主人公が頑張る「追う側」少女漫画も良いですが、「追われる側」少女漫画も良いですよね!
付き合う前は「好き好き大好き付き合って」で、付き合った後は「自慢の彼女」にしてくれるやつ。
ということで、主人公にベタ惚れなイケメンたちの溺愛系少女漫画を7作品紹介します。

ちなみにどの作品も受け身な主人公ではなく、ちゃんと女の子も頑張ります!
溺愛系少女漫画7選!
目黒あむ『ハニー』
ある日、札付きの不良・鬼瀬大雅に呼び出された小暮奈緒。どんな目に遭わされるのかと思いきや、彼から差し出されたのは花束で…
王道の「助けた不良に懐かれちゃって…」な話。
不良の大雅くん、顔が怖いだけで中身は全然怖くない(少女漫画あるある)。
むしろ一途なロマンチストで、好きな子に花束持って告白なんてギャップが素敵すぎませんか…!?
自分の気持ちを押し付けず、奈緒ちゃんが幸せならそれでいい…みたいなスタンスも好き。
とにかくピュア可愛いヒーローで、もちろん付き合ってからも彼女のことをめちゃくちゃ大事にします。
ミユキ蜜蜂『なまいきざかり』
バスケ部の先輩を好きになり、マネージャーとして入部した由希だが、感情を表に出すのが苦手で好意を伝えられない。そのうち先輩に彼女ができたと知り…
変わってこちらは圧が強い系。
生意気な後輩男子が、完璧マネージャーの普段と違う一面を見て好きになってしまい、その瞬間からガンガン攻めてきます。
もうね、迷いがない(笑)
「好き」「大好き」「付き合って」「付き合お」「今?いつ???」くらいの勢いで畳みかけられる圧…!愛…!がすごくて。
ヒーローの成瀬はとにかく表情が変わらないキャラで、こんな熱烈アプローチをするようには見えないので、
一瞬「からかってる?」と思うほどなんですが、ちゃんと引くところは引いたり、ガチな顔を見せてきたりして、本気度がうかがえます。
それでも折れない由希ちゃんもすごいんですが、でも成瀬は絶対めげません。
アリハラナオ『きよく、やましく、もどかしく。』
強めな見た目で恐れられるギャル・円城寺遥。しかし風紀委員長の藤井だけは彼女を恐れず、(服装違反の取り締まりのため)毎日のように構ってくるのだが…
不真面目ギャルと真面目な風紀委員…と見せかけて、真面目なギャルと不真面目な風紀委員のお話です。
とにかく藤井がふざけてる。
顔が怖い系ギャルの円城寺ちゃんですが、藤井だけは「今日も可愛い!超可愛い♡」とやたら構って愛でてきます。
あまりに好意がオープンなので「ネタでは?」と思うんですがそんなことはなく、ただただガチのやつ。
円城寺ちゃんが何をしても全肯定、彼氏というよりはTO。
そんな藤井の言動の一つひとつが笑えます。じゃない、ときめきます。
梅澤麻里奈『次はいいよね、先輩』
突然失踪した彼氏を探していたら、出席日数が足りず留年することになってしまった真緒。新学期、不安な気持ちで訪れたクラスには、部活の後輩・蜂谷がいて…
これもね!!素晴らしい溺愛系男子です。
とある事情で留年した真緒ちゃん、部活の後輩・蜂谷と同じクラスになるんですが、その蜂谷が実は真緒ちゃん大好き。
いつも余裕の態度とポーカーフェイスで、でも熱く「好き」を表現するところが可愛すぎる…。
彼女を尊重して丸ごと全部受け止めるけど、ちゃんとわがままも言うし、後輩らしく甘えてくるところもあって、もう好きになるしかないイケメンです。
あきづき空太『赤髪の白雪姫』
生まれつき赤い林檎のような美しい髪を持つ白雪。その髪を気に入られ、王子ラジの愛妾に求められる。身を隠すため逃げ込んだ森の中で、白雪はゼンと名乗る少年に助けられ…
ちょっと変わってファンタジーも!
王子様と異国の庶民娘のラブストーリーです。
ガチなバトル展開とかも多いので、苦手な方に無理におすすめしませんが、おそらく一般的にイメージされるよりも恋愛面が甘々で尊いということをお伝えしたい。
王子という立場に縛られた彼ですが、とにかく白雪のことが好きで好きで大好き。
ベタ惚れなのを隠そうとしないし、本人に向かってちゃんと「会いたかった」「一緒にいたい」と愛を表現するところが素晴らしい。
一般人でないからこそ言動がストレートで、現代日本にはないときめきがあります。
木内ラムネ『月のお気に召すまま』
歩(あゆむ)の中学のときの後輩・月(るな)が入学してきた。感動の再会…と思いきや、変わらず月は意地悪で…?
素直になれない子も一人入れておきます。
今回紹介した他のヒーローはとにかく気持ちダダ漏れでストレートなんですが、こちらの月くんは(気持ちはダダ漏れだが)好きな子に憎まれ口叩いちゃう系。
今回の趣旨と違うじゃん…!と思われると思うのですが、言い訳すると、
露骨な好きアピール→今世紀最強鈍感女子の歩ちゃんが一切気付かない→憎まれ口…という流れでして、好意はガンガン出しているので許してあげてほしい。
歩ちゃんがとにかくありえん鈍感でな…。
そんな感じで素直になれないのですが、そのせいで「俺が一番好きなのに…」と病んでいくのが可愛い残念イケメンです。
あ、憎まれ口は叩くんですが、基本は好きな子にだけ優しいタイプなので、実は結構甘々です!
藤もも『ひかえめに言っても、これは愛』
人に頼るのが苦手で、大量の持ち物により自力で物事を解決してしまう天川理沙。ある日、雨の中倒れている少年に予備の傘とタオルを渡したら恩返しに現れ…
少女漫画あるあるの、助けたヤンキーに懐かれてしまって…なやつ(あまりに定番すぎて記事内でかぶってしまった…)。
ヤンキーの禅は、一度の恩から理沙ちゃんにめちゃくちゃ感謝し、というかベタ惚れになり、恩返しの機会をうかがいます。
今回紹介した他のヒーローたちもなかなかのものなのですが、禅は特に好きな女全肯定レベルが高い。
理沙ちゃん、人に頼るのが苦手でまぁまぁ生きにくそうなタイプなんですが、そんな理沙ちゃんの生き方を「かっこいいな!」と言って肯定してくれるところがとても好き。
「俺を頼れよ!」って言う人より断然心に響いてくる気がする。
そんなふうにして、理沙ちゃんが他人に対して築いている高い壁を乗り越えるでもなく壊すでもなく、そっとドアを開けて中に入っていくかのように、するりと心に寄り添ってくれます。
とにかく人懐っこくて愛情深いところが素敵なヒーローです。
これは理沙ちゃんも落ちるよなぁ~。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
振り返ると後輩男子多いですね!
やはり後輩が恋愛対象に入るにはガンガン攻めるしかないからか…。
ちなみに、序盤から溺愛展開ではないので外しましたが、このへんの作品が好きな方は『花君と恋する私』なんかも気に入るのではないかと思います!(ただし未完です、ご注意を)