本好きならきっと一度は憧れる『源氏物語』。
私も何度か挑戦しては挫折していたのですが…なんと、荻原規子先生の現代語訳であっさり読破できました!
無理なく楽しく読める荻原規子訳の魅力をお伝えします!
『源氏物語』荻原規子訳シリーズ
『紫の結び』:光源氏の一生(全3巻)
『つる花の結び』:番外編・スピンオフ(上下巻)
『宇治の結び』:孫世代の物語(上下巻)

3部構成で全7巻!
1冊1冊も分厚くないですし、これなら読めそうじゃないですか…!?
荻原規子訳のここが良い!
上品かつ平易な文章
『源氏物語』の他の現代語訳もいくつか読んではみたのですが…まあ読み通せないです。
とにかく回りくどくて長くて、古文の授業で一文一文訳しているような感じ…。
お勉強感が強くて、すぐ挫折していたんです。
ですが、荻原規子先生の現代語訳は全然違いました。
児童文学のような平易な文章で、とにかくすごく読みやすいんです。
しかも上品で柔らかくて、読んでいて心地よい。
つっかからずにすらすら読めていることにしばらくして気付き、自分でびっくりしました。

読書に慣れていれば、おそらく小学生でも難なく読めると思います!
それくらい読みやすい。
内容・時系列順に収録順を入れ替えているから理解しやすい
源氏物語の現代語訳は、基本的には原作の順番通りに各帖が収録されるのが普通です。
ですが、これ実は漫画の巻末に番外編が差し込まれるような感じで、本筋に関係ないサイドストーリー的な帖が多く、話があっちこっちに行ってしまうんですよね。
私自身も、他の現代語訳のときには、苦労して読んでいるところにどんどん登場人物が増えていき、何の話だか分からなくなる…という感じでした。
そこで荻原規子先生の現代語訳では、順番をあえて入れ替えています。
まずはメインストーリーで流れをつかみ、その後番外編集を読むような形で収録順が調整されているんです。
この一工夫がありがたく、初心者でもすっごく読みやすく仕上がっています!

すごく話が理解しやすいので、初心者にはぶっちゃけ荻原規子訳一択です!!
こちらで話を理解してから、他の方の現代語訳に挑戦するのが良いと思います。
荻原規子先生の解説が良い…!
巻末に数ページ掲載されているだけなのですが、荻原規子先生のあとがきというか解説が結構沁みます。
自分で理解しきれなかったところを、そっと埋めてくれるような感じで、個人的にはすごくありがたかったです。
良ければ解説もぜひチェックしてください!
ちなみに、源氏物語を初めて読んでみた感想は「面白かった」!
内容に関しては、この記事の趣旨とはズレるので多くは語りませんが、とりあえず一言。「源氏物語面白いです」!!
とても1000年前の作品とは思えないくらい、現代にも通じるストーリー。伏線などもあって読み応えがあります。
「読まなきゃ」という下心(?)を途中で忘れるくらい引き込まれました。
それもこれも荻原規子先生の訳に出会えたから。感謝です。

『源氏物語』って、歯を食いしばって「あと〇ページで終わるぞ…!」ってカウントダウンしながら読むものじゃなかったんですよー!
おわりに
「これ読んでないと人生損してる」…みたいな言い回しはあまり好きではないのですが、やはり『源氏物語』は読書好きなら読んでおいて損はないなと思います。
いろんな作品で引用されたり元ネタになったりしている回数がずば抜けて多いので、他の作品を読むときに楽しみが広がりますよ。
未読の方はこの機会にぜひ!