まほいく赤、ついに出ましたね…。
読みました。良かったです。
ということで、まほいく全体の総括含めて感想書きます!
生粋のビビりなのにまほいく読破しちゃいましたよ!
感想!
魔法少女学級編、熱かった…
アレが出ない異例のスタートだった魔法少女学級編。
終わってみると、三部作というよりは上中下巻構成のような感じでしたね。
黒の怖いほどの平和さ(まほいく比)、そして赤の乱戦模様がすごかった。
赤では目まぐるしく変わる状況に何が何やらという感じでしたが、振り返ると一人ひとりに物語があって、これぞまほいく…。
他のグロ魔法少女もの読んでないのでなんとも言えないのですが…、
まほいくは「魔法少女アニメ化する」というのが一種のステータスとなっている世界観で、だから一人ひとりの物語性・主人公性がめちゃくちゃ重視されているなと思います。
ぼろ雑巾のように死んでいく彼女たちにもちゃんと物語があるという…(だからこそ辛いのですが…)。
赤で言うと、2年F組の面々がそれぞれ同級生に絆を感じ、死ぬ間際(死にかけ)のときに楽しい記憶として魔法少女学級を振り返っているのが印象的でした。
特にやばかったのが、瀕死で壊れかけのクミクミのモノローグ。
「なめられるな。二班」のくだりで涙腺崩壊しました…。クミクミ…。
クミクミとリリアンが最後にメピスたちを引っ張っていくところ、最高じゃないですか?
これだからまほいくはやめられない。
カナが最後までカナだった…!(大歓喜)
黒始まったときから、本編なのに一人だけepisodesノリですっとぼけてるカナがめちゃくちゃ好きでした。
ただ、刑務所帰りで記憶喪失なのは引っかかっていて。
正体はドクズの腐れ外道の可能性も考慮して心の準備をしていたのですが、杞憂だった…。そっちかぁー!
また、白のラストでは『カナ』としての記憶や人格を失ってしまったのではないかとそわそわしていたのですが、赤開始早々にその懸念を吹っ飛ばしてくれて沸きました。
クラスメイトたちを守ろうとするラツムなんとか様(覚えられない)、最高にかっこよかった…。
カナ推してて良かった…。
スノーホワイトとクズの物語も終焉
名前も言いたくないので、この記事ではクズと呼ばせていただきますが、あのクズがね…ついに斃れましたね。みんなの力で。
こいつのせいで何人の魔法少女が犠牲になったか…。
バッドエンドも覚悟していましたが、本当にもうこいつだけは絶対許さんと思っていたので、無事消えてくれて本当に良かった。(大丈夫だよね?復活しないよね…?)
リップルがとどめを刺すシーンは無印を彷彿とさせて胸が熱くなりました。
赤のラストについて
そしてスノーホワイトとリップルだけじゃなくて、今まで死線をくぐり抜けてきたたくさんのキャラクターたちが力を合わせて掴んだ結末と思うと、心から本当に良かったと、そう思わざるを得ません。
しかし犠牲者も多かった…。
個人的にはアーデルハイトが予想外でした。アーデルハイトのその後が読みたかった…。
テティの最後の活躍はペチカを思い出したなぁ。
また、黒白赤で大活躍だったメピス。
白の時点で完全に「『メピス』は死んだ」と解釈していたので、メピスの後日談が聞けたのは正直びっくりでめちゃくちゃ嬉しかったです。
校長は許さん。
そして、スノーホワイトの結末は割と衝撃的でした。
無印の純粋で素朴な女の子が、こんな結末に至るとは。うーん…。
表紙のスノーホワイトの優しい笑顔が泣けますよね、本当に…。
魔法少女狩りなんかじゃなくて、無印のように街の魔法少女として困った人を助けるだけの魔法少女になれたらいいんですけどね…。
なぜ私はまほいくを読むのか
さて、話は変わりますが、私は生粋のグロ苦手ビビりでして、本当はデスゲームものなんて一切読みません。
なんでそんな人間がまほいくに突っ込んでみたのか自分でもよく分からないのですが(笑)、
なんとなく読んでみた無印で心惹かれ、restartでハマり今に至ります。restartは傑作。
そんな私がなぜまほいくを読むのをやめられないのかを、つらつらと分析してみます。
キャラクターの魅力
分析してみますとか言って、もうこれに尽きます。
まほいくはキャラクターが最高!
先にも書きましたが、一人ひとりにしっかり背景、物語があるんですよ。
純粋なモブがいない。
おなじみの参加者全員の視点でまわしていく構成も、改めてすごいですよね。
よくこれだけのキャラを管理できるな…遠藤先生すご…。
黒白赤を除くと毎回半数以上が入れ替え(婉曲表現)になるのに、よくまぁこんなに魅力的なキャラクターを量産できるなと毎回びびります。
全員に可愛いイラストつけてくれるマルイノ先生もすごい。
まっすぐな魔法少女たちが愛おしい
デスゲームものではありますが、純粋にいかれた魔法少女はほんの一握り。
殺し合いのトリガー役として完全にネジの外れたクズが仕込まれてはいますが、実際は心のきれいな魔法少女の多いこと。
クズとクズの嫌らしい残酷ショーなら、こんなに心惹かれることはなかったでしょう。
ていうか無印で投げ出している。
善良な魔法少女たちが懸命に生きようとする姿にどうしようもなく心打たれます。
メピスや魔梨華、チェルシーなど、一見好戦的でいかれてる子が実は面倒見の良い子だったりするのもキュンとするし。
また、7753を始め、「上司に言われて嫌々やってます」「自分の保身しか考えてません」みたいな感じの子も、とっても人間臭くて好き。
少女たちが力を合わせるところが最高
そんな可愛い魔法少女たちが、毎回ラストになんとか悪者をやっつけようと力を合わせて頑張るじゃないですか。
あれがめちゃくちゃ好きでやめられない。
赤でクミクミたちがメピスたちを導くところとか、limitedの足止めとか(その後がひどいけど…)、breakdownの章タイトルそのまんま「力を合わせて!」で見ただけで泣けた。
キャラクターたちが愛おしくてストーリーが熱いから好きなんだなーと思います。
正直読むのはしんどくて、楽しいかと言われたら微妙なんですが、それでも私にとってまほいくは「好きな作品」なんですよね。
赤まで読んで本当に良かった。
しんどいから再読はしない…とずっと思ってきたけど、赤読んだらめちゃくちゃ再読したくなりましたー!(心の負担を考えて少しずつ…)
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
赤まで読んで、やっぱりカナとメピスのコンビが最高だなと思いました。メピス好き!!!