PR

後悔しない!野﨑まど初期作品の読み方

後悔しない!野﨑まど初期作品の読み方 ライト文芸
ライト文芸
この記事は約5分で読めます。
らぶっく読書感想部はアフィリエイトプログラムに参加しています。

独特の癖のある作風で人気の野﨑まど先生。
野﨑作品と言えば、「初期作品には読む順番がある」なんてよく言われますよね。
この記事では野﨑まど先生の初期作品の読み方を徹底解説します!

スポンサーリンク

読む順番って?

野﨑まど先生のデビュー作『[映]アムリタ』から、6作目の『2』までは世界観が共通しています。
そして、特徴的なのは、『[映]アムリタ』から5作目の『パーフェクトフレンド』までの登場人物たちが6作目の『2』で再登場すること!
ざっくり言うとオールスター小説ですね。

えしゃ
えしゃ

そのため、一般的には「『2』は全ての続編だ!!」と言われています。

図解するとこんな感じ。上から古い順です。

巷で言われる野﨑まど初期作品の関係
巷で言われる野﨑まど初期作品の関係

というわけで、「アムリタ」~「パーフェクトフレンド」までを読んでから『2』を読むのが一般的にはおすすめされているのですが…

「全部の続編」ではないかも

私もしっかり5作を読んでから『2』に臨んだわけですが・・・
読んでみて、「うーん?」・・・

これって「アムリタ」の続編じゃないか?と思いました。

私が思う野﨑まど初期作品の関係はこんな感じです。

実際の野﨑まど初期作品の関係
実際の野﨑まど初期作品の関係

なので、読むのが大変だったら、無理に5作読まなくてもいいかも…と思いまして。

あと後述しますが、個人的には『2』を読んだことを若干後悔しており、そのへんのもやっとした気持なども含めて解説します。

作品解説

刊行順タイトル『2』は解説
[映]アムリタ続編キャラ・ストーリー・雰囲気が共通する、正統なる『2』の前作。
舞面真面とお面の女スピンオフ主要キャラが友情出演する程度
死なない生徒殺人事件スピンオフ若干『2』の内容に関わるが、基本は友情出演程度。
小説家の作り方スピンオフ主要キャラが友情出演する程度
パーフェクトフレンド番外編『2』の内容に深く関わるが、雰囲気はかなり異なる作品

というわけで、確かに『2』には全作のキャラが出てくるものの、「舞面真面」「死なない生徒」「小説家」は、友情出演感が強いです。
元の話の続き、元の話の補強的な意味での「続編」かというと、ちょっと違うかなぁと。

えしゃ
えしゃ

なので「スピンオフ」という表現をしています

『パーフェクトフレンド』はもう少し関わりが深いですが、かなり雰囲気が違うので、続編かというと…うーん。
「番外編」「後日談」くらいのノリかなと思います。

一方で「アムリタ」に関しては、ストーリー・キャラ・雰囲気すべてが共通し、これは正統な『2』の前作と言えます。
要するに、『2』はアムリタの続きなんです。

というわけで野﨑まど初期作品の読み方

こちらのポイントに沿って読めばOKです!

ポイント
  • アムリタ →パーフェクトフレンド →2 の順番は厳守
  • 他はどの順番・タイミングで読んでも大丈夫
  • ただし、「死なない生徒」を読むなら、できたら『2』より前がおすすめ◎
  • 「舞面真面」「小説家」は『2』の後でもそんなに問題ない

まとめると、『2』を楽しむという観点で言えば、この順番で読めば間違いないです。

アムリタ →死なない生徒 →パーフェクトフレンド →2

えしゃ
えしゃ

「舞面真面」「小説家」ももちろん面白いので、普通に野﨑まど作品を楽しみたい方は全制覇しましょう◎

ちょっと待って! 『2』を読む前に

ここまでで『2』を楽しむための読み方を解説しました。

ただ私自身はあまり『2』を素晴らしい作品とは思っていなくて…
ここからは『2』を読まない方が幸せな人への解説です。

『パーフェクトフレンド』に感動した人にはおすすめしない

はい、ここが大事です。

大事なことなのでもう一度言います。
『パーフェクトフレンド』が大好きな人は、『2』は読まない方がいいです…!

確かにあのキャラたちにまた会えますが、結構な扱いを受けているので、あまり…読んでよかったな、とはならないと思います。

『2』を読んだ方が良い人
  • 「アムリタ」が苦手ではない
  • 『パーフェクトフレンド』に特別思い入れがない
  • どうせなら全制覇したい
『2』を読まない方が良い人
  • 「アムリタ」が合わなかった
  • 『パーフェクトフレンド』が好き
  • 別に全制覇しなくてもいい

なぜわざわざこんなことを言うのかといえば、まさに私が「アムリタ苦手・パーフェクトフレンド大好き」で『2』を読み、うわぁ…となったからです。

これから読む方に同じ気持ちになってほしくない…!というわけで、特に「アムリタ」が合わなかった方は、『2』を読むときは慎重に!

えしゃ
えしゃ

逆に「アムリタ」好きだった方は、絶対続編の『2』まで読んだ方がいいと思います!

もちろん気になる方は『2』まで読んでください

『2』アンチ発言をしてしまいましたが、もし私がこの事前情報を得ていたとして、『2』を読まずにいられたかというと、まぁ無理だなと思います(笑)

えしゃ
えしゃ

好奇心には勝てません

でも、「全作の続編!わくわく」という気持ちで読むのと、「やばいやつかも…びくびく」と身構えて読むのではダメージ度合いが違うので、警告でした。

あと、『2』も面白いですよ。もちろん。
ちょっとエグいので、そこだけご注意いただければと思います。

「アムリタ」が合わなかった方へ

ちなみに、個人的エグい判定だと『アムリタ』『2』はアウトですが、それ以外の初期4作を始め、他の作品はそんなでもありません。
野﨑まどやばいってよく言いますけど、そうじゃない作品も多いんですよ~~!というのは声を大にして伝えたい。

「アムリタ」で初めて野﨑まど先生の作品を読んで、苦手だなぁと思った方、よければぜひ他の作品を読んでみてください!
特に『なにかのご縁』が、王道ライト文芸で癒されます。

えしゃ
えしゃ

あ、『バビロン』はまじで怖いので、怖がりさんはやめておきましょう…

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
私のお気に入りの『パーフェクトフレンド』『死なない生徒殺人事件』については別記事でも紹介していますので、よければあわせてご覧ください。

プロフィール
えしゃ

えしゃ(@shallot0147)と申します!
・ラブコメ好き。少女漫画とラノベが大好きです!
・雑食&乱読
・好きなジャンル:ラブコメ、広義のミステリー、ローファンタジー、食べ物が美味しそうな話
・愛読書:辻村深月『名前探しの放課後』

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました