小学館のラノベレーベル「ガガガ文庫」の作品の中から、私の厳選おすすめ5作品をご紹介します!
ガガガ文庫のおすすめ5選
ハマカズシ『弥生ちゃんは秘密を隠せない』
文化祭でピアノ伴奏に失敗し打ちひしがれる皐月は、学校一の美少女・木之下弥生と出会った。人の心が読めてしまう左手でうっかり彼女に触れると「皐月くんかっこいい」という心の声が聞こえてきて…
個人的に最近のイチオシ。3巻ですっきり完結しています。
サイコメトリーにより彼女の気持ちを知ってしまったところから始まる、イレギュラーな恋なのですが…
彼女の気持ちに甘えず、自分から気持ちを伝えようと努力する皐月くんが男前!
そして、気持ちがバレているとも知らず、必死で頑張る弥生ちゃんがかわいい!!
そんな2人が距離を縮めていく様子が丁寧に大切に描かれた良作です。
切なさと透明感をあわせもつ読み味は他にはない魅力。

ちなみに私の推しは、もちろんヒロインの弥生ちゃん!めちゃくちゃ好きです
田中ロミオ『人類は衰退しました』
人類はゆるやかな衰退を迎え、地球の主役はもはや人類ではなく「妖精さん」。わたしはそんな妖精さんと人の間を取り持つ調停官として、日々ダラダラ過ごすはずだった。しかしなぜか妖精さんたちの神様になってしまい…
ブラックユーモアみのあるコメディです。
怠けたいのに怠けられない「わたし」ちゃんと妖精さんたちとの、ドタバタの日々を描いています。
一話完結型っぽい感じでゆるーく笑えるので、ダラダラ読書したいときにぜひ。

妖精さんの厭世的でゆるいしゃべり方が癖になります
岡本タクヤ『異世界修学旅行』
修学旅行で京都に来た沢木たち。しかし、着いた矢先に雷に見舞われ、目を覚ますとそこは明らかに京都ではなく…。異世界のお姫様に保護され贅沢三昧の沢木たちは、修学旅行に出かけることを決意する。
『異世界修学旅行』は波長の合う・合わないがはっきり分かれる作品です。
とにかく濃すぎて意味不明なキャラを中心に、しょーもないボケやメタネタが繰り広げられます。
波長が合う人は、本当に笑いが止まらなくなるので注意(笑)
また、かなりのコメディなのに、青春ストーリーとしてもものすごく王道なところが良い!!
わちゃわちゃした楽しい青春ものが好きな人におすすめです!

私の推しは、ハイファンタジー宝田!
猿渡かざみ『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』
押尾颯太が実家のカフェでバイト中、なんと密かに想いを寄せる美少女・佐藤さんが来店! ところが一人でいた佐藤さんは、男子大学生たちに絡まれてしまい…
ガガガ文庫らしい、最高に甘いラブコメです!!
ヒロインの佐藤さんが可愛い。最強にカワイイ。
しかし、「しおあま」はただ主人公とヒロインがイチャイチャする話ではありません。
孤高の佐藤さんに徐々に友達が増え、世界が広がっていく…そんな心温まる青春ストーリーでもあります。
特に6巻の佐藤さんの成長にはぐっときました。

私の推しは、もちろんヒロイン・佐藤さん!!
初鹿野創『現実でラブコメできないとだれが決めた?』
ラブコメ大好きな長坂耕平は、うまくいかない現実でラブコメするため、高校入学後徹底した情報収集とラブコメの実践を行っていた。そしてある日、メインヒロイン候補の美少女を呼び出したのだが…
理想のラブコメを実現するため、入念な情報収集と隙のない工作に励む姿はもはや有能スパイ(笑)
しかし現実はラブコメのようにはいかず、失敗やトラブルが続き…。
タイトルに「ラブコメ」と入っていますが、どちらかと言えば、ラブコメというよりは頭脳戦ものだと思います。
『現実でラブコメできないとだれが決めた?』、そのタイトルの意味に、痺れます。

私の推しは、有能な共犯者・彩乃ちゃん!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
今回紹介した5作品は、どれもとても素晴らしい作品で自信を持っておすすめできます!
気になる作品があったら嬉しいです。