とにかく熱くて目が離せない! 『ふつうの軽音部』の魅力をネタバレなしで紹介します。
記事の最後には『ふつうの軽音部』が気に入った方におすすめの作品も紹介しています。
『ふつうの軽音部』とは?
あらすじ
高校で憧れの軽音部に入った鳩野。寄せ集めメンバーでバンドを組むことになり…
こんな人におすすめ
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冒頭ちょこっと読めます!
『ふつうの軽音部』のここが楽しい
リアルで読めない展開
軽音部って要するに音楽するだけかと思いきや…これが全然違う…!
よく考えると当たり前なんですけど、軽音部って、決められたメンバーの中でパートの制約を踏まえて3~5人くらいのグループを作らないといけないわけで、これきつすぎません?
ただ仲良しグループを組むのとはわけが違うので、主人公の鳩野もバンドを組むまでにかなりいろいろあります。
部内の複雑な人間関係に加えて、部内政治やらライバルバンドとの関係やら、部内に不穏分子がいたりと、なんか音楽以外のことでめちゃくちゃ忙しい!
で、これが、もちろん漫画なので多分に誇張しているところはあると思うんですけど、
きっと実際本当にこういうトラブルとか悩みとか起きてるんだろうなーって思えるような、絶妙なリアルさを持っているんですね…。
それぞれのキャラクターの心の動きと、そこから生まれる展開に全く違和感がない。
これがすごい。
それぞれのキャラが自分の信念に基づいて行動するので、動きが読み切れず、先の展開が読めない…。
毎回、こう来るか!なるほど!!となるのが楽しいんです。
癖の強いキャラたち
そんなリアルの動きをする軽音部員たちが、これまたみんな個性が強くて魅力的!
一見ふつうの子なのに、すごい劣等感をこじらせていたり、バンドメンバーにクソデカ感情を持っていたり。
かと思えば、ものすごく底の浅いキャラがいたり…(笑)
そんなキャラクターたち一人ひとりが気になって気になって仕方ない。
部員それぞれがとても魅力的なので、そこから起きる化学反応も当然面白い、というわけなんです。
鳩野の主人公力!
そして、なんといっても面白いのが、主人公の鳩野!
序盤こそ、口だけ大きいふつうの子かな~?と思わされるのですが、徐々に片鱗を見せる主人公力にビビらされます。
ものすごい努力家で根性があり、些細な煽りには敏感なのに、意外と悪意には鈍感だったり、チョロかったり…
知れば知るほど好きになる、そんな子です。
そんな鳩野、決めるところではしっかり決めてくれます。
人間関係ですったもんだしている軽音部ですが、最後は鳩野のまっすぐな音楽への想いが全てを持っていくところが、毎回とても痛快で爽快なんです!
(おまけ)邦ロック好きは2倍楽しめそう!
高校軽音部が舞台のため、基本的にはみんなカバーバンド。
実在するバンドの実在する曲が作中でたくさん使われています。
あいにく私は邦ロックに疎いのであまり堪能できていないのですが、
ここぞ!の場面で、自分の知っている楽曲、好きな曲が使われていたら誰しもアガるもの。
音楽好きの方はきっと2倍楽しめちゃうんじゃないかと思います!ぜひ!
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ちなみに私は彩目推しです、読んだらきっとみんな好きになる…。
『ふつうの軽音部』の次に読むなら!
『ふつうの軽音部』が気に入った方におすすめの作品はこちらです。
阿賀沢紅茶『氷の城壁』

方向性は全然違うのですが、リアルなキャラクターや人間関係のややこしさが好きな人はこちらも好きそう
阿部智里『烏に単は似合わない』

全然毛色の違う和風ファンタジーですが…謀略パートが好きな方は、容赦ない展開、味方にヒールがいるなどの点でこちらもおすすめかも…?コミカライズもあります
浅倉秋成・小畑健『ショーハショーテン!』

頭使う青春ものが好きな方は、こちらも超おすすめです!!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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