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。
その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。
七人のうち誰かひとりが敵であることに気付いた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。
そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで――。
榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ』
TOP3入り歴:2015年3位、2016年3位
ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0096GYAYG
世界を「クソゲー」と呼ぶ二人は、ある日“神”を名乗る少年に異世界へ召喚される。
そこは神により戦争が禁じられ、全てがゲームで決まる世界だった――そう、国境線さえも。二人のダメ人間は、異世界で人類の救世主となりえるのか?
宇野朴人『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
TOP3入り歴:2014年2位、2016年3位
戦争嫌いで怠け者で女好き。
https://dengekibunko.jp/product/alderamin/201201000579.html
そんな少年が、のちに名将とまで呼ばれる軍人になろうとは、誰も予想していなかった……。
長月達平『Re:ゼロから始める異世界生活』
TOP3入り歴:2017年2位
突如、異世界へ召喚された高校生ナツキスバル。
https://mfbunkoj.jp/product/rezero/301312000335.html
普通の一般人である彼に特殊な知識も技術も武力もあるわけもなく、さらに手にした能力は『死んだら時間が巻き戻る』という痛みを伴う『死に戻り』のみだった!
とにかく長いしキャラ多いしストーリー複雑だしで、読むのが大変な作品のですが、その分とにかく面白い!! 読んでいくにつれて面白さが加速していくタイプの作品です。
衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』
TOP3入り歴:2021年3位、2022年3位、2023年1位(殿堂入り)
希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという高度育成高等学校。
https://mfbunkoj.jp/product/youzitsu/301503001106.html
毎月10万円相当のポイントが支給され髪型や私物の持ち込みも自由。
だがその正体は優秀な者が好待遇を受けられる実力至上主義の学校で……!?
賢すぎる主人公の暗躍を見たいときはこれ。主人公の頭の構造が人と違い過ぎて、どこへ向かっているのか全く読めない、毎回ハラハラ…!
白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』
TOP3入り歴:2017年1位、2018年1位、2019年2位、2020年2位(殿堂入り)
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、弟子を名乗る小学三年生の少女・雛鶴あい(きゅうさい)だった!?
https://ga.sbcr.jp/sp/ryuoh/books.html
「え? ……弟子? え?」
「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく――。
ガチ将棋押しかけ内弟子コメディ、今世紀最強の熱さでこれより対局開始!!
見た目からは想像できないほど「熱い」バトルラノベ! 超人気作ですが、巻を追うごとにさらに熱く、さらに面白くなっていくのが本当にすごい。
屋久ユウキ『弱キャラ友崎くん』
TOP3入り歴:2019年3位、2020年3位
人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09451610
だって、人生には美しくシンプルなルールがない。あるのは理不尽と不平等だけ。
自由度が高いなんてのは強者の言い分で、弱者には圧倒的に不利な仕様でしかない。
だから、クソゲー。
あまたのゲームに触れ、それらを極めてきた日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。
――だけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、「人生は神ゲー」と言いきった。
生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと日南葵。
しかも、「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」だって?
……普通は、そんなの信じない。
だけど日南葵は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ!
海道左近『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』
TOP3入り歴:2018年3位
各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。
https://firecross.jp/hjbunko/series/268
人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。
そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。
大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。
安里アサト『86-エイティシックス-』
TOP3入り歴:2018年2位
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
https://dengekibunko.jp/product/86/321611000284.html
そう――表向きは。
本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。
死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。
二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
軍事もの・戦記ものが好きなら迷わずチェックしてほしい硬派な作品。この世にこれほどの苦しみがあるだろうか。しかし、その中で強く生きる少年少女たちにぐっときます。
瘤久保慎司『錆喰いビスコ』
TOP3入り歴:2019年1位
すべてを錆つかせ、人類を死の脅威に陥れる《錆び風》の中を駆け抜ける、疾風無頼の「キノコ守り」赤星ビスコ。彼は、師匠を救うための霊薬キノコ《錆喰い》を求め旅をしていた。
https://dengekibunko.jp/product/bisco/321711000051.html
美貌の少年医師・ミロを相棒に、波乱の冒険へ飛び出すビスコ。行く手に広がる埼玉鉄砂漠、文明を滅ぼした防衛兵器の遺構にできた街、大蛸の巣くう地下鉄の廃線――。過酷な道中で次々に迫る脅威を、ミロの知恵の閃きと、ビスコ必中のキノコ矢が貫く! しかし、その先には邪悪な県知事の奸計が――。
愛する人を救うため、強弓が撃ち抜く冒険ファンタジー!
宇野朴人『七つの魔剣が支配する』
TOP3入り歴:2020年1位
春――。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。
https://dengekibunko.jp/product/7-maken/321804000334.html
黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。
魔法使いの卵たちを迎えるのは、満開の桜と魔法生物のパレード。
喧噪の中、周囲の新入生たちと交誼を結ぶオリバーは、一人の少女に目を留める。
腰に日本刀を提げたサムライ少女、ナナオ。
二人の魔剣を巡る物語が、今始まる──。
裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』
TOP3入り歴:2021年1位、2022年1位、2023年2位(殿堂入り)
『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』
https://www.shogakukan.co.jp/books/09451796
学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。
圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。
仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?
青春ラノベといえば!な超人気作です。主人公グループはカーストトップで全員いいやつ。彼らのまっとうな青春が切なく、そして眩しい。
竹町『スパイ教室』
TOP3入り歴:2021年2位
陽炎パレス・共同生活のルール。
https://fantasiabunko.jp/product/202001spy/321909000804.html
一つ 七人で協力して生活すること。
一つ 外出時は本気で遊ぶこと。
一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。
――各国がスパイによる“影の戦争“を繰り広げる世界。
任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。
しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。
毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!?
世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい!
ラノベらしいハイテンションシリアスコメディ! とにかくシリアスなストーリーをコミカルに描きます。少女たちの絆が泣ける。
暁佳奈『春夏秋冬代行者』
TOP3入り歴:2022年2位
「春は――無事、此処に、います」
https://dengekibunko.jp/product/syunkasyuutou/322009000013.html
世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。
四季大雅『わたしはあなたの涙になりたい』
TOP3入り歴:2023年3位
全身が塩に変わって崩れていく奇病「塩化病」。その病で母親を亡くした少年・三枝八雲は、小学校の音楽室でひとりの少女と出会った。
美しく天才的なピアノ奏者であるその少女の名は、五十嵐揺月。
鍵盤に触れる繊細なその指でいじめっ子の鼻を掴みひねり上げ、母親の過剰な期待に応えるべく人知れず努力する。
さまざまな揺月の姿を誰よりも近いところから見ていた八雲は、我知らず彼女に心惹かれていく。
小学校を卒業し、ますます美しく魅力的に成長した揺月は、人々の崇拝と恋慕の対象となっていった。
高校に進学する頃、すでにプロのピアニストとして活躍していた揺月はイタリアへと留学してしまう。
世界を舞台にする揺月と、何者でもない自分との間にある圧倒的な差を痛感した八雲は、やがて小説を書き始める。
揺月との再会はある日唐突に訪れた――その再会が、自分の運命を大きく変えるものになることをその時の彼は知る由もなかった。これは、涙で始まり、涙で終わる物語。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09453081
佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』
TOP3入り歴:2024年1位
藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
https://ga.sbcr.jp/sp/otonari/index.html
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく……
「小説家になろう」で絶大な支持を集める、素っ気なくも可愛い隣人との甘く焦れったい恋の物語。
内容もさることながら、はねこと先生の透き通るようなイラストが最高…!
鵜飼有志『死亡遊戯で飯を食う。』
TOP3入り歴:2024年2位
目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。
メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。寝室を出て、廊下を歩いた。
食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。
みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。〈ゲーム〉の始まりだった。
吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。
館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くする――――ただ一人、私だけを除いて。
なぜかって? そりゃあ――私はこれが初めてじゃないから。
プレイヤーネーム、幽鬼《ユウキ》。十七歳。
自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た賞金で生活している人間。どうかしてるとお思いですか?
https://mfbunkoj.jp/product/shibouyugi/322207001275.html
私もそう思います。
だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。
おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。
油断すれば後ろから刺され、万全を尽くしたとしても命を落とすことがある――
そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。
燦々SUN『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
TOP3入り歴:2024年3位
「И наменятоже обрати внимание」
https://sneakerbunko.jp/product/roshidere/322011000027.html
「え、なに?」「別に? 『こいつホント馬鹿だわ』って言っただけ」「ロシア語で罵倒やめてくれる!?」
俺の隣の席に座る絶世の銀髪美少女、アーリャさんはフッと勝ち誇った笑みを浮かべていた。
……だが、事実は違う。さっきのロシア語、彼女は「私のことかまってよ」と言っていたのだ!
実は俺、久瀬政近のロシア語リスニングはネイティブレベルなのである。
そんな事とは露知らず、今日も甘々なロシア語でデレてくるアーリャさんにニヤニヤが止まらない!?
全生徒憧れの的、超ハイスペックなロシアンJKとの青春ラブコメディ!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
人気作の基準として、20巻以上続いている作品もまあハズレなしと言ってよいと思うのですが、さすがに参入ハードルが上がるし、界隈では人気だけど知名度は微妙な作品とかもあるので、ストレートにランキング上位作品としてみました。
これからラノベを読み始める方のお役に立てばうれしいなぁ。
人気とか無視して、ただ私の好きな作品を並べてる記事もあるので、よければどうぞ…(恐る恐る)
※昔のこのラノは持っていないので、順位はwikipediaの「このライトノベルがすごい!」の項から抜き出しています。間違いがあればごめんなさい。
※単行本ラノベは詳しくないので省きました。
※あらすじは各公式のものを引用させていただきました。適宜改行だけ入れさせてもらってます。