【これ好き！】藤もも『ひかえめに言っても、これは愛』のここがおすすめ

王道中の王道、優等生×ヤンキー少女漫画、『ひかえめに言っても、これは愛』の魅力をネタバレなしで紹介します。
記事の最後には『ひかめに言っても、これは愛』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。

『ひかえめに言っても、これは愛』とは？

『ひかえめに言っても、これは愛』のここが好き

王道中の王道

助けたヤンキーに優等生女子が懐かれる…というと、少女漫画的には一大ジャンルで、名作・人気作がたっくさん。

そんな中で、『ひかえめに言っても、これは愛』は、何か奇抜な設定があるわけではありません。
ヤンキーと優等生の組み合わせは少女漫画的には平凡なので、それを除いてしまえば、いっそ特徴がないと言ってもいい。

しかし、すっっっごく心に刺さる…！

なんといってもキャラクターがすごく魅力的な作品なんです。

人たらしな禅

まずはヒーローの禅！

人の嫌がることは言わない、が無意識にできている感じの男子です。
彼の周りにはいつも人がいて、周囲から頼られ愛される、典型的な人たらしタイプ。

しかしただの愛されキャラではなく、ちょっと物事を俯瞰して見ているような雰囲気もあり、完全天然ではない、意思を感じさせるたらしっぷりがなんかもう最高に好き。

そんな禅ですが、好きな女には一直線！

好意は隠さず直球で攻めるし、でも相手が本当に困るときは引くし、めちゃくちゃ愛が重いんですけど、大事だからこそ愛情表現をコントロールできている感じが、まさに「愛」。

人たらし系、溺愛系が好きな人なら絶対好きだと思います！

不器用だけど優しいリサ

一方で、主人公のリサちゃんは、典型的な生き辛い系優等生。
人を頼るということを知らずに育ち、危機回避能力・危機脱出能力だけバキバキに発達してしまったタイプです。

しかし、本人はあえて周囲に壁を作るつもりはなく、倒れたヤンキーに手を差し伸べる優しさと勇気のある女の子でもあります。

自分の不器用な生き方が好きではなく、自分のこともあまり好きではなかったリサちゃんですが、
自分を全肯定してくれる禅と、彼の仲間に受け入れられたことで、少しずつ柔らかくなっていきます。

で、ちょっと抜けてきたリサちゃんが…なかなか可愛い。

何事にも一生懸命で、全然親しくない人のためでも頑張ることができて、ふつうに人としてとても素敵な女の子なんですよね。
ちょっと隙ができたことで生来の「真面目」が良い方向に働き始めます。

あと、人慣れしてないからリアクションがいちいち可愛くてキュンとします(笑)

今まではちょっと歯車が嚙み合ってなかっただけで、本当はめちゃくちゃ愛されキャラだと思うんです。
読者からするともーー可愛くて仕方ない。

少女漫画は主人公も重視するよという方、きっとお眼鏡にかなうと思います。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます！
流れるように出先で染み抜きするリサちゃんが好きです。真面目かわいい。

『ひかえめに言っても、これは愛』の次に読むなら！

『ひかえめに言っても、これは愛』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。

あきづき空太『赤髪の白雪姫』

槙ようこ『愛してるぜベイベ★★』

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！