胸がギュッと締め付けられる、切ない、でもやさしいバンドストーリー『楽園ノイズ』の魅力をネタバレなしでお伝えします!
記事の最後には『楽園ノイズ』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『楽園ノイズ』とは?
あらすじ
こんな人におすすめ
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『楽園ノイズ』のここが好き
真琴とメンバーたちの関わり方が良い
『楽園ノイズ』1巻では、音楽の才能を持ちながら、音楽と上手く向き合えていなかった少女たちが真琴のもとに集まっていきます。
そして、4人でバンド「Paradaise Noise Orchestra(PNO)」を結成。
真琴くんの女子たちとの関わり方がとても良いんです。
不器用だけど、代わりに取り繕う無くストレートな気持ちをぶつける。
優柔不断そうに見えて、肝心なところではガンガンいく。
バンドメンバーが集まっていく過程が、結論ありきの仲間集めではなく、しっかり一人ひとりに向き合っていると感じられて、胸を掴まれます。
バンドメンバーの絆
そうして集まったバンドメンバーたちですが、何より真琴大好きなところがブレなくて良い。
女子たちが最初から息ぴったりなのも好き。
出会ったばかりなのに、昔からの仲間であるかのような、そんな空気が流れています。
PNOのメンバーは誰一人欠けさせない、という熱い想い。
お互いへの信頼がとても良いんです。
音楽しかない
良い意味で、音楽しかない人の集まりなので、物事の基準がまず音楽。
そして脇目もふらずに音楽と向き合っていきます。
もちろん家族との関係などいろいろと悩むことはあるのですが、芯には常に音楽があります。
その潔さが心地よいです。
突き放すような厳しさと包み込むような優しさ
『楽園ノイズ』というのは不思議な作品で。
やはり才能ある人の物語である以上、壁に行き当たったり、もっとすごい人の姿に打ちのめされたり、どうしても厳しい現実と向き合うことが多くなります。
そんな突き放すような厳しさはもちろんあるのですが、でも、『楽園ノイズ』は何よりとても温かい物語だと思うんです。
真琴くん自身が自分のことをすごいと思っていなかったり、良い意味で才能に頓着していないからかもしれませんが…
メンバーはもちろん、関わっていくすべての人を優しく包み込むような。
そんなどこかほっとする物語でもあるところが、すごく良いんです。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
「カノ嘘」や「覆面系ノイズ」などの音楽漫画とはまた違った魅力があるので、音楽ものが好きな方も、そうでない方もぜひ!
『楽園ノイズ』の次に読むなら!
『楽園ノイズ』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
鴨志田一『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』シリーズ
しっとり切ないラノベと言えば「青ブタ」!
こちらも主人公がお人好しでとっても愛おしい作品です。
青木琴美『カノジョは噓を愛しすぎてる』
音楽もの・バンドものと言えばやはり「カノ嘘」は外せない…!
リアルな業界事情にハラハラさせられます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!