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【ういこんを語る④】しんめー大好き読者が大好きなしんめーを語る

【ういこんを語る④】しんめー 少女漫画
少女漫画
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ういこんについて大量に語ってきていますが、今回はしんめーペアの素晴らしさを語りたいなと…!

さらっと告白しますが、ペアとしてはしんめー推しです。

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しんめー大好き

歴史をさくっと振り返る

さて、まずはしんめーの重要な出来事をざっと振り返ります。

入学当初、「両親のように1番にならなくては」と気負っていた伸太郎の目を覚めさせてくれためーちゃん。
そこから伸太郎の一方的愛情降り注ぎ期に。

1年末までのことは読者はあまり知りませんが、2年生で転機となったのはめーちゃんの家の事情ですね。

都合のいいときだけすり寄ってくる毒母に伸太郎がばしっと言い返したことで、めーちゃんから伸太郎への壁がなくなります(態度で分かりにくいが)。

その後、2年学園祭では「愛とは?」の問いに対し、めーちゃんが「いつも伸太郎がくれるもの」と答え、
年度末の進級試験ではキスを返せなかったものの、ペア解消したくないめーちゃんが必死で伸太郎をつなぎとめようとします。

そう…伸太郎側の愛が過剰なので隠れがちですが、実は双方かなり頑張っているのがこのカップルなんです…!
めーちゃん結構頑張ってます!

伸太郎の底なしの愛

もちろん、このペアでまず素晴らしいのは、伸太郎のブレない愛。
過剰だけど真摯で、こんなふうに愛を向けられたら誰だって幸せになれちゃいそう。

でも個人的に一番ぐっときたのは、そのへんで寝てるめーちゃんに「風邪ひくよ!」と注意しながら毛布をかけてあげる伸太郎。

外ではとにかく好きで好きで溺愛して甘やかしている印象しかありませんでしたが、なるほど、家では彼女のためを思って叱ったりもしてるのねと感心しました。

め―ちゃんは愛情を知らずに育った子なので、好意をまっすぐ向けるのも甘やかすのも、すごく良いと思います。
嬉しいと思う。

だけど、どうしても「なんで?」ってなっちゃうというか…、それだけで相手の気持ちを信じるのは難しいのではないかと。
本来愛に理由なんていらないものですが、家庭環境的に、いきなり無償の愛を信じるのは厳しいと思うんですよ。

家の事情を伸太郎に話さなかったのもそのへんなんじゃないかな。
同情して腫れ物に触るようになったり、ドン引きして気持ちが冷めたり、そういう外的事情で簡単に形が変わってしまう感情と思っていたのではないかと。

だからこそ、母親からの電話を聞いて、事情を話してないのに察して言い返してくれて、その後も態度が変わらない伸太郎に心を開いたんだろうな~って。

で、毛布の話に戻りますが、こういう子がたぶん一番うれしいのは「自分のためを思って叱ってくれた」っていうことなんじゃないかなって。
これって本当に自分を大切にしてくれてる人しかしてくれないですもんね。
たぶん、毒親からは全くされたことのないこと。

事情持ちの子と、普通の愛されて育った子がくっつくのって、個人的にはあまり良くないというか(ラブコメ的な話です)、あまりうまくいった作品が思い浮かばないんですが、
この2人については、伸太郎のまっすぐなところがしっかりめーちゃんに噛み合っていて、むしろお互いこれしかないなぁと思います。

めーちゃんの成長がすてき

でね…めーちゃんの方もかなり良いんですよ。
受け身に愛情を受け流してるだけじゃないんです。

伸太郎もかなり初ちゃんに良い影響を受けているのですが、めーちゃんもなかなか。
2年夏以降、初ちゃんの影響でポジティブな変化が見られます。

2年修学旅行で女子と遊ぶめーちゃんとか、3年遠距離課題明けに談話室でくつろぐめーちゃんとか、しるべちゃんの呼びかけに答えてちゃんと女子会来るめーちゃんとか。

たぶん1年次にはこういうのなかったんじゃないかなぁ。
1年末の結婚式課題、みんなにろくに手伝ってもらってないっていうのは、あの時点で2人に親しい人がいなかったからだと思うんですよね。

伸太郎もだけど、良い意味で協調性が身について、2人ともすごく良い変化をしているように思います。
個人でもペアでも、一番成長したのはやはりこのペアではないだろうか。

損得なしでまっすぐ言葉をかけてくれる初ちゃんがいたから、めーちゃんも他人を受け入れられるようになったんじゃないかな。

めーちゃんの頑張り

2年学園祭

さて、2年学園祭と言えば、めーちゃんの風船ですよ…。
あれ見るたび泣いてる。

「愛とは?」の問いに対し、「わかんない」と書いた後で、ちっちゃな字で「いつも伸太郎がくれるもの」って書いてるやつ…あれ…!

えっ、こんなの告白じゃん。好きじゃん???

伸太郎の愛、ちゃんとめーちゃんに届いてた…!
っていうね。

あれはね~初見のときもほんとヤバかったんですけど、何回読んでも目頭に来ますね。

何に使うか分からず書かされてるとはいえ、伸太郎が見る可能性は高いわけで、それでああやって書くっていうのがね…もうね…。
めーちゃん頑張ったと思うんですよ。あれは。

「愛とは?」と聞かれて、即「わかんない」って書いてから、「なんかしっくり来ないな」「分かんなくないぞ?」ってなって「いつも伸太郎がくれるもの」って答えが出てきたのかな~…と。

ほんと尊い。

あと黒崎先生のキャラ理解が解像度高くてリアルでいちいち好き。
(これ本当に好きなので、そのうちこの話だけで語りたい…)

2年進級試験

で、からの2年進級試験ですよ。
片方は一番大切なものの印としてバラのシールを貼り、貼られた相手はキスをして心を奪えばOKというやつ。

キスする側がハードル高くない?とか、「本当の恋人であること」のチェックがキスを返すかどうかって雑すぎないか?とか、いろいろ気になるところはあるのですが、まぁそれは置いておいて。

このペアは男子側がバラを、女子側がキスを返す方だったので、伸太郎はもちろんバラを貼りましたが、めーちゃんはキスできず逃げ出してしまい、合格できませんでした。

ただ、そこで逃げた代わりに、追試をめちゃくちゃ頑張りましためーちゃん…!
日頃の行いで全然うまくいかないけど、「ずっと一緒にいたい」を言わせるために奔走しました。

初ちゃんに「されて嬉しかったことをしては?」と言われて、冒頭にちょっと書いた「毛布をかけてくれたこと」を思い出して、自分の服をかけてあげようとするめーちゃんが好きです。
期待に胸を膨らませるめーちゃんが可愛すぎてキュンとします。

…で、まさかの拒絶ですよ。
読者もびっくり。

いつも自分に優しかった伸太郎に初めて拒絶されて、最後の一手として、伸太郎の服にくるまるところがもう…可愛すぎて可哀想すぎて心臓を直に殴られたような気持ちになります。

健気なんだよなぁ…。
普段口も態度も悪いめ―ちゃんだからこそ、ピュアで素直な行動にぐっときますよね。

自分にとって大事なものが分かっていて、ここで意地を張ったりプライドが邪魔したりせず、素直に(しかも周りを頼って!)頑張れるって、本当に人間として立派で、素敵だなぁと思います。

正直1年末の尖ったしんめーではゴールデンカップル争いを勝ち抜くことは不可能だったと思うけど、相手を受け入れて、周囲の人を受け入れた今は、かなりの強敵だと思います。

卒業後の2人

で、個人的に気になるのはやはり卒業後。

ゴールデンカップルになって結婚するならもうお幸せにってだけなんですが、ゴールデンカップルにならなかった場合ですね。

「ずっと一緒にいたい」は一致してるわけですし、伸太郎が帰る先のないめーちゃんをまさか一人にするわけないですし、卒業しても同棲は継続するんだろうなぁと思っています。

ゴールデンカップルになって結婚、とならなかった場合、卒業と同時にペア解消なわけで、その後2人がどういう名目で2人でいることにするのか分からないんですけど。

めーちゃんが折れて普通の恋人という枠におさまるのも良いと思うし、関係に名前を付けないまま、ただ一緒にいるのもそれはそれで良いと思うし。

恋人とかまどろっこしいからもう結婚するか、ってめーちゃんが勇気出して言う展開とかもいいな、熱い。

2人で不動産屋行って「彼女さん」とか「奥さん」(!)とか呼ばれるめーちゃんを想像するとにまにましちゃう…。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
大好きな伸太郎とめーちゃんに明るい未来が待っているよう、心から祈っています。

プロフィール
えしゃ

えしゃ(@shallot0147)と申します!
・ラブコメ好き。少女漫画とラノベが大好きです!
・雑食&乱読
・好きなジャンル:ラブコメ、広義のミステリー、ローファンタジー、食べ物が美味しそうな話
・愛読書:辻村深月『名前探しの放課後』

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