ういこん語りがついに⑤に…語りすぎている…
まだまだ語りたいので今回は虹叶くん・嵐ちゃんペアについて!
このペアもいろいろあった…
※初期虹叶あまり好きではないので、ややディスってると思います…!
虹叶推しの方すみません。
にからんペアを語る
ざくっと歴史を振り返る
振り返ると思ったより色々あったなぁ。
ざっと振り返ります。
まず、大好きな初ちゃんとペアになれると思って入学してきた虹叶くん(こわい…)、別の子とペアになってしまったので、初対面で「他にペアになりたい子がいる」と言っちゃいます。
それに怒りもせず悲しみもせず、「トレードできるようにまず実績を作ろう」と言う嵐ちゃん(大人…)。
そして1年体育祭でトレード申請。
しかしういこんペアが断ったため(なぜか断る方に試練が与えられる)、トレードはなしに。
その後三郷先生の企てでもう一度トレードの話が出ますが、そのときには初ちゃんの気持ちも完全に紺くんに向いており、このときもトレードはなし。
そして紺くんが初ちゃんに告白したことで、ようやく虹叶くんは失恋を認めます。
ここがこのペアのスタートラインです。
その後の虹叶くんは、これまで協力してくれた嵐ちゃんの目的(セブンオーシャンに入る)のため、真剣にゴールデンカップルを目指します。
そんな彼に嵐ちゃんが先に落ちてしまい、一度は七夕ドリームチャレンジで虹叶くんを解放しようとしますが、初ちゃんの後押しもあり、ペア継続することに。
3年への進級課題で「本当の恋人であること」が進級条件となったときには、嵐ちゃんが間髪入れずに気持ちを告白。
しばらく逃げ回られますが、船上ダンスパーティーで両想いに。
その後の虹叶くんは激重彼氏になる…といった感じですね、ざっと振り返ると。
初期虹叶は好きではない
他の記事でも言ってきたのですが、1年生のときの虹叶くんは正直苦手。
思い込み激しいし、シンプルに怖い…。
彼は、初ちゃんと嵐ちゃんの性格にかなり助けられていると思うんですよ。
初ちゃんは大人しそうに見えて全然そんなことなく、嫌なことは嫌!とはっきり遠慮なく言えるタイプなので、初期の押し付けがましい言動も軽やかに跳ねのけていました。
1年体育祭で虹叶くん突き飛ばしたりね、好きです。
また、パートナーの嵐ちゃんの方は本当に嫌味のないカラっとした美才女で、
他に好きな人がいる男とペアになっても、落ち込まず卑屈にもならず、それどころか協力まで。
高1にして人間ができすぎている…。
これ、初ちゃんが見た目通りの大人しい子だったらただのストーカーだし、嵐ちゃんが年齢相応に傷つきやすい子だったらただのデリカシーなし男。
なんですが、2人が稀有な良い子だったので、幸い大きな問題は起きませんでした。
まぁ…問題は起きなかったんですけど、やはり初期の言動はな~~ちょっとないよな~~~。
特に、体育祭の借り物競争のとき。
嵐ちゃんを一人残していったのがどうにも許せん。
自分の軸がしっかりある子だから本当に気にしていないようですし、本人が気にしていないことを外野がやいのやいの言うのもあれですが、こんなの普通の子でやったらトラウマものですよ。
とはいえまあ…その一途なところは普通に好ましく思っており、初ちゃんを諦めてからの彼はそんなに嫌いではないのですが。
とにかく嵐ちゃんが頑張った!えらい!
この2人に関しては、本当~~~に嵐ちゃんが頑張りましたね。
虹叶くんは初ちゃんのストーカーである以外は比較的普通なので、彼が失恋した後はこのペアは無難に過ごすのかなぁと思っていたのですが、全然そんなことなかった。
嵐ちゃんが虹叶くんを特別に思い始めてからがとにかく素晴らしい…!
ういこんって、女子たちが意外と男前だと思うんですよ。
初ちゃんにしてもあゆあゆにしても。
そこが好きなんですが。
で、その男前の最たるものと思われた嵐ちゃん、恋をしたら意外と乙女だった…!
可愛いんだが!!
七夕ドリームチャレンジ!
なんといっても転機は2年の七夕ドリームチャレンジですね。
1年生のときの恩から虹叶くんが付き合ってくれていると、逆に負い目に感じるようになった嵐ちゃんが、虹叶くんを解放するため1位を目指します。
しかし初ちゃんの言葉と第二の課題(仕掛けデート)で風向きが変わり、もう少し2人で頑張ってみることに。
この第二の課題の嵐ちゃんが尊い…。
デートしようと言ってきた虹叶くんに柄にもなく動揺しそわそわドキドキ。
普段と違う言動に不安と期待を募らせたものの、最後に「他に好きな人ができた」と言われたときには、即座にすべての感情をしまいこんで「応援する」と言ってみせました。
感情を表に出さずにコントロールできてしまっているところが器用であり不器用であり、愛おしくてたまりません。
嵐ちゃんの計画通りでも良かったと思うのだが…
ところで、結果的に上手くおさまったので良いんですが、一連の流れでどーーにも納得いかないのが、「1位になって虹叶を解放する」ってそんなに悪いことか?っていう。
初ちゃん嫌いではないんですが、どうしても受け入れられない無神経な言動が2か所あって、そのうちのひとつが七夕ドリームチャレンジのときに嵐ちゃんの協力要請を断ったこと。
いや、分かるんですよ。
初ちゃんがズルが嫌なのは。
(まぁここは、紺くん向けの話の持っていき方をしちゃってた嵐ちゃんも見通しが甘かった)
分かるんですが、嵐ちゃんが虹叶くんを解放したいと思うのって、そんなに駄目なことだっただろうか。
彼に気を遣わせないように自分の目的を達成して関係解消する、っていうのは彼女らしいし、虹叶くんのことをよく考えているのが分かって、正直最初に読んだときぐっときたんですよね、私は。
それを初ちゃんがすげなく断った上に「どうしたんだろう…」とか言っているのでイラっとしました。
どうもしてない、虹叶くんのことを真剣に考えただけ。
また、個人的には、作品上でとらえられているほど、これが逃げの一手とは思えないんです。
当たり前ですが、ペアでいることだけが恋の形ではない。
虹叶くんが恩を感じて「付き合っている」状況で、嵐ちゃんの方が好きになっちゃったなら、そりゃあパートナーでいてくれることが申し訳なくなると思うんです。
でもゴールデンカップル争いから降りても、ペア解消しても、高校生活は続くわけで。
そこから正々堂々と落とすっていうのも考えられるし(個人的には熱い展開)、「虹叶を解放したい」が虹叶くんや自分の気持ちときちんと向き合ってないとは言い切れないのでは…。
ただ、初ちゃんの言うように、そのままだったら自分の気持ちをしまい込んで終わりだったかもしれないので、結果としては良かったんでしょうけど…。
頭では分かるんですけど、このときの嵐ちゃんの決断が「良くないもの」と扱われるのはちょっと嫌だなといまだにチクチクします。
進級課題!
そしてそして、嵐ちゃんと言えばなんといっても3年への進級課題ですね。
「本当の恋人であること」という条件が出た段階で、まっすぐに告白しましたね~~!
好き。
そこから逃げ回る虹叶くんにはげんなりしますが、最後は気持ちを自覚し自分で動いたのでセーフということにします。
(余談ですが、虹叶くんが自分にベタ惚れだったことを知っていながら、虹叶くんと嵐ちゃんの関係に気軽に首を突っ込む初ちゃんもあまり好きではない…)
そしてそのダンスパーティーの夜の嵐ちゃんが綺麗すぎてもう…
いつもの調子を装って「同じ気持ちでないならこの場で剥がして捨てて」と言ってみせ、絶対傷つくのに「傷つかないから」と笑ってすらみせました。
ここがとにかく綺麗で何回も読んじゃう。
そこから、失恋したと思って泣くまでがもう最高に好き。
最初泣けなくて、だんだんこみあげてくるところが不器用な彼女らしくて愛おしい。
自分のこと可愛くないと思っているところ(可愛い)も好き。
もしここでこのまま彼女を一人泣かせていたら、私は虹叶くんを一生許さなかったでしょう…。
虹叶の一途さがようやく光る
さて、ダンスパーティーの嵐ちゃんが好きすぎて、正直虹叶くんにはもったいない…と思うほどでしたが、その後しっかり重い愛をぶつけるようになって安心しました。
やっと彼の激重愛が輝く瞬間がきたわけです…(笑)
それに対したじたじしてる嵐ちゃんが可愛いんですけど(結局嵐ちゃん)。
12巻あゆあゆの笑顔のエールの中のツーショットが好きだなぁ。
1年夏のゲーセンデートのときのツーショットを思い浮かべて、ここまできたかぁとしみじみしちゃいます。
今後の予想
ういこんペアを除くと、にからんがゴールデンカップル最有力候補だと思われるのですが、なんだかここまで書いていて最終2組まで残らない気がしてきました。
なんといっても動機が弱い。
嵐ちゃんは、これだけ優秀なら放っておいてもセブンオーシャンには入れるだろうし、これだけ優秀な子の未来がここで決まってしまうのも惜しい気がする。
嵐ちゃん好きなんだけど、ゲーム開発するのにゴールデンカップルになるのが近道っていうのだけは、中学生っぽい視野の狭い発想な気がするんだよなぁ。
セブンオーシャンに入るとしても、普通に大学行っていろいろな世界を見た上で、やはりセブンオーシャンに戻ってくる…というふうになってほしいところ。
また、2人とも心優しいペアでもあるし、七夕ドリームチャレンジのときのように、自発的に退場する未来が何となく思い浮かびます。
そして、しんめーういこんの一騎打ちになるのかなぁ。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
書いていて気付いたんですが、私、自分で思っていたより嵐ちゃん好きなようですね(笑)