残念なところが可愛い!『異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち』の魅力をネタバレなしで紹介します。
記事の最後には『異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち』とは?
あらすじ
第二次性徴期以降に空想上の生物の特徴を発症する「ミューデント」。非ミューデントの翼は、「サキュバス」の朔夜先輩とともに「文芸部()」を立ち上げお悩み相談を受けることになり…
こんな人におすすめ
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1巻表紙の残念ヒロインが出てくるあたりまで読めます。
『異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち』のここが好き!
残念可愛い彼女たち
タイトル通り、とにかく残念可愛いヒロインたちがたっくさん出てきます。
背景となる設定が上手い。
「神話上の生き物の特徴をちょっとだけ持つ」という症状を、思春期に一部の人が発症する…っていう世界なんです。
雪女だからちょっとだけ身体がひんやりしてる、とかその程度。
日常生活で若干困ったり助かったりするけど、大きく騒ぐほどではない、っていう。
つまり、至って「ふつうの人間」なんですが、実際の効能よりも、思春期に「あなたは〇〇です!」ってお墨付きを与えられちゃうことの方が大問題。
オリジナルのイメージに引っ張られるにしても歯向かうにしても、多感なお年頃の子どもたちには影響が大きく、結果こじらせヒロインが量産されるというわけなんです…!
というわけで、いろんな角度からこじらせた女の子がたくさん見られます。
程よいリアルさ
そんなややファンタジーな設定ではあるものの、日常生活にほぼ支障ないということもあり、ファンタジーみは控えめ。
思春期の葛藤、という点ではむしろかなり現実に即したリアルさがあります。
そのリアルさを、ファンタジー設定でほどよくぼかして包み込んでいるのが良い塩梅。
思春期を戦い抜いた大人も、真っ只中の子どもも、ほどよい距離感で苦みを楽しめると思います。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
どの子もカワイイですが、個人的にはウェアキャットちゃんのアホな感じがいちばん好き。
『異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち』の次に読むなら!
『異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
杉井光『楽園ノイズ』

空気感的にはこちらが近そう。こちらの主人公も女の子たちに振り回されまくります
三上こた『うちの清楚系委員長がかつて中二病アイドルだったことを俺だけが知っている。』

残念可愛いと言えば、こちらの元中二病黒歴史ヒロインもぜひ!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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