高木ユーナ先生の不条理ラブコメ『不死身ラヴァーズ』のネタバレ感想です!
未読の方はご注意ください!
感想!
『不死身ラヴァーズ』の魅力についてはおすすめ記事で語っているので割愛しますが、とっても魅力的なこの作品、あまりに尖りすぎていたからか、3巻で打ち切りとなったようです。
めっちゃくちゃ面白いのに…。
個人的には、2巻までの展開が最高です。
まっじでどの長谷部も可愛いし、2人が恋に落ちるのが納得しかない。
甲野が!!かっこいいんだよなぁ!!!
ただ、そのあたりで打ち切りが決まったのか、3巻はやや無理やりというか、若干ついていけないところがありました。
甲野の方が消えるところまでは想定していましたが、まさかそこで終わるとは。
悪くない終わり方ではありますが、もう少し説明がほしかったところ。
結局どういう現象だったのか
甲野が消えた部分の解釈はいろいろあると思うのですが、私は長谷部も甲野と同じ現象に巻き込まれているのかなと思います。
今まで甲野サイドから見ていたので長谷部が消えたように見えていましたが、長谷部サイドから見ると甲野が消えていたのではないかと…
というのも、1巻冒頭の「私のことをずっと好きでいてくれる?約束ね」は、告白の返事としてはやや不自然。
この一人目の長谷部だけは、甲野サイドから見て自分が消えることを知っていたように思われるんですよね…。
2人目以降の長谷部はそのような様子はありませんが、最終話の展開的に、この(『不死身ラヴァーズ』の主人公である)甲野じゅんと出会うことをきっかけに、甲野と恋に落ちる、そして甲野が消えるという現象を繰り返していくことになるのではないか…と予想しています。
最終話で視点が入れ替わったために、読者からは突然甲野が消えたように見えたのかなぁと。
今までの長谷部全員、甲野が消えた世界で甲野を想い続けていたのかと思うと、胸が苦しい…
1人目の長谷部がキーか?
なんらかの事情を知っていたように思われる1人目の長谷部については何か別の要因があったのか、もしくは私の解釈が全然見当違いなのか。
ただ、あの冒頭の意味深な台詞からして、この長谷部が何かのキーだった可能性は高いのかなぁと。
「約束ね」で消えるシーン、何回読んでも痺れるし、話のつかみとして最高すぎる。
まさかただの導入ということもなかろう…と思うのですが。
2人目以降に比べ、1人目と2人目(ギャル書道長谷部)の間はだいぶ空きますし、なんか意味があると思うんだけどなぁ。
なんにしても、このあたりの事情が丁寧に描かれる可能性があったことを考えると、打ち切りは悔しい。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
『不死身ラヴァーズ』第二部連載再開待ってます!!