ラノベの人気ジャンルのひとつ、異世界転生。
人気タイトルがいくつもありますが、読んでみてもなんかピンとこなくて、2巻以上読もうと思った作品が今までひとつもありませんでした…
ジャンルとして相性が悪いのかな~…と思っていたのですが、この度ようやく面白い転生ものに出会えたので喜びの記録です。
納得のいく転生ものに出会えた嬉しい!
転生もののここが苦手
そもそも一般的な転生ものの何が苦手って、前世への執着のなさ。
トラックに轢かれました!転生しました!えええ!?やったー!みたいな感じで、前世の描写がほとんどないことが多く、これが個人的に理解できない。
家族や友人と二度と会えなくなった悲しみとか、道半ばで死んでしまった無念、あるいは好きな漫画の新刊が一生読めない絶望…なんでもいいんですが、
いきなり死にましたって言われて、なるほどこれが異世界転生か!次の人生楽しも~!ってならなくないか。
もちろん、天涯孤独のブラック企業勤めで前世には何も執着がない、転生してむしろラッキー、というキャラもいると思います。
それはそれでいいんですが、それにしたってじゃあ前世から解放された喜びとか…なんか何かしらあるんじゃないかと思うんですよ。
『ゾン100』みたいになるんじゃないの?
それなのに、前世の説明ほぼ皆無、たまにお役立ち情報として現代日本知識を役立てるだけ…っていうのは、
なんかもうさすがに、こういうジャンルだとしても人間味がなさすぎて感情移入できない…。
また、現世で生まれるところから記憶が続いておらず、ある日突然現地人になっていたパターンなんかは、異世界転生というより人格の乗っ取りなわけで…。
「家族に正体バレないかな!?ひやひや」とかやってるけど、その家族は大切な元人格に二度と会えずに赤の他人を家族だと思わされてるわけで、考えようによっては殺人に等しい…グロ…とか思っちゃって、なんかもう全然楽しめないんですよ…。
そういう理由なので、自分という存在が保持され基本的には帰還を目指す異世界召喚ものや、自分の人生をやり直すタイムリープものは全然大丈夫、むしろ大好きなんですが、転生ものはどうにもだめで。
これはもうジャンルとして無理なのかなと思っていたんですが。
これは面白かった!
と諦めかけていたわけですが、ようやく出会えた納得のいく作品がこちら!
ネタバレなしでざくっと説明しますと…、
事故で死んだサラリーマンが、前世でやりこんだ恋愛ゲームのサブキャラに転生し、傷ついた義妹を主人公に出会う前に救う、てな感じです。
始まりは一般的な転生ものっぽいのですが、事故死によりトラウマがあったり、前世の両親への後悔が今世の原動力になったりと、割としっかり前世への言及があるのが高ポイント。
その上で、転生先で精いっぱい生きる、というストーリーに違和感がなく、納得して読み進めることができました。
また、前世の記憶を急に取り戻すタイプなので乗っ取り感がなく、また転生先がゲーム世界なので個人的には乗っ取りの罪悪感薄めで、そこも引っかからずに読めたのかなと!
というわけで、なんだ面白い転生ものあるじゃん!!!と感動したのでした嬉しい~。

この記事の本筋ではないですが、義妹と家族として向き合う姿もすごく熱くて、とてもすてきな作品でした!おすすめ!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
こんな感じの転生ものが他にもあれば、これから積極的に読んでいきたい所存です!