「ラブコメ」って書いてあるけどラブコメではない、たぶん。
そんな緊張感漂うラブコメ(!?)『現実でラブコメできないとだれが決めた?』(通称「ラブだめ」)の魅力をネタバレなしでご紹介します!
記事の最後には「ラブだめ」が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『現実でラブコメできないとだれが決めた?』とは?
あらすじ
粗筋からわかる通り、頭のネジが1本外れたラブコメ好きが主人公。
そんな彼が現実的ラブコメの実現のため、本気の工作活動に励むお話です。
ほんとにちょっと…やばいやつです(笑)
「ラブだめ」って略し方かわいい
こんな人におすすめ
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「ラブだめ」のここが好き!
頭脳派ラブコメ。というか最初はラブコメではない(笑)
ラブコメが、「主人公とヒロインのいちゃいちゃ」を指すのなら、正直「ラブだめ」はラブコメではないです(笑)
ラブコメをテーマにした頭脳戦ラノベという言い方が正しいでしょう。
単純ないちゃいちゃやときめきを求めているとちょっと違うと思います。
頭脳戦など頭使う系の作品が好きな方が気に入ると思います!
とにかく明るい主人公
主人公の耕平はとにかく明るい。とにかくバカ。
理想のラブコメを実現するため、人が聞けば引くような情報収集ややりすぎな工作も何の躊躇いもなくやります。
ただしそこは現実なので、なかなか狙ったとおりにはいかないわけですが、全くめげない姿に元気が出ます。
毎回違う展開で飽きさせない!
理想のラブコメを実現する、という意味不明な出だしから引き込まれるのですが、やはり「ラブだめ」の魅力は展開が全く読めないこと。
一件落着したと思ったところでまさかの事態に陥ったり、「は…?」と唖然とすることもあるでしょう。
ラノベのお約束を踏襲しているようで実は丸無視なので、一体どんな方向へ進むのか読めず、ハラハラします。
理屈っぽい登場人物たちが良い
計算と策略によりラブコメを実現しようとする耕平はもちろん、成り行きで共犯者となった彩乃ちゃん、それに他の登場人物たちもとにかく理屈っぽい。
そんな彼らが、理屈ではなく自分が何をしたいかを見つけていくところが好き。
おわりに
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
ちなみに、最近の小説の登場人物って凝った名前の子が多いと思うのですが、「ラブだめ」の登場人物はオーソドックスな名前が多く、そんな素朴なところも好きです。
「ラブだめ」の次に読むなら!
「ラブだめ」が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
竹町『スパイ教室』
からっと騙される快感を味わいたい方は『スパイ教室』もおすすめです!
ラブコメではないです!
裕夢『千歳くんはラムネ瓶のなか』
耕平が作中でたびたび触れている「チラムネ」も面白いので、よければぜひ。
コメディ要素薄め、しっとりラブコメです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
コミカライズもあります!