草凪みずほ先生の『暁のヨナ』と言えば、言わずと知れた大人気ファンタジー漫画。
もはや紹介するまでもない人気作ですが、少女漫画としてはかなりの大長編なので、読み始めるきっかけがつかめない方もいるのでは?
ということで、未読の方向けに『暁のヨナ』の魅力をネタバレなしでご紹介します!
記事の最後には『暁のヨナ』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『暁のヨナ』とは?
あらすじ
こんな人におすすめ
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『暁のヨナ』のここが魅力!
世間知らずのお姫様が、自分の意思を持つ
城にいたときのヨナは、姫という身分以外は何も持ちません。
甘やかされて育った、無力で無知なお姫様です。
ですが、従者ハクの故郷での人との触れ合いや、その後の出会いを経て、徐々に自分の意思を持つように。
国のことを知らなければいけないと、自ら高華国全土をまわり、自分がなすべきことを探していきます。
城にいたころとは違う、気高い姿には惚れ惚れしてしまいます。
そのヨナが、城にいたころからひとつだけ変わらないのが、心優しいこと。
『暁のヨナ』は、わがままで性格の悪いお姫様が更生していくお話ではありません。
世間知らずなだけで、初めから良い子ではあるので、その成長を心から応援することができます。
復讐を望まないお姫様
話の始まり方からして、父を亡くした姫の復讐劇かな?と思ったのですが、そうではありません。
もちろん憎しみや仇を討ちたいという気持ちもあるのでしょうが、ヨナは仲間たちに復讐に生きるのは嫌と告げ、憎しみに囚われずに生きていきます。
そんなところが、上手く言えないのですがすごく好きだなと私は思います。
人との繋がりがじわじわきいてくる
国中をまわりながら、ヨナはその土地の人々と交流し、人脈を築いていきます。
トラブルや事件が一件落着するとまた別の土地へ向かうスタイル。
私がすごく良いなと思うのが、その土地の人々が単なるゲストキャラで終わらないこと。
ヨナが誠実に築いていった人脈が、後からじわじわきいてきます。
あのときのあの人がまさかこんな風に繋がるとは…!ということの連続で、巻を追うごとに面白くなっていくんです!
魅力的な腹へり御一行!
神官さまのお告げに従い、高華国中をまわりながら伝説の四龍という仲間を集めていくヨナたち。
ハクとヨナの2人で始まった旅は、いつの間にか大所帯に。
通称「暗黒龍とゆかいな腹へりたち」(貧乏でいつも腹ぺこだから。笑)。
腹へりたちの何が良いって、まずは顔(笑)。
個性豊かなイケメン揃いで、もう画面が華やかなこと…。
という冗談はさておき、何より全員が信頼しあっていること、ヨナを何より大切にしていることが素敵です。
一人きりでヨナを守っていたハクが、仲間に背中を預けられるようになったときは胸が熱くなりました。
大長編ですが、読みやすいです!
ここまで熱く語ってきたのですが、『暁のヨナ』の良さはやはりシリアスとコメディのバランスの良さ。
草凪みずほ先生はシリアスとコメディの切り替えがめちゃくちゃ上手くて、シリアスなシーンでも自然にコメディコマを挟んでくれるので、重たいお話ですがすごく読みやすいです。
30巻超えの大作ですが、一気読みできると思います。
ややグロ描写があるので注意
ファンタジーなので、多少戦闘シーンや殺傷シーンがあります。
特に戦闘シーンの迫力がすごくて、一般的に想像される少女漫画のレベルを超えています。
グロい描写が苦手な方はご注意ください。
ただ、必要があるからそういうシーンがあるというだけで、なんというか…そういったグロテスクな描写で目立とう、とか、読者を不快にさせよう、という意図がないんですね。
ですので、私もグロ苦手ですが、特に問題なく読めています。
心の準備をして臨めば平気だと思います!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ちなみに私は四龍のひとり、ゼノ推しです。
ミステリアスな雰囲気が素敵!
怪我をしたヨナを気にして、「ゼノに乗って」と背中を出すシーンがなぜかすごく好きで、そこだけ何回も見てしまいます(笑)
『暁のヨナ』の次に読むなら!
『暁のヨナ』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
あきづき空太『赤髪の白雪姫』
同じく長編ファンタジー少女漫画の『赤髪の白雪姫』も読んで損はない名作!
ヨナと同じく、国を追われた少女が自分の力で居場所を見つける物語です
草凪みずほ『NGライフ』
同じ草凪みずほ先生の『NGライフ』も激推しです!!!
「ヨナ」よりかなりハイテンションなコメディですが、大事なところは外しません。泣けます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございましたー!