言わずと知れた大人気ライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活』、通称「リゼロ」。
私も続きを心待ちにしている読者の一人ですが…ぶっちゃけ長い。めちゃくちゃ長い。
あまりの巻数に、読み始めるのを躊躇っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に向け、リゼロの魅力をネタバレなしでたっぷりお伝えします! きっと読みたくなりますよ!!
『Re:ゼロから始める異世界生活』とは?
あらすじ
こんな人におすすめ
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「リゼロ」のここがすごい!
主人公にシビアな設定が面白い!
異世界召喚にあたり、主人公・スバルに与えられた能力はひとつだけ。「死に戻り」と呼ばれる、死んだら過去に戻ってやり直せる能力です。
てことは死なないってこと?…と言うと、ちょっと違います。
結果としてはそうなるのですが、毎回文字通り死ぬほど痛い思い・怖い思いをして死に、そして過去に戻る。
セーブ地点は選べませんし、次に死なない保証もありません。
逆に言えば、普通は一度で済むはずの「死」を何回も経験させられるわけですから、字面ほど魅力的な能力ではないなと。
このように、スペックは元のスバルのまま、呪いと言ってもいいような能力だけが与えられる…というシビアな設定が良い。
また、現代日本知識もそんなに役に立たないので、本当にゼロの状態でぽんと異世界に飛ばされたようなもの。
ここまで主人公に苛烈な設定はなかなか見かけません…。
スバルが失敗しながら、少しずつ自分の居場所を作っていくところが熱い。
キャラクターが無限に増えていく!
リゼロと言えば、やはり登場人物の多さも魅力のひとつ。
メインの王選関係者以外にも、無尽蔵と言っていいくらいのハイペースでキャラクターが増えていきます。
個人的にはキャラクター過多の作品って大好きなので、読むのは苦労しますが楽しいです。
それに、「増える」という言い方は正しくないかも。
リゼロを読んでいると、本当にこういう世界があって、人々が暮らしていて、それをスバル目線で切り取っているだけ、という感じがすごくするんです。
物語を動かすためにキャラクターを作っているのではなくて、本当に存在している感じ…というか。
物語としてはキャラクター過多に思えますが、スバルという人間が出会う人の数と考えるとそんなに違和感ないような、そんな自然さがあり、そこも好きなポイントです。
長月先生が、リゼロの世界を書くのが本当に好きで楽しんでらっしゃるからそう思うんだろうなぁ
メイン登場人物や舞台が変わるので飽きない!
主人公はスバルですが、「章」と呼ばれるまとまりごとにメイン登場人物や舞台ががらっと変わっていきます。
30巻も続いているのに、いつも新鮮で飽きません。
章 | 書籍版巻数 | 名前 | 舞台 | メイン登場人物 |
---|---|---|---|---|
1章 | 1巻 | 怒涛の一日目 | 王都 | スバル、エミリア、パック、ロム爺、フェルト、ラインハルト |
2章 | 2~3巻 | 激動の一週間 | ロズワール邸 | スバル、エミリア、パック、ラム、レム、ベアトリス、ロズワール |
3章 | 4~9巻 | 再来の王都 | 王都 | スバル、エミリア、レム、ユリウス、クルシュ、フェリス、ヴィルヘルム |
4章 | 10~15巻 | 永遠の契約 | 聖域 | スバル、エミリア、ベアトリス、ラム、ロズワール、ガーフィール、オットー |
5章 | 16~20巻 | 歴史を刻む星々 | 水門都市プリステラ | エミリア陣営、アナスタシア陣営、クルシュ陣営、プリシラ陣営、フェルト陣営 |
6章 | 21~25巻 | 記憶の回廊 | プレアデス監視塔 | スバル、エミリア、ベアトリス、ラム、アナスタシア、ユリウス、メィリィ |
7章 | 26巻~ | 狼の国 | ヴォラキア帝国 | スバル、レム、ルイ、アベル |
おそらく50巻超えの超大作になります。今読み始めるのが一番!
2022年現在、本編29巻、外伝5巻、番外編集6巻が出ています。
本編はやっと折り返したくらいと考えられるので、完結時には本編50巻以上、プラス外伝や番外編集が20冊以上の超大作になると思われます。
すごーく面白いのですが、ストーリーが複雑でキャラも多く、さらに巻数も多いとなるとなかなか読み始めるのに勇気が要るので、もう気になったら今!いますぐ読み始めましょう!
長月先生は筆が速いので、悩んでいる間にどんどん巻数が増えてしまいます…!笑
Exや短編集は読んだ方がいいの?
リゼロは本編以外にもたくさん作品があり、ざっくりまとめるとこんな感じ。
- Ex:スピンオフ。本編のサブキャラを主役にした読み応えのある内容
- 短編集:番外編。スバルを含め様々なキャラが主役となり、軽く読める内容が多い
長月先生はきっと泉のようにアイデアが出るタイプの作家さんなんでしょう。それくらい本編にほぼ関係ないような脇役キャラの掘り下げがすごい(笑)
一応、番外編やExを読まずに本編だけでも意味が通じます。
番外編で登場したキャラが後から本編に登場したりしますが、細かいことが気にならない方は本編だけ読むのでもOK。
ただ、ネタバレになるので詳しくは言えませんが、できたらプリシラ・アル関係の外伝と短編は読んでおいた方が良いかな…と思うので、リストアップしました。
書籍版収録巻 | タイトル |
---|---|
短編集1 | 『後追い星をやめた日』 |
短編集3 | 『高慢と偏屈とゾンビ』 |
Ex5 | 『緋色姫譚』 |
各作品の本編関連度はこちらの記事でまとめています。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
膨大な数のリゼロキャラの中で、私はなんといってもプリシラ様推し。
尊大だけど意外と慈悲深いところが大好きです。
5章の活躍かっこよかった…!
「リゼロ」の次に読むなら!
「リゼロ」が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
時雨沢恵一「一つの大陸の物語」シリーズ
魅力的なキャラがたっくさん出てきて、各自がしっかり活躍する話が好きな方には『アリソン』に始まる「一つの大陸の物語」シリーズもおすすめです!
遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』
リゼロよりさらに希望の見えない話を読みたくなったら「まほいく」をぜひ…!
可愛い女の子たちがばっさばっさと消えていきます…
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。