西尾維新先生のクセ強ミステリー「掟上今日子の備忘録(忘却探偵)」シリーズの魅力をネタバレなしでご紹介します!
記事の最後には「掟上今日子」が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
「忘却探偵」シリーズとは?
主人公の今日子さんにちなみ、通称「忘却探偵」シリーズ
あらすじ
寝て起きるとそれまでの出来事をきれいさっぱり忘れる、忘却体質の今日子さん。
そのためどんな事件も1日以内にスピード解決!
こんな人におすすめ
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「忘却探偵」シリーズのここが良い
割とちゃんとミステリー
ラノベっぽいイメージを持っている方もいるかもしれませんが、個人的には「掟上今日子」シリーズは割としっかりしたミステリーだと思います。
事件が起きて、調査をして、真相が判明する、という一般的なミステリーの流れでストーリーが展開。
トリックや真相は奇想天外なものが多いですが、変わり種ミステリーとして楽しめるはず!
また、短編集形式の巻が多いので、ミステリーをあまり読まない方でも読みやすいと思います。
細かい定義は置いておいて、いわゆるミステリーが好きな方ならきっと楽しめる作品です!
キャラのアクが強い
「掟上今日子」シリーズは、キャラの魅力で読ませるタイプの作品ではありませんが、出てくるキャラが皆もうアクが強い(笑)
冤罪体質の厄介さんを始め、ゲストキャラも一癖ある人たちばかり。
そして、主人公であるところの今日子さんがまたすごい。
とにかく自由奔放な守銭奴っぷりで、奇行を繰り返した末になぜか真相にたどり着くという、独特の探偵スタイルの持ち主です。
ドラマ版のキュートな今日子さんの印象が強い方は、原作の強烈なキャラにびっくりするのではないでしょうか
けして「良い人」ではない今日子さんの言動が癖になること間違いなし。
あと、そんな今日子さんに対する、語り手たちのネガティブなツッコミも結構好きです。
ブラックユーモア的な作品が好きな人も好きだと思います。
話がサクサク進む
今日子さんは忘却体質で1日で話を締めないといけません。
また、そもそもかなりせっかちなこともあり、話がサクサク展開します。
あまり焦らされることなく、さくっと真相が分かるのも良いところ◎
パターンによって違う面白さ
シリーズをざっくり分けると、「今日子さんと厄介さん」「今日子さんと守さん」「今日子さんと刑事さん」の3パターン。
それぞれ別々の人物が語り手となり、今日子さんの1日を描きます。
各パターンで内容が全然違うので、飽きずに読めますよ!
「刑事さん」パターンが割と基本に忠実なミステリーで、厄介さん・守さんは変化球な感じです。
ちなみに私は守さん回が好きです。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
「忘却探偵」シリーズは気軽に読めて面白いミステリーなので、ぜひ!
「忘却探偵」シリーズの次に読むなら!
「忘却探偵」シリーズが気に入った方におすすめの作品はこちらです。
城平京『虚構推理』
荒唐無稽なミステリーが好きならこれ!
西尾維新「美少年探偵団」シリーズ
同じ西尾維新先生の「美少年」シリーズもなかなかハチャメチャで楽しい!
しかしながらこちらはまっとうな青春ストーリーになっています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
コミカライズもあります~