福山リョウコ先生の最高傑作…!『人の余命で青春するな』(略称「人るな」)の魅力をネタバレなしで紹介します。
記事の最後には「人るな」が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『人の余命で青春するな』とは?
あらすじ
無名女優の之依は、ある事情によりすべてを諦めて生きていた。しかし、ある日オーディションで悔しい思いをして、「青春したい」と思うようになり…。
こんな人におすすめ
無料で試し読み!
- 花とゆめプラスから試し読みはこちら
登録なしで1話丸ごと読めます!
「人るな」のここが好き
誠実に青春
タイトルに「余命」なんてワードが入っていますが、よくある余命もの要素は全くかすってもないので、余命ものが苦手な方もご安心を!
(逆に余命ものが好きな方は、求めるものと違うと思うのでご注意あれ)
じゃあどういう話なんだっていうと、無名女優と無名俳優が力の限り全力で青春する話です。
無名女優・之依と、無名俳優・ネジの2人の物語がメインとなります。
「無名」となっている事情がそれぞれにあるため、最初は少し暗めな感じで始まるのですが、この2人が「青春する!」と決めてからは一気に視界が開けます。
お互いに対しても、他の周囲の人々に対しても、一つひとつ誠実に向き合い、すべてを自分の糧にしていく姿が役者らしくてとても良い。
メインの2人が役者だからか、ただがむしゃらに頑張る!という感じとは少し違い、常に少し引いて、自分を俯瞰して見ているような感覚があります。
ただ無自覚に青春をしているわけではないところが、とても誠実だなぁと思います。好き。
華やかで等身大の彼ら
芸能科が舞台なので、主人公となるネジ・之依だけでなく、多くの登場人物が芸能人。
仕事にまつわるエピソードも多いですし、芸能人らしい華やかさはもちろん随所に見えるのですが、
一方で自分とは関係ない遠い存在に感じるかというと、全然そんなことはありません。
ふつうに恋愛下手だったり、友だちに嫉妬したり、鬼ごっこでひいひい言ったり。
本当にふつうの高校生なんです。
だからしっかり感情移入して楽しめる。
その上で、プロとしてシビアなところや同世代と比べしっかりしているところがあり、そこはもう素直にすごいなと尊敬できたりもして。
そういう芸能人らしさと高校生らしさをあわせ持つところがみんなとても魅力的で、愛おしくてたまりません。
恋模様がじれったすぎる
そんな感じで芸能科の熱い青春がメインとなるものの、恋愛も!あります!!
もちろん芸能人なので、恋したい!彼氏彼女ほしい!!っていうガツガツしたテンションではないんですが、同い年の男女が集められてたらそりゃいろいろあるでしょうよ。
それぞれ激重感情を持っているのに、表面上は何もないような…と見せかけていろいろ漏れ出ちゃってるような…。
すぐ上手くいくハッピーな恋模様とは違いますが、このじれったさがたまらない。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
福山リョウコ先生は本当に外さないですね…!新連載が始まるたびに最高傑作だなぁと思っている気がします。
「人るな」の次に読むなら!
「人るな」が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
クワハリ/出内テツオ『ふつうの軽音部』

このがむしゃらな熱と、一方で少し引いた視線、全然シチュエーションが違うけど『ふつうの軽音部』も兼ね備えている気がします。
オザキアキラ『うちの弟どもがすみません』

ネジ好きな人はこちらの長男も好きそう。距離感もねじのえと似てる気がします!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
- 花とゆめプラスから試し読みはこちら
登録なしで1話丸ごと読めます!




