よう実2年生編10巻を読んで、いろいろ思うことなどを書いていきたいと思います。
ほんと女子の動きが熱い巻だったなと…。
ネタバレしかないです!ご注意を
神室…
まずこれだけは言わせてほしい…。
神室が消えるとは1ミリも思ってなかったし、消えてこんなに寂しい思いをするとも全く思っていなかった…。
正直かなりショックを受けて、ショックを受けたことにかなりびっくりしています。
名前だけはよく出てきていたものの、そう出番が多かったわけでもなく、大活躍回も特になかった…と思う彼女。
そんな彼女が残酷にもくじ引きなんかで消えるとは…。
怖くてくじが引けない山村ちゃんに対し、情けか気まぐれか優しさか、いっしょにくじを引かせて結果消えたわけですよ。
これな…かっこいいと言えばいいのか、間抜けと言えばいいのか分からん…。
有栖ちゃんが、山村ちゃんに冷酷に接することで自分を傷つけているのが見ていられなかったのでしょうか。
あのとき話の流れに乗っていれば退学を避けられたのに、そうしなかったのは…不器用だなぁ。
世渡り上手だと思っていたから、不器用な姿を見て言いようもなくぐっときてしまいました。
そして最後に転んだ有栖ちゃんを助けるところがね…良い…。
あ~~この2人の絆最高じゃん…と思って、なんで今まで気づけなかったのかな~と。
作中の有栖ちゃんと同じ過ちをしていることに気付いて、なんとも言えない気持ちになりました。
ヒロインレースの行方
さて、私は今まで、よう実においてヒロインレースの行方を論じる必要はないと思っていました。
だって相手が特殊(婉曲表現)だから…。
最終的に誰かと本当の意味でくっつくとも思えないし、計算できない恋に落ちるとも思えないし、考えるだけ無駄というか…。
あと、なんだかんだ綾小路軽井沢カップル大好きなので、なんとかうまくいく道はないのかなとか…。
そんな感じのことをうだうだと考えていたのですが、今回で吹き飛びました。
正規ヒロイン・堀北鈴音の強さ
ラブコメ好きとして言わせていただきたい。
最終的に勝つのは堀北鈴音だと確定したと…!(言い過ぎ)
というのも、清隆と鈴音ちゃんが、ふとした瞬間に同じことで笑っちゃうシーンがあったじゃないですか…。
すごく衝撃的でした。
やっぱりよう実の正規ヒロインは堀北鈴音だなと思わざるを得ませんでした。
鈴音ちゃんと言えば、1巻ではメインヒロインポジでスタートしたものの、一時影薄くなったり、恋愛的なヒロインポジは軽井沢ちゃんに奪われたりと、これまで堂々とメインヒロインだったわけではありません。
でも…ここで…こう来るのか…。
背景に他ヒロインたちの台頭
まず整理したいのですが、清隆、最近モテまくっていますよね?(笑)
吹っ切れて悪い子になった帆波ちゃんも衝撃的でしたが、まさかの坂柳ちゃんからの告白、さらにはあの問題児・櫛田もちょっと香らせていたりとか…。
クラスに貢献できてない愛里ちゃんと、準モブの佐藤ちゃんからふわっと好意を寄せられていただけの頃とは全然違います。
顔ぶれが強いし、みんなの圧がすごい…!
一方で、彼女たる軽井沢ちゃんとの関係は着々と仕上げ(別れ)に向かっている不穏さ…。
この混戦に、鈴音ちゃんは参戦しないと思っていたんです…。
今まで見てきて、彼女に恋愛面の情緒が育つと思いにくかったので…。
好意を抱いたとして、自分でそれを自覚するのに時間がかかりすぎるのではないかと。
すでに出遅れているヒロインレースへの参戦は難しいだろうと思っていました。
それが!まさか!!
もしかしたらもしかするのか??
そして、清隆が、仮にこの中の誰かを選んだとしても、軽井沢ちゃんとの関係が続いたとしても、それは一般的な恋愛とはかけ離れたものなんだろうなと思っていたんです。
盛り上がる彼女をよそに、一歩引いて観察している清隆。
もちろん、卒業すればそれでおしまい。
でも、今回、何気ないことでふつうに笑い合う綾小路・堀北を見て、これは・・・・・・・もしかすると本気の恋が芽生える可能性があるのか??とラブコメ好きとしては期待してしまいました。
ふとしたときに同じことで笑う自然な関係って最高のカップルじゃないですか…しかもあの綾小路清隆ですよ?
ときめきすぎてやばかったです。
そして、それをさせるのが今までバキバキの好意を向けてきた帆波ちゃんでも、過去を知る有栖ちゃんでも、最初の彼女に選ばれた軽井沢ちゃんでもなく、あくまで作品のメインヒロインたる鈴音ちゃんなんだなっていう…
いやこれ最高すぎるな???
も~~~~これからの恋愛面の展開が楽しみすぎて!
元々好きだったけど、ここにきて新たな楽しみができるとは、よう実ほんとすごい、好き。
というわけで一気に鈴音推しになりました。
それはそれとして、軽井沢ちゃんは最後にしっかり爪痕残してほしいですけどね…!
問題児3人組可愛い
で、その鈴音ちゃんと言えば、もうひとつ魅力が増している点が!
ようやく友達ができましたね!(歓喜)
2年無人島編から、堀北・伊吹ペアかわええ~~~と思ってきたのですが、まさかここに櫛田が入って来るとは…!
彼女のことはもちろん全く好きではないですし、何も関係ない愛里を退場させたことも恨んでいますが、うーん、やはり、魔性というか…
人を惹きつける魅力がありますよね、彼女。
不覚にも可愛いと思うことが多々あり、この問題だらけの3人組も正直アリだなと…。
なんというか、ようやくおさまるべきところにおさまった感じがします。3人とも。
この3人の関係が2年生3学期、そして3年生編以降のキーになるんだろうな~~最高だな~~~。
よう実、熱い…。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
よう実は本当に魅力的なキャラばかりなんですが、今回は本当に女子の動きが熱かった…。
好きな人の彼女を指名し続ける帆波ちゃん、ゾッとしましたよね…(褒めてる)。