(元)我儘姫が大暴れ! 『ティアムーン帝国物語』の楽しさをネタバレなしで紹介します。
記事の最後には『ティアムーン帝国物語』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『ティアムーン帝国物語』とは?
あらすじ
革命が起き、断頭台にかけられた我儘姫・ミーア。処刑されたはずが、気が付くと12歳に戻っていた! 今度こそなんとしてもギロチン回避!
こんな人におすすめ
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ミーアのキャラがだいたいつかめるところまで読めます。
『ティアムーン帝国物語』のここが楽しい
改心…したってわけでもない我儘姫ミーア
1周目で悪逆の限りを尽くしたお姫様が改心する話、ではありません。
そもそも素のミーアは小心者。
そして高貴なお姫様らしくのんびりしていて、いろんなことに鈍感。
一方で、ものすごく心の清らかな良い子かというと、まあ、そうではありません。
良くも悪くもふつうの小心者なんです。
ですが、なまじ帝国のお姫様であるばかりに、ちょっと我儘を言ったらそれを周囲が過剰に真剣に受け止めてしまったり忖度してしまったり。
ミーアが「あれが欲しい」と言ったことが原因で、材料を求めて争いに発展、それが「ミーア姫の指示だった」なんてことになってしまう…。
そういうことの繰り返しにより、少しずつ「我儘姫」というイメージが作られ、ギロチンにかけられた1周目だったのでした。
そんなミーアなので、1周目の出来事をバキバキに反省し、2周目ではとにかく敵を作らないこと、味方を増やすことに腐心します。
そう、我儘姫が改心する話ではなく、小心者姫が小心者のまま、むしろさらに小心者度をあげて2周目を駆け抜けるお話なんです…!
そこがコメディ度を上げていて、テンポと読後感を良くしています。
勘違い芸が痛快
1周目の反省から、徹底的に「敵を作らない」を目指すミーア。
嫌われ者だと有事の際は簡単にギロチン行きですが、親しければ多少温情があるのでは…?という期待からのことです。
これにより、ふつうの貴族とは全く違う発想で動くようになります。
貧民たちにも目をかけたり、学園ではいじめを見過ごさなかったり、服が汚れるのも厭わず馬術を学んだり(有事の際に身軽に逃げるため…)。
これがキーパーソンたちの目に留まり、「ミーア姫…なんか違うぞ!」となり、最終的には何をしても「ミーア様には深遠なお考えがあるのだ」という状態になります。
べつに何も考えてないのに…。
そんな感じで、知能レベル低め、保身しか考えてないミーアが徐々に崇め奉られていく様子が笑える…。
わけの分からないままミーアが勝ち続けるのが痛快なんです。
独特のゆるっとした地の文が癖になる
そんなわけで、2周目では上手いこと味方を増やしていくミーアですが、だんだんみんなからの信用が厚すぎてツッコミ不在の状態に。
そんなミーアを地の文がしっかり腐してくれます(笑)
何も考えてないだろ、とか、食べすぎだろ、とか…。
このゆるっとした地の文のツッコミが絶妙に良い塩梅。
さくさく楽しく読めちゃいます。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ミーアがご飯を美味しそうに食べるところ、良いと思います。
『ティアムーン帝国物語』の次に読むなら!
『ティアムーン帝国物語』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
岡本タクヤ『異世界修学旅行』

ワガママ姫といえば、こちらはほんとのワガママ姫です。でも憎めないのは同じ
木内ラムネ『月のお気に召すまま』

残念かわいい女の子が好きな人は、少女漫画ですがこちらもぜひ…ギャグコメです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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