高校生男女6人の恋を描いた群像劇の傑作!
『恋を知らない僕たちは』(通称「恋僕」)の魅力をネタバレなしでご紹介します!
最後に「恋僕」が好きな方におすすめの作品も載せています。
『恋を知らない僕たちは』とは?
あらすじ
メインとしては、3人が中学卒業した後の高校生編になります。
高校では、さらに英二と同じ図書委員の池澤さん、そしてその池澤さんに想いを寄せる瀬波太一が登場。
ここに厄介彼氏と付き合う藤村小春ちゃんを加え、6人の混線多角関係に突入する次第です。
こんな人におすすめ
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「恋僕」のここが魅力!
どう転がるか分からない恋愛模様
『恋を知らない僕たちは』は、男女6人で3組のカップル!…という単純な話ではありません。
同じ人を複数の人が好きになったり、自分に告白してくれたのとは別の人を好きになってしまったり…複雑な混線状態なんです。
登場人物たちそれぞれが何を考えているのか、読者にも明かされない点が多く、序盤は先の展開が全く読めません。
誰と誰がくっつくのか、普通に想像できるだけでも、3パターンくらい考えられるでしょう。
この後どうなるのか、展開を予想しながら読むのがとっても楽しいんです!
ちなみに、主要キャラの人数が多く、苗字呼びと名前呼びが混在するので、その場にいない人の話をしているときに混乱しやすいです。
苗字を把握するように意識しながら読んでいくのがオススメ
応援したくなるキャラクターたち
一途な太一や、初めての恋に戸惑う池澤さんを始め、6人それぞれが魅力的。
みんな相手を思いやる気持ちを持った良い人で、それでいてちょっとずるかったり、臆病だったり。
等身大の高校生という感じで、素直に応援したくなります。
友情にも注目!
『恋を知らない僕たちは』というタイトルの通り、6人の恋愛模様が中心のテーマではありますが、男子同士・女子同士の友情も熱いです。
特に、直彦と英二が仲違いをしてから修復するまでの描写がまぁリアル。
読んでいて胸がズキズキします。
恋も、友情も両方大事に描いているところも『恋を知らない僕たちは』の魅力です。
注意!
最終11巻の表紙が盛大なネタバレになっています。
展開を予想して楽しみたい方は、10巻を読み終わるまで11巻の表紙を見ないようにご注意ください!!
水野先生はなぜそんなことを…?と思うかもしれませんが、この11巻、幸せあふれるとっても素敵な表紙なんです♡
このツーショットにしたくなった気持ちはよく分かります…!
大事なことなのでもう一度。
ネタバレしたくない方は、11巻の表紙を見るのは10巻を読むまでとっておきましょう!
ネタバレあり感想
「恋僕」のネタバレ感想はこちらの記事で!
おわりに
ちなみに私の推しキャラはなんといっても太一!
チャラそうな見た目ながら癒し系の性格で、さらに一途なところが素敵。
あんな見た目で、夏休みの宿題を即終わらせる真面目タイプなんて反則です♡
皆さんにもお気に入りのキャラがいますように!
「恋僕」の次に読むなら!
阿賀沢紅茶『氷の城壁』
先の読めない多角関係にドキドキしたい方は、秀逸な心理描写も魅力の『氷の城壁』をぜひ!
河原和音『素敵な彼氏』
うまくいきそうでいかない、もどかしい恋愛模様が好きな方は、すれ違い系両片想いの『素敵な彼氏』もおすすめです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!