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【これ好き!】辻村深月『島はぼくらと』のここがおすすめ

辻村深月『島はぼくらと』とは? 一般文芸
一般文芸
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辻村深月先生と言えば、ミステリー、ホラー、家族小説…
様々なジャンルがありますが、実は青春小説が最高なのをご存じですか?

そんな辻村深月先生の青春小説『島はぼくらと』の魅力をネタバレなしでご紹介します!
記事の最後には『島はぼくらと』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。

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『島はぼくらと』とは?

あらすじ

あらすじ

瀬戸内海の小さな島・冴島。そこで暮らす4人の高校生、朱里・衣花・新・源樹の日々を穏やかに描く。

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 青春群像劇が好きな人!
  • 読後感の良い話が好きな人!
  • 海辺の暮らしに憧れる人!

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どちらも1章冒頭まで読めます!

『島はぼくらと』のここが良い!

幼馴染たちの特殊な関係

メインとなる4人の高校生たちは、性格もバラバラで、同じクラスにいても4人でつるむことはないだろうなーというタイプ。

それが「島の子」という共通項によって、ゆるく繋がっているのがとても良い。

例えば、帰りの船の時間があるから放課後の自由がないという障壁を抱えていることとか。
行き帰りの船も1便しかないので、必然的に毎日登下校をともにしたりとか…。

連帯感があるところが普通の幼馴染関係と違って、なんか良い感じ。
つかず離れず、でもお互いのことを理解している感じが素敵なんです!

閉じた島の暮らしを肯定的に描く

『島はぼくらと』は、地方、特に離島が舞台ということで、いわゆる「田舎」のお話と言えます。

「田舎」というと、やはり「閉鎖的」「窮屈」といった扱われ方をすることが多いです。
しかし、『島はぼくらと』ではこれが一味違います。

閉じた島の中では、もちろんいろいろな摩擦が起きます。
人の嫌なところが見えたりもしますが、『島はぼくらと』の素晴らしいところは、「だから田舎って嫌だよね」という論調ではなく、すべてをふんわり肯定していること。

悪いところもあるけど、もちろん良いところもあって、みんなが頑張って生きている。
…ということが当たり前に感じられて、よく見かけるステレオタイプな「田舎」と違ってリアルですごく良い…!

読んでいてほっとする作品です。

さわやかな青春の味…!

個人的に辻村作品は青春小説が至高と思っているのですが、『島はぼくらと』も爽やかで素晴らしい作品です。

裏で大人のあれこれがありつつも、メインの4人が、高校生として、高校生らしく、大切な人たちのために頑張るところがすごくぐっときます。

控えめながら甘酸っぱい展開もあり、読んでいて思わず口元が緩んできちゃいます(笑)

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
辻村作品は青春小説が至高!(大事なことなので二回言う)

『島はぼくらと』の次に読むなら!

『島はぼくらと』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。

辻村深月『名前探しの放課後』

えしゃ
えしゃ

『島はぼくらと』と同じく、高校生が主人公の最強青春小説です!!!!

宮入裕昂『スカートのなかのひみつ。』

えしゃ
えしゃ

タイトルでぎょっとしますが、こちらも『島はぼくらと』と同じく、窮屈な環境の中で懸命に生きる高校生たちを描いた傑作群像劇です。ぜひ。(いかがわしくないよ)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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プロフィール
えしゃ

えしゃ(@shallot0147)と申します!
・ラブコメ好き。少女漫画とラノベが大好きです!
・雑食&乱読
・好きなジャンル:ラブコメ、広義のミステリー、ローファンタジーなどなど
・愛読書:辻村深月『名前探しの放課後』
・推しキャラ:佐藤こはる(塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い)

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