将棋界を舞台にもつれる家族愛を描いた名作、『ぼくらに嘘がひとつだけ』をネタバレなしでご紹介します!
記事の最後には『ぼくらに嘘がひとつだけ』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『ぼくらに噓がひとつだけ』とは?
あらすじ
同じ将棋のプロではあるものの、はっきり明暗分かれた二つの家族。
その一人息子たちに出生時の「取り違え」の疑惑が。
一体どうなる…?
こんな人におすすめ
無料で試し読み!
『ぼくらに噓がひとつだけ』のここがおすすめ!
読み始めたら止まらない!
『ぼくらに噓がひとつだけ』は、出生時の取り違え疑惑に始まる「嘘」の物語。
誰にでも身近な「家族」をテーマとすることで、「自分だったらどうするだろう…」とついつい考えてしまいます。
重たいテーマながらストーリー自体は穏やかに進行するのですが、それが逆に不穏というか。
二つの家族がこの問題にどう解決策を見出すのか、目が離せなくなります。
京介と千明の対比が上手い
取り違えられた2人の少年、千明と京介。
元三流女流棋士の息子で貧乏育ち、しかし破竹の勢いで奨励会を駆け抜ける千明と、棋士三世として裕福なエリート一家で育ったものの、奨励会入りしてからは足踏みが続いている京介。
環境は真逆で、出している成果も逆。
そして血統については間違っている可能性があり…
割と分かりやすい対比で、「才能ってなんなのか」を取り上げています。
…と見せかけて、面白い仕掛けがあるので、通り一遍の才能ものが苦手な方にも読んでみてもらいたい作品です。
(これ以上は言えない)
読後感がいい!!!
あまり色々語るとネタバレになるので、(というかこれがもはやネタバレ?)この記事自体も読み始めたら忘れてもらった方がいいくらいなのですが、一つだけ!
本当に読後感が良いので、バッドエンドが嫌な方もご安心ください!
登場人物の「絆」に弱い方には絶対刺さります、これ!!
ぜひ!!!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
「こういう系」の作品が苦手な方にも刺さるんじゃないかな、と思うので、よければぜひお試しください。
『ぼくらに噓がひとつだけ』の次に読むなら!
『ぼくらに噓がひとつだけ』が気に入った方におすすめの、「嘘」がテーマの作品はこちらです!
綾崎隼『君と時計と嘘の塔』シリーズ
同じ綾崎隼先生の「君と時計」シリーズは、タイムリープをテーマに、こちらも切なさ増しましの作品!
優しい「嘘」が好きな方はぜひ。
浅倉秋成『六人の噓つきな大学生』
「嘘」にきれいに騙されたい方は『六人の噓つきな大学生』もぜひ!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!