数々の妖怪小説で知られる峰守ひろかず先生。
その峰守ひろかず先生の作品の中から、京都を舞台にした『お世話になっております。陰陽課です』をネタバレなしでご紹介します。
記事の最後には「陰陽課」が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『お世話になっております。陰陽課です』とは?
あらすじ
こんな人におすすめ
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妖怪を人として尊重
まず、陰陽課では「妖怪」という言葉を使いません。
「妖しい」に「怪しい」って失礼でしょ、ということらしいです。言われてみれば、確かに。
代わりに「異人さん」という言葉を使い、妖怪を人間と同じように尊重します。
人間が妖怪を抑圧していたり、逆に人間が妖怪に隷属していたりということが全くなく、ただ一人の市民として妖怪たちが暮らしているのがすごく良いなと思いました。
次々現れる強キャラたち
狐に天狗などの有名どころを始め、様々な妖怪たちが登場します。
あくまで一市民ではあるものの、長い歴史を持つ妖怪たちの強キャラムーヴがかっこいい!
頭が堅いがゆえに割とすぐ順応する祈理
主人公の祈理は、自他ともに認める堅物。規則は厳守、言われたことは必ずメモ。
そんな彼女なので、こんな非現実的な部署に行かされて一体どうなることやら…と思いきや、堅物で真面目ゆえ、陰陽課にまつわるありとあらゆる規則を読み込み、自分のものに。
なぜこんなことに…と嘆きはするものの、割とすぐ順応します(笑)
上司である「主任」に対しても、思ったことはずかずか言っていくので気持ちいい。
そんな祈理ちゃんがしっかり一人前に育っていく姿が好きです。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
峰守ヒロインの中でも、祈理ちゃんは割と分かりやすく可愛いタイプ。
きっと好きになる方が多いのではないかなーと思います!
「陰陽課」の次に読むなら!
「陰陽課」が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
峰守ひろかず『金沢古妖具屋くらがり堂』
峰守先生の妖怪小説がもっと読みたい人は「くらがり堂」もぜひ!
同じ古都の京都が舞台で、今度は男子バディです!
大澤めぐみ『Y田A子に世界は難しい』
祈理と異人さんの交流になごんだ人は、『Y田A子に世界は難しい』もぜひ…
異人さん(ロボット)との交流を描いた隠れ名作です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!