KADOKAWA系列の老舗ラノベレーベル「角川スニーカー文庫」のおすすめ作品を、厳選5作をご紹介します!
スニーカー文庫のおすすめラノベ5選!
駄犬『誰が勇者を殺したか』
魔王との戦いで、勇者アレスは帰らぬ人となった。それから四年。彼の偉業を後世に残すため、ともに戦ったアレスの仲間たちを訪ねるが、彼の死の真相は誰も知らず…
ダークファンタジーの名作で、ミステリラノベの傑作!
序盤からのかすかな違和感がきれいに回収される爽快感がたまりません。
ネタバレに配慮すると何も言えないタイプの作品ですが、たぶん思ってる感じと違うよ、ということだけはお伝えしたい。
後味悪い系の話ではなく、温かなやさしい物語です。
…ちょっと言いすぎかもしれない。
裕時悠示『彼女にしたい女子一位、の隣で見つけたあまりちゃん』
恋愛成就のご利益がある…とされ、ありがたがられる福助にも、憧れの女の子がいる。彼女の隣にひっそり隠れているあまりちゃんとモブ同盟を結び、お互いを励まし合うようになるが…
ピュアで可愛いヒロインと、ピュアで可愛い主人公、さらにサブヒロインもピュアで可愛い。
とにかく悪者のいない可愛いラブコメです!
好きな人のために自分を変えたいと願うあまりちゃんと、それを応援する福助のやり取りが癒し。
モブ同盟として絆を深めていく2人ににやにやします。
一方で、福助が密かに憧れる結愛ちゃんも、美少女ながら嫌味がなくとっても良い子!
いわゆる三角関係ものに当たるとは思うのですが、登場人物たちがあまりに良い子なので、どろどろ感がないのがとても良いんです。
心を浄化したい方、ぜひ!
底花『隣の席のヤンキー清水さんが髪を黒く染めてきた』
友達に「清楚な黒髪ロングの女の子が好み」と話した次の日、隣の席の清水さんが髪を黒く染めてきて…
とにかく不器用なヒロインのラブコメ!
なぜか友達と教室で堂々と恋バナする主人公・大輝。
それを隣の席の清水さんが寝たふりでばっちり聞いていて…っていう、そりゃそうなるわ!って話です。なぜいけると思ったのか。
大輝のことが大大大好きな清水さんは、彼の好みに合わせて髪型を変えたりと、涙ぐましい努力を繰り返しますが、そもそも恋バナを聞かれていないと思っている大輝は全く気付きません。
ラノベ主人公がすぎる。
しかし努力の甲斐あって(?)、どうにかこうにか2人は仲良くなっていきます!
清水さんの不器用っぷり、空回りっぷりを我が子のような気持ちで見守ってしまうラブコメです。
無事上手くいくのか…!? 頑張れ清水さん…!
三上こた『とってもカワイイ私と付き合ってよ!』
希少ゲームに釣られて、クラスの美少女・結朱(ゆず)と付き合うフリをすることになった大和。結朱のグループ内の三角関係解消のため、積極的にバカップルアピールをする2人だが…
ラブコメおなじみの偽装カップルもの!
偽装カップルなのをいいことに堂々と甘い言葉の応酬をするのが清々しい。
とはいえ、2人ともまあまあ常識人なので、割と落ち着いた雰囲気ののんびりラブコメです。
周囲もあまりドロドロせず、基本いいやつなので、肩の力を抜いて楽しめます。
全3巻でちょっと物足りないな~くらいで終わっているのも読みやすくて◎
慶野由志『陰キャだった俺の青春リベンジ』
ブラック企業での過労がたたり、新浜はとうとう倒れてしまう。最後によぎったのは、高校時代の後悔。目が覚めると、そこは懐かしい実家で…
最後に紹介するのは、とにかく嫌味のないピュアで天使なヒロインが魅力的な青春やり直しもの!
ちょっと他で見かけないくらい、心のきれいな天使なんです。
台詞の一つひとつが愛おしく、読んでいるだけで内側からきれいになっていくような感じがします。
そんな彼女を最悪の未来から救うべく奮起した新浜。
ブラック企業仕込みの根性で数々の困難を切り抜けていく姿が泣ける。
パワハラ上司に比べれば陽キャ高校生なんて赤子のようなものだよね…。
新浜の社畜芸にも注目です(笑)
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
毛色の違う5作をご紹介しました。
スニーカー文庫は特に心理描写が丁寧な作品が多いような気がして好きです。
皆さんもお好きな作品がありますように!